可不可以? 又は 最甜蜜的負担

F4と内田篤人を愛でつつ、直観の趣くまま好き勝手に語ってます。
不好意思!

今日の一句

2016年08月03日 | 味わい
シリーズ化するか?!


 いや…たぶん、それはない…

何の気なしに録画しといて、期待せずに再生してみたら…

びっくりした…

番組は…

   「男はつらいよ」で“寅さん”を演じた渥美清さんが亡くなって20年
   生前、渥美さんは「風天」の俳号で270に及ぶ句を詠んでいた
   折々に詠まれた俳句から、渥美さんの心の内をたどる
   と、いうもの…

 英陸は、俳句にはちょっと憧れがあって、書けたらいいな、と思うのだけど、
もともとが、とりとめのないことをダラダラ書く人なので、
17文字に切り詰めて想いを語る俳句が、なかなかにむずかしい…

渥美さんは、はじめて句会に参加したとき、いきなり皆をうならせる句を詠んだらしい…
もちろん、それまで様々な経験をし、俳優として、コメディアンとして、たくさんの言葉を扱ってきて、
その積み重ねがあってのことでしょうが…
だからって、誰もが心に響く句を読めるものじゃない。
やっぱり、タダものではないのでした…

 番組では270句の中から、ゆかりの人々が数句を選んで紹介していたのだけど、
可愛らしい素直な句から、色っぽいもの、謎めいたもの…心の深い闇を感じさせるような不気味なものまで、
実に手練れた句の数々…

俳人の金子兜太氏がおっしゃるには…

  「俺の思ってた渥美ってのは、もっと正直な人だと思っていたけど、
  これは相当なねバケモノだぞ」


専門家がそう言うのもうなづける…

 英陸が気に入った句をいくつかのっけておきます。

  好きだから つよくぶつけた雪合戦

  赤とんぼ じっとしたまま 明日どうする

  ひるがをなに思いさく すべてむなしく

  いみもなく ふきげんな顔してみる 三が日

  いま暗殺されて 鍋だけくつくつ


 この句は、なんとなく朴正煕(韓国の元大統領…現大統領パク・クネ氏の父)が
暗殺された時のことを思い出した…

  麦と一緒に首ふって歌唄う

  蓋あけたような天で 九月かな

  朝寝して 寝返りうてば 昼寝かな


 こんなゆっくりした一日、いいよね

  花冷えや 我が内と外に 君の居て

 いろいろな状況を想像してしまう句だな…

  はえたたき握った馬鹿の ひとりごと

 これは見た途端笑った 
わかるよね…ハエを追っかけながら、言ってるもんね、ひとりごと…
「ちくしょう!逃げやがったな、このやろう!」
「どこ行きやがった!今度見つけたら、絶対叩き潰してやるからな!」…てね

  蓑虫 こともなげに いきてるふう

  草しげり 終戦の日遠く 飛行雲

  天皇が好きで死んだバーちゃん 字が読めず


 悲しい…

  乱歩読む窓のガラスに蝸牛

  西瓜すてられ ハエ飛んで 赤子泣く


 不気味な二句…

  お遍路が一列に行く虹の中

 鮮やかに情景が目に浮かぶ…

そして、誰もが、「渥美清さんの自画像」といった句…

  蟹悪さしたように生き     -風天 

 恥ずかしながら、英陸も一句読んでみました

  わさび ツンと効かせて 夏の弁当



土用の丑の日も、うなぎなんか食べられなかったので…さんまのかば焼き弁当…
保冷剤も入れてるけど、食中毒防止に効果があるかな?と思って、わさび入れてます。
575じゃないけど、全部で17文字なのよ

折々に、ちょっと俳句が詠めればいいな~と思う英陸なのでありました



 さて、ドイツは、猛暑の日本と違って、気温が17度、19度と、ちょっと肌寒いみたい…
日本食レストランでは、うなぎのかば焼き、食べられるかな?
栄養つけて、がんばってね、あちゅとくん

完全復活まであと少し!



早くピッチを駆け回るあちゅとくんに会いたい…
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