山南海北的話①…秋は来ぬうちに去りぬ？

九州の大雨は峠を越えました。
台風１５号崩れの温帯低気圧の影響で、９日は一日中雨、雨、雨。
熊本は２０日以上も雨が降らなかった上に、１０月とは思えない暑さが続いてましたので、積乱雲も発達したんでしょうね。夕方からは激しい雷雨となりました。
大雨洪水警報も出てたみたいですが、夜８時ごろには解除。１０日には天気が快復する見込みです。ようやくこの雨で、３０度超えの日々から解放されるんじゃないかと期待してます。
と、暢気なことを言ってる場合ではなく、台風１５号の直撃を受けた地域は、大きな被害が出ているようですね。沖縄の各地では、軒並み２４時間雨量とか瞬間風速とか新記録だったとか。なんつっても、９２０～３０ｈＰａという猛烈な台風が襲撃したのですから、想像を超えた暴風が吹き荒れた模様。
特に台湾北部、ベトナム、中国大陸南部などの被害は大きく、台北でも死者、行方不明者が出ているとのこと。自然の猛威は国境なんて関係ない！被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
「熊本は４月から１０月まで夏よね」と、学生時代のある友人は言いました。
「春も秋も無いじゃん」だそうで…
彼女だって九州は大分の人間なのに、「熊本の暑さは異常」と、はっきり言い切ってくれちゃってました。
ああ、そうですよ、やっぱりそうでした。特に今年は酷かったけど、９月の真夏日は２９日間あったし、１０月に入っても３０度超えてたし、今年から導入された猛暑日（３５度以上）の日数も、全国一だったらしいですね。（私ゃ、気象予報士かいっ！）
というわけで、近所で撮影したさるすべりです。

「夏のなごり」ってタイトルつけて、９月の終わりに撮っといたものです。白い「百日紅（さるすべり）」って、名前が矛盾してますよね。すごくきれいなんだけど、私、これが百日紅って、実は知らなかった…
次は「彼岸花」。
見事にお彼岸の時期に咲くので「秋の訪れ」って、題して写したんですが、ちっとも秋は訪れてない…
で、この花がなぜ、きっちりお彼岸のころ咲くのか、まだよくわかってないらしいですね。
おまけで「淡いサーモンピンク」の彼岸花も。
白い彼岸花はそれこそ純白で美しいのですが、この色も、またなかなかよろしいでしょ？
と、花を愛でるのは良いのですが！今年はこの彼岸花、まだ咲いてる…
お彼岸の時期に一斉に咲きそろい、いつのまにか密やかに姿を消す…これが、例年の彼岸花の美学だったと思うのですが、今年の彼岸花は、いっつまでもダラダラ、ダラダラ咲いてる。盛りの花に、隣の枯れた花びらがまとわり付き、またその隣ではつぼみが開きかけ…見た目に「壮観！」って感じがないのよねえ。
この「ダラダラ夏」の影響は、至るところに現れるでしょうね。ただでさえ、物価が上昇傾向にあるのに、貧乏人をこれ以上苦しめるようなことにならないでほしいですが。我真的没有銭！！
近所から金木犀の香りがしてくるのは、いつになることやら…

「雨神」仔仔の写真、おまけです。