可不可以? 又は 最甜蜜的負担

F4と内田篤人を愛でつつ、直観の趣くまま好き勝手に語ってます。
不好意思!

みぞみぞする…

2017年01月25日 | ことば
TBS火曜ドラマ『カルテット』


 『逃げ恥』についても語りたいな~と思っているうちに、もう次のクールです…


脚本 坂元裕二
  ×
松たか子 満島ひかり
高橋一生 松田龍平

人間ドラマの名手・坂元裕二と、
30代を代表する4人の実力派俳優陣との豪華な共演が、
この冬、実現!恋、涙、笑い、秘密、嘘が入り乱れ、
ほろ苦くて甘いビターチョコレートのような
大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンスをお届けします!   (TBSのHPより)


脚本の坂元裕二さんって、『最高の離婚』書いた人なんだね。
今回のドラマも言葉が洋々と湧いてくるくる…
普通人の会話なら出てこないような含みのある言葉たちで、
ちと過剰な感じもするけれど、
やっぱいろいろ痛いところ突いてくる…
主演4人も絶妙だしね

「みぞみぞする」は、満島ひかりさんが演じるチェリスト・世吹すずめの口癖。
ムズムズするのと、ぞわぞわするのが混じってる感じ?
体の中がもぞもぞして、居ても立っても居られないのをちょっと耐えてる微妙な状態…
どこでも寝てしまうすずめちゃんは、第一ヴァイオリン担当の巻真紀(松たか子さん)を見張っている…

理屈っぽいけど、お料理上手で、一見優男なヴィオラ奏者・家森諭高役に高橋一生くん。
男たちに追われているのはなぜなのか?
危機的状況かと思われるのに、毎回無事で帰ってきているのが不思議…

第2ヴァイオリン奏者・別府司(松田龍平さん)の秘密は、第2回放送の昨日、ちょっとだけ明かされたけど、
4人みんなが秘密を抱えていて、崖っぷちな感じなのに、ご飯のシーンが多くて…
前回はから揚げ…昨日はブイヤベース…
話に出てた餃子もおいしそうだったし、寒いベランダで食べるサッポロ一番も、
寒いコンビニの前で食べるアイスクリームも…
とても食べものがおいしそうなのです

一番普通に見える巻真紀=まきまき=松たか子さん。
でも、一番深い闇を抱えていそうな…
第一回での巻真紀さんのセリフが、一週間ずっと頭の中に残って、ぐるぐるしてた…

巻真紀さんの夫は1年前から行方不明…
いなくなるちょっと前、夫が同僚に語った言葉が忘れられない。
たまたま聞こえてしまった夫の言葉…

同僚から、「奥さんのこと、愛してるんでしょ?」と聞かれて、夫は「愛してるよ」と答えた。
でも、それだけじゃなかった…

  「愛しているけど、好きじゃない…」

きっと巻真紀さんの心臓に太い杭を打ち込んだ言葉…

どうなんだろう…「好きだけど、愛してない」なら、どっかで聞いたことがある…
好きになったけど、気持ちが浅くて、愛と呼べるまでには深まっていない…と理解できる…
「愛しているけど、好きじゃない」ってあり得るんだろうか…あり得るとしたら、
それは致命的で、絶対に温かく親密な関係にはなり得ないってこと…

別府さん(松田龍平さん)に「夫婦って何ですか?」って聞かれて答えた言葉も意味深でした。
夫婦とは…
  「別れられる家族」

別府さんは巻真紀さんに片思いをしていて、偶然を装って巻真紀さんに近づいた…
それを知って傷ついた巻真紀さん…
昨日、第二回の中で、英陸の心をみぞみぞさせた言葉…

  「悲しいより悲しいことってわかる?…それはね…ぬか喜び!」

そうなんだ…ぬか喜びって辛いんだ…
一回喜んでるから、辛いんだ…
ぬか喜びさせちゃったな、って時も辛いんだな…
相手の落胆を思うと、辛いんだな…
みぞみぞ以上に…ずきずき、ぞわぞわくるよ…

人生には三つの坂がある。
上り坂、下り坂、そして“まさか”。
これが、このドラマの重要なモチーフです。
(プロデュース・佐野亜裕美)


くすっと笑える…というか、ぬふっと笑える場面も多い…
だからこそ、ドキドキ、みぞみぞするドラマです。

あ、もたいまさこさんが、実にもたいまさこさんらしくて、とてもいい感じですよ

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