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時計の行く末

2020-07-28 18:28:33 | 時計、ギター、野球
よく「いい時計はきちんとメンテナンスすれば、人の人生よりも末長く使用出来、後世に遺せる」って言われますが、ふと思うことがあります。

確かにその通りなのですが一番の問題は、じゃあ、自分が他界した後、誰がその時計を継承するのか、です。

自分には一人娘がいますので、可能性としては娘か未来の旦那さんになろうかと思いますが、娘や未来の旦那さんは自分と同じように機械式時計を、オーバーホールで費用の掛かる時計を、電波ソーラーやクォーツのように正確でない時計を、時間を知る他に機能のない時計を、有り難く使うのでしょうか?

現代でさえ既に機械式時計は、趣味的要素の魅力を感じる1部の人達には認められていても、大多数はおそらくは高い価格帯が原因で敬遠、あるいはもっと正確で便利で多機能なのに低価格なものを選択するのは当然であり、今から更に20年30年後はまた違った価値観になるであろうし。

よく雑誌に、親から受け継いだ機械式時計を大事に使っている話があり、自分もそのような話は興味深く読むのですが、これって既に受け継いだ人の観点であり、既に大事に継承しているからこその話です。

今所有している時計が次の世代に継承されるかどうかは、はっきり言って未知の話なのです。

だから一番現実的に考えるなら、自分が他界した後に、処分(売りに出す)される事を前提とするか、あくまで形見として使われる事なく保管される事のどちらかの可能性が高いのかな、と。

そう考えると、次の世代が売りに出す時、当然時計には詳しくないので、買い叩かれないよう、せめて少しでも売値が高くなるように遺してあげる事が大事なのでは、と思い……

今所有しているエクスプローラー1とグランドセイコーですが、自分が使い倒す前提で手に入れたので、例えばエクスプローラー1は保証書なしの為に相場より安く手に入れてます。
売るつもりないので保証書の分、安く手に入れた方が得と思ったので。
なんならオーバーホールも日本ロレックスでなくても構わないって考えでした。

でも自分が他界した後、少しでも小遣いの足しにできるのであれば……を想定すると……

オーバーホールは日本ロレックスに出し、修理証明書なる保証書代わりを入手する事により、少しでも売値を上げておいてあげる方がいいのでは、とも考えてしまう。
あくまで、売って小遣いにしてもらうっていう発想として、ですが。


ついでなので、もう1つ妄想ですが……

30年40年後、ロレックスの価値(この場合、価格の事)どうなってるんでしょうか?
高く売れるのでしょうか?
ロレックスバブルがはじけ、まさか、かつてのロンジンのように、普通の時計(この場合も、価格の事)になってしまったりして。

逆にグランドセイコー、雲上時計と呼ばれていたりして。

でも贔屓目なしに、現行のグランドセイコー自動巻き37mm。
以前のブログでも書きましたが、デザインの良さ、高級感を感じるエレガントさは、今まで何本もロレックス所有してきましたが、ロレックスと同じ金額設定でいいと思います。
(でも同じ金額設定なら、皆ロレックス買うんだろうけど)













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