Rising斬 the侍銃士

音楽のこと、時代小説、映画を中心にしていくと思います。タイトルは自分のHNの由来になったゲームから

SUPER OFFICE LOVE大戦

2007-10-20 02:00:43 | 日記・エッセイ・コラム

今回は、仕事場で起きたちょっとした事件のことを。


今の仕事場の同じフロアで、
女性複数と(女性っぽい)男性1人で昼ごはんを食べているグループがありました。
俺の所と仕事の関わりは全くないのですが、その複数いる女性の1人が仲間約1名のお気に入り。


「こないだも飲み屋で偶然見かけた」と言っては喜び、


そんな彼のため、俺も
告白するときはビートルズの「WE CAN WORK IT OUT」にちなんで
「私と恋を抱きしめましょう!」がいい、
とアドバイスしたり色々協力していました。


そんなある日、急展開が。
昼休み、マスター(上司)と昼飯食べているときに
そのグループ(女性複数と男性1人のグループ)の話題を持ちかけたらマスター曰く、
「Sさんから聞いたけどその男女が結婚するらしいね」
と。
すでに一緒に住んでいて、朝も一緒に来ているとか。
そういえば、朝のエレベーターで一緒に来るのを目撃した人がいたな。
でもマスターはそのグループを知らないので、どの女性が結婚相手かもわからない。


とにかく事実を確認するまで、告白は待つように助言しておきました。


「もうだめぽ」
「ダメじゃない
 おまえには、サムライガンマンがついてるぜ」
(サムライガンマン=某ゲームの主人公、斬ザ・ザーンの職業(?)ここでは俺の事を指す)


「何も信じられないよ」
「花を千個書いて花園だと喜んでいたおまえはどこへ行った
 おまえの人生のボールはまだタッチラインを割っていないぞ」


と(仕事中ではあったが)大騒ぎ。


俺からも
「彼女に直接聞いてみるか?
 記念に話してみたくなってきた」と提案したが
「いや、妄想の世界に抑えておくべきだ」だそうだった。


定時になり、情報源であるSさんが帰る所を追いかけてマスターの話を確認すると、
さらに急展開!


「私そんな話してないよ」だそう。


マスターに誰から聞いたか再確認しても「Sさんに聞いた」
どこかで時空が捻じ曲がったらしい。


そこのチームにコネがあるヤツがいるから協力をお願いしたが、
「上手く聞き出す理由は?」
「愛のため」
「却下」
と釣れない態度だった。


こうして捜査は八方塞状態ですね。


ちなみに彼女の指も、(女性みたいな)男性の細い指も見たが指輪はしていなかった。
翌朝その男性がいたがその日は彼女と一緒には来ていなかったそう。
散々騒いだワリには大丈夫だった(かもしれない)上に、何も進歩はなかったですね。


仕事中も周りから「なんでキョロキョロしてるんですか?」と聞かれ、
しかたなく
「誰が結婚するのか知りたくて」
と、現在の捜査状況を報告するはめに
「なんでそんなに知りたいんですか?」と聞かれても理由は黙秘した。
まあでも、情熱が通じて協力してくれる人が増えそうだ。


しかし、誰が結婚するかわかっても、その本人がどうなのかがわかるまでは安心できないよね。



それから2ヶ月経ち、落ち込んでる奴に「お前はゼロの人間か!?」「お前が走るときはイソップも走るんだ!」と励ましたりしつついました。


で、実際どうなのか、色々調べてはいましたが、どうもそういう事実があるか怪しい。どんどん容疑は白が確定していく一方。


情報源だったマスターに再確認しても、「違う2人っぽい」ということになってしまったし。


そっちの人事関係詳しい人に「誰か結婚しますか?」と聞いて「○○さんが結婚するよ」と言われたが、俺自身が肝心のその男女の名前を覚えてなくて照合できず。
あとで「頼りないスネーク」と罵倒を受けた。


そんな中、たまたま仲間(その子に興味がある奴との仲間)と食堂で飯食っていたら、その中の一人の知り合いでその子と同じチームのIさんが隣のテーブルに。
早速紹介してもらい、その仲介人には(確かめろ)と言う無言のプレッシャーを与え。
仲介人が「今度うちとそっちのチームで飲みに行ったりしましょう」と振ると、
「うちの誰かに興味でもあるのですか?」と切り返され、俺は(今だ!)と思ったが結局そいつははぐらかしておしまい。
まったくこのドチンポ野郎!


それでも廊下でIさんにあったときに「どこで昼飯食ってるんですか?」と聞いてその店で待ち伏せしたりした。結局その日は来なかった。「僕に何か用?って聞かれた時が勝負だ」とか細かい作戦も立てていたのに。
ついに一緒になったこともあったけど、離れていて向こうは気づかず、しかも俺が気を許した隙に帰ってしまっていたし。


そんな苦労の連続の中、その渦中の男性が気づくといなくなっていて、「寿退社か!?」という疑惑も浮かんだりしていた昨今、
ついにそのIさんと帰り一緒になる機会が。


「いつも女性達と一緒にいる男性が最近いなくなりましたね」
「ああ、異動で、(近くだけど)別のビルに移りましたよ」
ということで辞めてなかったらしいが、このあとIさんの口から語られた衝撃の事実に俺騒然!


「あいつね、ああ見えて実は、女なんですよ」
「え、マジですか!!!?」
「本当は男なんですけどね。うちでは女性として扱う事になってます。
 だから女性の中に男がいるんじゃなくて、あの集団は皆女性なんです」
「ああ、そういうことですか。その、付いてはいるんですね?」
「付いてます。
 同僚の男が冷やかしてそこに触ったりすると『イヤン』とか言い出すんですよ。
 そうすると周りの女性が
 『やめなさいよ!かわいそうじゃないの!』とかばうんです」
「そうすか…。
 そういえば、てっきり彼はあの中の誰かと付き合っているのかと思っていたのですが」
「誰とも付き合ってないみたいですよ。女性たちも女友達として接していますから」


世の中は広い、というかむしろ深い。この業界がこんなに深いとは知らなかった。まだまだ深め切れてない部分があるようです。深めたくはありませんが。


とりあえず、つまらん事実を見つけてきては一喜一憂する日々でしたが、どうやら一区切りです。
男性は完全に白ですね。容疑に対してね。
でも、その渦中の女性に彼氏がいないと決まったわけではないのだね。
依頼人も、そこに納得できていなかったし、今度はそれを調べるしかないか。
またIさんに聞くのがいいかな。
俺がやんのか?


ちなみにこの女性、われわれは一応根拠があって「サイバシさん」というあだ名をつけているんですが、どうも「人がサイバシちゃん」というと俺には「サイバスター」に聞こえる。
皆がときめいているときに俺だけ敵を撃てだの熱風疾風だの。それもちょっと楽しい。


まあとにかく、また調査結果がわかったら報告します。


といっても、俺は今の仕事場今月いっぱいだったりする。


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