俺はとことん止まらない!!

最高だ。
なにが最高かというと、影山ヒロノブの新曲
「俺はとことん止まらない!!」

この曲は最近発売されたＰＳ２ソフト「ドラゴンボールＺ３」のオープニング。
カップリングの「くすぶるheartに火をつけろ!!」は昨年出たＰＳ２ソフト「ドラゴンボールＺ２」のオープニング。

上記２曲はミュージシャンになんとTOTOのスティーブ・ルカサー(Steve Lukather、ギター）、マイク・ポーカロ(Mike Porcaro、ベース）、サイモン・フィリップス（Simon Phillips、ドラム）が参加。TOTOって言うのは1980年代にグラミー賞を何個も獲得したテクニカルバンドで、2004年にもロックバンドのくせに東京JAZZフェスティバルにゲストで参加したらしい。要するに上手な人たち。

去年ドラゴンボールＺ２が出たとき、このバンドも好きだったから発売してすぐ某店で大幅値下げしていたときに買い、ゲームやらずにオープニングばかり聴いてた。
ここまで持ち上げておいてあれだけど、聴いたらさっぱりTOTOっぽくないし、スティーブ・ルカサーが参加してるデレック・シュリニアン（元ドリームシアター）の作風とも全然違う。
彼らの代表的なアルバムで、邦題「聖なる剣」「第７の剣」ってのがあって、今回の曲調は「剣」ってバンドとは合う気がするけど、「聖なる剣」も「第７の剣」もアルバム自体は全然「剣」っぽくない。まあとてもいいアルバムだけど。
あえていうなら「CHA-LA HEAD-CHA-LA」だったらTOTOが演奏してもしっくり来るかな。
器用な人たちだから不器用な人に合わせてくれたって思えばいいか。
そういえば収録現場が「～Ｚ２」のサントラについてるＤＶＤで見れるけど、昔カッコ良かったスティーブ・ルカサーがデブでアフロなおっさんになったのはいささかショックだった。ショックというか一瞬偽者かと思った。本物って証拠はまだつかんでないけど。どっちにしろ最初にスタジオ入りする仕事熱心な人だからやる気を重視しよう。

更にケチつけると、歌詞が全然ドラゴンボールじゃない。なにも知らずに聞いて「ドラゴンボール」をイメージできる人はいないだろう。せめて「かめはめ波」「元気玉」それか「Ｚ（マジンガーとの混同を恐れず）」くらい入れるべきだ。ちなみに作詞の森由里子は「CHA-LA HEAD-CHA-LA」の森雪之丞とは別人らしい。

とまあ、欠点は浮かぶものの、曲自体は最高。やたらテンポいいし歌詞もカッコイイし、TOTOっぽくもドラゴンボールっぽくもないがめちゃめちゃ「影山ヒロノブ」っぽくて俺には大満足。変な奴の意見を気にして万が一にも曲のレベルが下がるくらいなら、こういう曲を作ってくれる方がありがたい。
おかげさまで現在は朝聴いて夜聴いて、かかってる時は一緒に（なるべく隣人の迷惑にならないように）歌って、車に乗る時はかけながらガンガン歌って、道歩いている時もチャリンコ乗ってるときも口ずさんでいる。
歌詞が「やるぜ！」って感じで大変に良い。
ホント影山って、何百曲も歌っているのにまだこういう曲調の歌が出せるんだなあ。早くカラオケで歌いたいな。でも盛り上がりすぎて他の人が目立てないな。しょうがないか。

それにしても、TOTOって1980年代全盛のバンドだからメンバーも50代くらいだろうし、他にホーンセクションのTOWER OF POWERも平均年齢60代って言ってたかな？影山やコーラスの有香さんやKUKOさんもかなりのベテランなわけだし、そんな人達が集まってこんなにパワフルで軽快な曲ができるか。しかも歌詞は、「俺はとことん止まらない!!」では「俺が地球の盾になる」「拳は誰にも負けない」か、「くすぶるheartに火をつけろ!!」でも「正々堂々」「高くジャンプしてから羽作れ」か、カッコイイなあ。題名がすでにカッコイイ。こんな風に年取りたいね。

とにかくこんなに良い歌を聴かせてもらえたのだからしばらく頑張ろうと思う今日この頃だ。
今年はJAM PROJECTでもスパロボ関連でカッコイイ曲が２曲出るらしいし、働き者は応援し甲斐があるね。