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小児がん、10年生存率70~90%

2024-02-12 05:39:03 | 日記

初集計、大人より高い傾向

国立がん研究センターは、14歳以下の小児や

15歳から39歳の思春期・若年世代で、平成

23年に「がん」と診断された患者に関し、

10年後の生存率を種類別に初めて集計、

公表した。

 

大人を含む全体の10年生存率が46%なのに

対し、小児がんは、おおむね70から90%と

比較的高く、診断から5年以降は生存率が低下

しにくい特徴を示した。

 

「AYA世代」と呼ばれる15~39歳の生存率も

高めだが、種類によって傾向に差がある。

 

同センター院内がん登録分析室の研究員は、

「小児がんでは5年を超えれば、長期生存が

期待できる”がん”が多いことが示された。」

と話す。

がん診療連携拠点病院のデータ

全国のがん診療連携拠点病院など341施設の

データを集計した。

 

小児がんでは、

白血病の生存率が

5年88.4%、10年86.2%、

脳腫瘍の生存率は

5年73.5%、10年71.5%、

いずれも5年以降は大きく低下しなかった。

 

AYAがんの10年生存率は40~90%程度。

 

子宮頸部・子宮がんの生存率は、

5年88.6%、10年87.2%で

あまり変わらない。

一方、

乳がんの生存率は、

5年90.0%、10年83.5% 

脳脊髄腫瘍の生存率は、

5年83.5%、10年77.8%と

両方とも、10年生存率で低下がみられた。

 

また、大人を含めて令和4年に新たにがんと

診断された人の部位別患者数も公表。

 

新型コロナウイルス感染症が流行前の平成

30年から令和元年の平均と比較すると、

大腸がんと肺ガンは、ほぼ横ばいで、

胃がん(90.4%)、

子宮頸がん(96.4%)

は、共に減少。

乳がんは109.1%に増加し、

全体では102.2%と微増だった。

 

子宮頸がんでは健診での発見例が減り、

胃がんはコロナ前からの減少傾向が続く。

 

患者数の集計は、拠点病院など計749施設の

データを分析した。 

 

「がん」とコロナの関係

コロナウイルスが変異すると、感染後、

体内の細胞が侵されることにより、基礎

疾患として、「がん」に罹患していた

場合、進行することが予想される。

 

また、コロナウイルス感染後に、免疫

システムが破壊され、「がん」に罹患し、

「ターボがん」として、「がん」が進行

することも予想される。

 

海外では、解剖のデータより、医学的に

証明されている。

 

日本でも、上記の「予想」が「真実」と

なる日は、そう遠くないはずである。

 

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冬場でも食中毒を警戒

2024-02-11 03:50:25 | 日記

寒い時期も注意

東京都内で昨年11月、焼き菓子「マフィン」を食べた複数の人が

嘔吐や腹痛などの食中毒を疑う症状を訴えた。

食中毒は暑い時期、とのイメージがあるが、実は、秋冬の発生も

少なくない。

 

住宅の気密性が高まり、室温が上昇したこともあり、食中毒は

冬場でも起きるし、加熱したら大丈夫というわけでもない。

 

このマフィンは、東京都目黒区の焼き菓子店が製造し、昨年11月に

同江東区内のイベント会場で販売したもの。

購入者から「糸を引き、納豆のようなにおいがする」との苦情や、

食べた後に嘔吐や腹痛の症状が出たとの声がX(旧twitter)に上がり、

被害が判明した。

 

事態を受け、厚生労働省は食品衛生法違反の恐れがあるとして、

約3000個をリコール(回収)対象とし、情報を公開。

危険性が3段階で最も高く、重篤な健康被害になりうる可能性が高い

「CLASS(クラス)Ⅰと認定した。

結局、原因は不明で、細菌類も特定されていない。

年間を通じて発生

気温が下がる秋に、加熱済みの焼き菓子で食中毒が起きるのは

意外に感じる。

しかし、食中毒は1年を通じて起きるもの。

秋冬だから、加熱済みの食品だからといって油断しないことが

必要不可欠である。

 

食中毒を引き起こす原因は、主に、細菌・ウイルス・寄生虫の

3種類がある。

 

ノロウイルスによる胃腸炎は、そもそも冬の流行で知られるが、

細菌による食中毒も秋から冬にかけての発生が一定数ある。

細菌で起こる食中毒はカンピロバクターのほか、セレウス菌、

ウェルシュ菌、腸管出血性大腸菌(O157)によるものなどがある。

 

食中毒防止の3原則の一つ「やっつける」は十分に加熱することを

指す。

ところが、カンピロバクターは加熱を徹底すれば死滅するが、

セレウス菌やウェルシュ菌は、加熱処理で死滅させたり、毒性を

低下させたりすることが難しい。

耐熱性のウエルシュ菌は、100度で数時間加熱しても残存し、

空気がなくても生きられるため、粘度が高いカレーやシチューが

原因食品となりやすい。

一方、セレウス菌が作る毒素は126度で、90分加熱しても活性を

失わない。

この菌は穀類に多く付着し、チャーハン、米飯などによる

食中毒が報告されている。

今回、食中毒が疑われるマフィンについて、中で糸を引き、嘔吐を

伴う症状が出たことから、セレウス菌の繁殖によるものではないか、

と推定できる。

セレウス菌は、9月中旬に青森県の業者が調査した弁当を食べ、

500人以上に健康被害が及んだ集団食中毒でも原因菌の1つとして

判明している。

細菌を増やさない

これらの菌による食中毒を防ぐのは<増やさない>対策を

取るしかない。

細菌を増やさないためには

①調理したらすぐ食べる。

②取り置く場合には速やかに冷まして8度以下の冷蔵庫で

保存する。

8度以下なら細菌の増殖は抑制される。

 

カレーやシチューは1晩寝かせると美味しくなるとされるが、

鍋のまま常温保存するのではなく、必ず冷まして冷蔵庫に

入れること。

チャーハンやパスタ、焼きそば、弁当類も同様。

おせち料理も、食材や調理法が多様化した現代では、冷蔵

保存が無難だ。

 

最近の住宅は気密性が高く暖かいので、真冬でも室温に置くのは

厳禁だ。

真冬でも体調を崩さないために「増やさない」対策を徹底したい。

飲食店や調理事業者についても、繁忙期でも衛生管理が行き届か

ないほどの注文を受けないことが重要ではないだろうか。

 

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