メタバース進化論というタイトルだけでワクワクするような本を読んだ。
書かれている内容は調査に基づいた信用性の高いもので、過去、現在の活動、そしてこれからの取り組みが書かれている。
実は、メタバースの思想と仏教と心理学を通しての私の思想は近いと思っている。
仏門に入るということは安名を頂き、この世界では亡くなったとされる。
現実の肉体からの解放を求めている。そしてこの世界を悟る事を一つの目標にしている。
しかし、その悟る事が出来ても、共有することはできない。
悟る事は生きざまでもある。それを共有する事は難しいと考える。
しかし、仏教の教えは科学で説明できるほど、納得づくしの教えである。
宇宙からものをみる事の重要性について説かれても
非常に宗教的印象があるが、自分の肉体の構造と宇宙の構造が類似している事で理解は深まる。
これを理解するには量子力学の知識が必要となる。
その為には科学を勉強する必要がある。科学の中に化学があり、化学の中に物理学があり、そして量子力学がある。ここまで理解して人間と宇宙は繋がっている事を理解し説明ができる。ただ理解する事は難しい。
さて、この本にはメタバースの定義が書かれていた。
空間性、自己同一性、大規模同時接続性、創造性、経済性の五つである。三次元の空間があり、アイデンティティを投影したアバターがあり、ユーザーがリアルタイムに同じ場所に集まり、自由にコンテンツを持ち込んだり想像できる世界である。そして現実と同じように経済活動をして暮らしていける世界である。
非常に分かりやすく、納得尽くしである、
これらの条件を満たすために最も必要なのは現実世界で「メタバースの世界観を受け入れてもらえる」事だろう。
メタバースは教育機関では複数の都道府県で運用されている。
引きこもり、不登校の方の交流の場としてファシリテーターが同席して、コミュニケーションを通して悩みを共有して社会との繋がりを維持し、回復を目指す事を目的とする。
しかし、私はこれをメタバースとして言えるのか?長年疑問に思っていた。空間性、自己同一性、大規模同時接続性、創造性、経済性の五つのうち、空間性は満たしているが、自己同一性や大規模同時接続性、その他も満たしてはいない。
つまり、メタバースの本質が認知されていない証拠である。
世間でのメタバースの認知がこの状態だと、本物のメタバースの世界を実現するのは難しいと考える。
この五つの条件を現実世界の協力なしに達成出来るがイメージが湧かない。
この協力者とは専門家の事ではなく、普通に暮らしている隣人レベルの協力が必要という意味。
特に経済性はメタバースの世界だけで生産性のある活動で何が出来るのか?
資産運用や投資、メタバースの世界を維持する為の必要な経費(メタバースを利用し、没入感のある世界を手に入れる為の費用も公的支援が必要と考える
)そのあたりだと思う。
現実世界ではメタバースの世界はネガティブなイメージも少なくない。
なぜなら、メタバースの世界は現実世界の暮らしに良い影響がでないのでは?と不安視する人がいるからだ。つまりゲームの延長上という認識が強い。
だからこそ、現実世界の正しい認知を広めて、現実世界にも影響がある程の経済的な効果がある事を証明するために実績を作り、積み上げて行くことが必要だと考える。
そこで、創造性を利用する。
例えば、メタバースの世界で誰かが、やってみたい事、アイデアがあるとする。しかし、それを実現できる知識や技術がない。そうした人たちが繋がり、アイデアを出し合い、具現化して分かりやすい物や道具を作り、生産性がある事を証明してみてはどうか。
物を作り売るという単純でシンプルな活動は認知されやすい。
才能がない人間はいない。才能とはなんとなくやっている事である。例えば何となく絵を書いていて、それが楽しくて、それを認めてくれる人が表れて才能を仕事に活かせる。
メタバースの様な世界に興味がある人は、一般的な基準の人とは違う視点を持っていると想像する。
才能をみんなで足していく事で新しい事が生まれる。
そこに現実世界は惹かれていく。
私が生きているうちにこの世界を確立させる為に、必要な条件は、やはり現実世界で認知され、経済活動認めてもらう事だろう。
すでに公的機関である教育員会はメタバース進化論の定義とは事なるが、その知識を欲しがっている。
そして、医療分野、特に精神科の分野においては、いじめ、不登校等で悩み、傷ついた人の中で、精神疾患に罹患する前に予防的医療として、セルフケア、メンタルケアの応用的利用が可能である。
ここで重要なのは、専門家に頼らず、自分たちで予防的医療を行える世界であるという事がポイントだと考える。
いわゆる自助グルーブを身近に置く、という事で相互扶助の効果がある。
このメンタルケアのおかげで現実世界で働く事を継続できる事が証明されれば、社会は無視する事はできないだろう。
最後に必要な事は、包容力があるという事。現実世界では受け入れてもらえない、否定されてしまう事も受け入れてもらえる世界観も売りでもある。
障害者から同性愛者等の幅広いカテゴリーで、現実では本質を受け入れてもらえない部分をメタバースの世界で受け入れる体制が必要と考える。
そうでなければ、現実世界とメタバースの世界、この二つの世界に否定され、その人たちはどこに居場所があるのか?
メタバースにより二重に否定される人間が出るのは望んでいない。
メタバースの世界の本質は居場所的な役割だろう。
その実現の為に今からできる事は積極的な活動が出来る仲間を作ることだろう。
早く事を勧めたければ一人でやる方がいい、しかし大きな事を成し遂げたかったら仲間を集めてやる方がいい。
世間で広がる最も有効な手段は口コミである。
専門家が専門家を集めて議論しても、世間は追いつかない、そして理解できない。
専門家抜きで活動する事も必要だろう。
私はこのメタバースの世界を自分で作り上げようとしたが、否定的意見と費用、そして実現に必要な知識も技術もなく、挫折した。
私は世界平和を実現する手段の一つにこのメタバースの世界に期待している。
私個人での活動も限界は見えている。
最後に、戦後作られた外国に条件が良い法律から解放された日本を目指したいと考えている。
それが可能なのが日本オリジナルのメタバース空間が必要だと思う。
日本の文化と外国の文化が合わない部分があり日本に定着しにくい。
日本は人間関係や島国という意味で非常に閉鎖的な国である。生きにくいほど空気を読む社会である。なので日本人が考える日本人が使いたくなるような空間づくりも本質の一つだろう。
既存の世界と繋がるメタバースもいいが、日本から広がるメタバースの世界を見てみたい。
欲しいものは自分で作る。それができるから日本は美しい。
【自己紹介】僧侶・ACT型精神科心理士・心理学者
「好きな人には親切に、嫌いな人には丁寧に。」人生やり直しはできない、しかし「仕切り直しはできます。」
人見知り(初対面が苦手)、コミュ障(人間自体が苦手)、コミュニケーション能力が低いと悩んでいる人は実は高い人です。
>どんな人か?:空気を読み過ぎて疲れてしまう、周囲からの刺激を受けやすい 、苦手な人や様々なタイプの人に合わせる事ができる人です。
>非常に疲れる能力:素晴らしい才能ですが、自己否定しやすい、頼まれたことを断れない、相手の変化に気づく、とても繊細な人です。相手によって対応を変えるのは沢山のエネルギーを使います。高すぎる能力に精神も身体も回復が追い付きません。
>ブログの目的:「これらの問題を解決する為に、コミュニケーション能力をコントロールする事、そして精神も身体も回復させる方法を身につける事で、人間関係が楽になり、自由な心が手に入り、自分らしく生きる事ができます。」ブログを通して、仏教と心理学のハイブリットな思考で、自分をコントロールする力を身に着けて、精神と身体の回復方法を手に入れましょう。その先に、「本質である本当の自分がいます。一緒に自分探しをしましょう。」
>ブログの目的:「これらの問題を解決する為に、コミュニケーション能力をコントロールする事、そして精神も身体も回復させる方法を身につける事で、人間関係が楽になり、自由な心が手に入り、自分らしく生きる事ができます。」ブログを通して、仏教と心理学のハイブリットな思考で、自分をコントロールする力を身に着けて、精神と身体の回復方法を手に入れましょう。その先に、「本質である本当の自分がいます。一緒に自分探しをしましょう。」