列島全体夏日となった週末には、セーターとか見るのも嫌だったりしませんか。 この写真を撮ったのは、こんなに気温が高くなる前だったので、モフモフご勘弁。 磨りガラスの向こうに、クロっぽい影が見えたので、何かしら?と ガラス窓を開けたら、網戸に焦げ茶色のモフモフのかたまりがくっついてました。 もふもふの毛皮? 描いたような模様がついてる 鳥の羽が、刺さってる? なんだ・・こりは? ご想像がついたでしょうか。以下は、虫画像です。 苦手な方は、スルーしてくださいませ。 m(__)m ジャジャジャジャーーン!! モフモフの蛾でした。蛾なのにモグラに似ていて、ちょっとおもしろい。 鳥の羽みたいなのは触角。理系っぽい?きちんとした造形ですね。 模様が左右対称で、向こう側にも似たような模様があります。 蛾って、地味な色で蝶々に比べていまいち、敬遠しがちです。 でも、この子は、モフモフしていて、触りたくなりました。(^_^;)\(・_・) オイオイ 勇気がなくて、触れなかったけど。 一言で言えば、「キモカワかっこいい」? 調べたら、「タケカレハ」というらしい。 以下、「森林生物 タケカレハ」より説明 成虫は開張40~50mm,暗褐色で,前翅中央に2個の白色紋。 幼虫は体長約60mm,黄色で背面に2本の黒点列を持つ。 年2回発生。幼虫で越冬し,4月より接触開始,6月に蛹化する。 成虫は6~7月および9~10月に現れる。 幼虫はタケ,ササ,ススキ,ヨシなどの葉を食う。 https://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/seibut/bcg/bcg00288.html 6~7月にあらわれるというのですから、羽化したばかりだったのかも。 モフモフがとてもきれいでした。 そう言えば、家の北側にある厄介な笹の葉が何者かに食べられて枯れてまして 「今年は、刈らないですんで助かったー」と思ってたのですけどね この子のおかげだったのか。ありがたやー ほかの植物は食べないで、笹だけ食べて枯らしてくれんですよ。 幼虫と繭には、毒針毛がありますが、 成虫と卵にはないそうです。よかった。 (でも触らんよ) 北側の笹を食べてくれるのは助かるけど うっかり、幼虫や繭に触らないように、気をつけなきゃ。 詳しくはこちら。 ↓ タケカレハ - Wikipedia タケカレハ・Mushi Navi 写真だけ撮らしてもらって、またガラス窓を閉めたら、いつの間にか、いなくなってました。 おまけ アゲハの好きなブットレア(別名・バタフライブッシュ)の花がつぼみをつけ出しました。 できれば、蛾の皆さんよりもチョウの皆さんにきていただきたいのでした。 |
マツバギクに、モンシロチョウが蜜を吸いにやってきました
閉じて開いてを何度も繰り返した花びらは、よれよれだけど 蜜は、まだ残っていたようです 自前のストローを伸ばして、一生懸命飲んでいましたよ よかったね |
去年観察した、おもしろいモンシロチョウの習性「交尾拒否」
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白い蝶の三羽 - にゃんころりんのすっとんとん
サナギで越冬してこの春、羽化したばかりと思われる春型のアゲハ 伸びてきたシラーの葉の上で 休んでいました。 写真ではわかりにくいですが、春型のアゲハは 夏のアゲハより一回り小さくて、「かわいい」のですよ。 |
あ。翅を広げた! お日様の光を受けて きれいな模様が はっきり見えました。 まだ傷一つない生まれたての キミの翼 食草の減る晩秋の幼虫時代、真冬のサナギ時代 厳しい試練を 乗り越えて生き抜いてきた ここから今年のアゲハの季節が 始まります |
チョウを数える時の正式な単位は、1頭2頭と、動物のようにいうのですって。 私なんかは、ひらひらと舞い飛ぶ蝶を見て、鳥みたいに「羽」の字を使いたくなるけど・・ 理由は、西洋の動物園での数え方、「head=ヘッド=頭」というのが 日本でも定着した説が有力だそうです。 だから正式には「1とう、2とう」と読まず 「1あたま、2あたま」と読むのが正しいのよ(嘘です嘘です嘘です) でもこの記事のタイトルは、三頭ではなく、三羽(サンバ)と言いたい。 その理由は、・・・わかる人だけわかりゃいい・・・。 |
モンシロチョウが変な格好をしてました。 羽を広げて、腹を突き出している。どうしたのかな死んだふり? でも、すぐに別のチョウがやってきて、ちょっかいを出してきたのがこの写真。 そのあと、2頭でひらひら舞い上がりました。 あとで調べてわかりました。 モンシロチョウのメスは、一度交尾するとそのあとは、 「交尾拒否」をする(ネットで知りました)のです。 あの姿が「交尾拒否」の姿勢だったのです。 写真にはうまく撮れませんでしたが、 まさにそんなポーズしてましたよ。 |
逃げ出すメス。追いかけるオス。さらにもう1頭加わって、 3頭のチョウが、農園で追いかけっこ、よく見る風景が繰り広げられました。 その時は、のどかだなーと見てましたが、あとからわかると、メスには災難? |
2頭のチョウに追いかけられて メスはもう、うんざり、って気分かもしれません。 彼女の興味は、もう次の段階、安全な産卵場所を探すことに変わりました。 モンシロチョウのメスにとって、恋は1回限りなんですね。 シンプルライフです。 |
おまけ:海野和夫デジタル昆虫記より。メスの断固拒否の姿がわかりやすいです。
空。 建物と電線ばかりの我が町で、一番大きく広く、空が見える場所。 何でも変わってしまう周囲の中で、ここだけは変わって欲しくない。 |
小菊ロードはまだ咲いていないけど、蕾の付いた小菊のそば、 小さなヤマトシジミが羽を広げていました。 ブルーの色がかわいいチョウです |
カメラを向けたせいなのか、ひらひら舞い上がり 翅を閉じてまた、一休み。 閉じた翅の模様の中には、小さないくつかの ♥ ハート ♥ の形 |
別の蕾に違う種類のシジミチョウがいました。 特徴的なのは、 後ろの翅にオレンジ色の点や小さな細い尾状突起があります。 画像検索の結果、どうやら、ウラナミシジミというらしい (違ってたらごめんね) 昆虫カメラマンの海野和夫さんによれば 「シジミチョウの尾状突起は、 偽の頭で捕食者をごまかすためのもの」 →シジミチョウの尾状突起は偽の頭 - 海野和男のデジタル昆虫記 - 緑のgoo ですって。なに? ニセのアタマって リンク先の動画には、別の種類のシジミチョウですが、 リアルに頭チックな立体的な尾状突起が!! とはいえ、この ウラナミシジミは、尾状突起は、そこまでは頭っぽくないし~ でも、そう言われると、本当の頭を下に向けて、尾状突起を触角みたいにして、 本当の頭を守っているようにも、見えますわね。 だとすれば、このポーズになる理由もわかる。 自然の妙は、奥が深い。勉強になりますた。 |
そして、またしばらくしてみたら、この1匹は 無事、蛹になってました。 蛹は枯れた葉っぱに擬態してるみたい。 4年前には、台風の前日に、蛹を保護して羽化させたけど、 今回は自然に任せたておいたら、 いつの間にか、蛹の影も形もなくなってました。 蛹の抜け殻さえ、なかったので、無事に羽化できたか気になりますが とりあえず元気に翅を広げて飛んでいったと信じたい。 |
ルリタテハの写真は、こちらから再掲です。 ルリタテハの瑠璃色は幸せの色 2018年、我が家の玄関で羽化したルリタテハ。 羽をゆっくり広げたとき、 きれいな瑠璃色が見えて、ドキドキしました。 |
ルリタテハのいないホトトギスの方は、今頃になって花が咲き出しました。
蕾がたくさん付いているので、これから、しばらくは楽しめると思います。
おまけ 懐かしの昭和の名曲シリーズ第5弾
懐かしいと言いつつ、名曲は古くても新しいですね。
「瑠璃色の地球 2020」スペシャルティザー映像 / 松田聖子
台風14号が列島を通り過ぎた翌日 ふと庭を見たら クロっぽいアゲハが カイズカイブキにとまっている。 「アゲハがきたよ」 とカメラを取りに行って 家の中から撮影しました。 それがこの写真ね。 |
夫がそれ見て 「え!?これナガサキアゲハだよっ! 信じられないっ! 台風で飛ばされてきたのか!!」 と えらく興奮して 私の持っていたカメラを奪って 庭に飛び出して もう一生懸命写真撮りまくり。 |
夫の撮った写真。(・・の、ごくごく1枚) じっとしているのは急に気温が下がったので 体を温めているのだろうと夫の解説つき。 「生物クラブの仲間に教えたら、みんなびっくりするだろうな」 って、ヲイヲイ気分は完全中学生に、もどっちまったな。 ・・にしても、 ナガサキアゲハ? 初めて聞いた。 長崎原産? そういや、九州を縦断して再上陸した台風14号。 長崎から台風に乗ってぇ チ~バに着いた~♪ まさかや?・・ちょっと頭が混乱してきましたよ。 いったん落ち着いてナガサキアゲハを検索したら もともと国内では、近畿地方より南、南西諸島くらいの分布だったのが 21世紀初頭から、関東北部でも越冬が確認されているんだって。 これも温暖化の影響ですね。 参考サイト 身近な国内最大級! ナガサキアゲハ(東京zooネット) |
こうしてみると 翅がボロボロ 台風の翌日だから 仕方ないのか。 半世紀以上も前の中学生の記憶で、2022年にこれを見たら いるはずのない蝶だもの、それはびっくりしますよね。 でも、もうそれは氷河の氷が溶けてゆくのと同じ理由・・だったのだ。 50年前に戻って、未来を教えてあげたい。 森林破壊をくいとめないと、将来、気象が荒れて大変だよ。 化石燃料をやめて、自然エネルギーをもっと上手に使おう。 あ、原発はやめとこう、21世紀には、日本で大きな原発事故が起こるよ。 と。 |
真夏の間はパッとした花のなかった庭ですが ようやくカクトラノオが咲き出してます。 アゲハのお休み処もできて 良かった。 |
おまけ
ご好評にお答えして?懐かしの昭和の名曲シリーズ第2弾
日本語バージョンは岸部シローとブレッド&バターも歌っていました
Danyel Gerard - BUTTERFLY
ダニエル・ジャラール/バタフライ — 日本語盤 (1971年)
いつもの散歩道に咲いていたひまわり
夏の庭は、暑くて、メンテナンスする気も起きず (;´д`)トホホ… ジャングルのように、いろんな草木が無防備に伸び放題で。(;_; それはそれで、植物のエネルギーがあふれているのを感じるのか 去年の夏は来なかったアゲハチョウが、今年は、なぜか毎日やってきてくれた。 でも、それだけ。ひらひらと飛びながら、どこにも休むことなく またどこかに、ふわふわといなくなってしまう。 蝶の道と言えば聞こえは良いが、本当に通りすがるだけ。 庭には、アゲハが羽を休めるような夏の花がない。 |
ひまわりと同じ道に咲いていたムクゲ?
せっかく来てくれるアゲハのために、おもてなししたいよう・・ という欲求が、この夏ムクムクとわいてきた。 土いじりは本当は苦手だったけど、 アゲハのためなら新しい花も植えられそう。 アゲハの好きな花って何でしょうか。 春には種をまくか、苗を植えるかして 来年の8月は、庭に花を咲かせたいと調べ中です。 今、ようやくカクトラノオの花芽が伸びてきたから、 そろそろ、アゲハのおもてなしも、できそうですよ。 これね→カクトラノオと ぼろぼろのクロアゲハ |
8月の庭は暑すぎて、ほったらかし。小さなタビラコやカタバミの花が咲き放題だった。 そのせいか、小さなシジミチョウが、集まって飛び交っている様は、かわいかったのですが。 反面、夏らしい大きな花が何一つないので、大きな華のあるチョウは来なかった。 |
ストローのような吻(ふん)をのばして、蜜を吸うクロアゲハ
9月になって、カクトラノオの花が咲きだして、 ようやっと アゲハの姿が見られました。 |
でも なにがあったのだろう。 あちこち、ちぎれた翅が 痛々しい。 |
せわしなく羽ばたいているとは言え、 翅の向こうが、見えすぎではないか? この夏、がんばって生きてきた証だね。 |
ボロボロだけど、花をぐるぐる回りながら 元気よく蜜を独り占めしてましたよ。笑。 毎年のこと 小さな生き物と ちっぽけな庭での遭遇。 一緒に、この世界に生きているんだなあと思う。 生まれて、出逢って、別れて、 生まれ変わって、また逢う日まで・・・ |
♪おまけ
パラリンピックの閉会式であらためていい曲だなと思いました。
我が家の夏の庭は、ほぼ亜熱帯と化し、ほとんど緑一色だった。 それでもなぜか、シジミチョウがひらひらひらひら たくさん 舞っていたのは、 暑くて草刈りをサボっていたため、 小さな草の花が咲いていたせいなのか? |
しおれかかったマツバギクに、シジミチョウ2羽とバッタ 3者会談のように、集まっていて面白かった。 お互い、捕食関係でないから平和。 |
かわいい、シジミチョウ。 |
北側の裏庭では、塀にしがみついている、ハンターカマキリ。 シジミチョウとは、居場所が正反対なのでこちらも平和。 |
9月になって、庭・のっぱら部のカクトラノオが咲き出しました。
赤のミズヒキソウも、伸び伸び咲いています。 今年も庭・のっぱら部 だんだん秋に変わっていきます。 |