テレビが壊れて新しい方をお迎えする準備、「テレビ裏は見たくない」そんなことを言っても居られず、出来ることからコツコツと、テレビを引っ張り出して埃を吸い取り、カビキラーで拭きとり・・、
この程度でも、業者さんは設置してくれるだろうという所まで漕ぎつけた。まあ仕事だし、たぶん逃げずにやってくれるだろう。
このテレビを息子にプレゼントしてもらった時、最新の液晶テレビに浮きたつ気持ちのうちに、古いテレビを処分場に持ち込み支払いを終えて帰る時、見慣れたテレビが地面にぽつんと置き去り・・それは今だに目に残っている。その心は馴染んだ物との歴史・・。
突然画面が真っ白になった時、一瞬慌てたけれど「別に良いよ。無くてもどうってことないよ。」と口にしていた。
しかし・・、テレビが在る暮らしに慣れるということは、困るとか困らないという問題ではないことに気付かされた。
テレビが在る生活習慣が、朝に、昼に、夕に、寝る前にスイッチの入る時間があって、その一瞬、それが出来ないということに軽いパニックを感じた。パソコンもありスマホもあり、情報はどこからでも得られるし、テレビを情報源として頼りにしているわけでもないのに・・。
もうすぐ、新しいテレビさんとの付き合いが始まる。今よりも大きくて4kは綺麗だという・・でも、コメンテーターは変わらないけどね。わずかな好みのドラマに期待して、服装のきらびやかなどが楽しめるかなぁ・・。
テレビのある日常が戻って来る。どれくらいの年月のお付き合いとなるのだろう・・。何を購入してもそういうことを考える年齢ではある。