石ころ

忌み嫌うべきもの(申命記7章)

 

あなたが、「これらの異邦の民は私よりも多い。どうして彼らを追い払うことができるだろうか」と考えるときにも、
彼らを恐れてはならない。あなたの神、主がファラオに、また全エジプトになされたことをよく覚えていなければならない。(17~18)

 

「どうして勝てるだろう」と考えるのは、人を恐れ、自分を惜しむ恐怖からである。神に愛され守られる日々の御わざを恐れは一瞬に忘れさせてしまうのだ。

御救いに与った者は、聖霊の導きによるみことばを自分のものとし、キリストに救われて義とされた神の子の事実を聖霊に拠って焼き印のように身に刻まれ、日々を感謝と喜びに在るとき、世に動じることの無い勇気が守られる。神の愛が心に満ち満ちているからである。

 

あなたが自分の目で見たあの大きな試みと、しるしと不思議と、力強い御手と伸ばされた御腕をもって、あなたの神、主はあなたを導き出された。あなたの神、主は、あなたが恐れているあらゆる民に対しても同じようにされる。(19)

 

主は人の弱さを十分ご存じであり、失敗やすべての必要を備えていてくださる。イエスがペテロのために予め祈ってくださったように・・。

大事な決断や、また日々の些細なことにも、主に信頼し信仰によって選び取る中で、神の備えや、執り成しや、不思議な助けを経験させて信仰の深みに導いてくださる。
それは、天に召される日まで続くみことばと祈りと賛美に拠る、御交わりの中に在る。

 

また、あなたの神、主はスズメバチを彼らのうちに送り、生き残っている者たちや隠れている者たちを、あなたの前から滅ぼされる。
彼らの前でおびえてはならない。あなたのうちにおられるあなたの神、主は、大いなる恐るべき神だからである。(20~21)

 

何一つ神の御目から隠れることは出来ない。それゆえ敵を探し回って怯える必要はないのである。キリストの平安とはそういうものである。

主は万物の創造者でありすべては主のものである。しかし、人には自由意思を与えられた。それは自由の中で主に従順するという祝福のためである。
主は全てを用いてご計画を遂行される。それゆえ人が恐れるべきは創造主なる神なのである。

 

あなたの神、主はこれらの異邦の民を徐々にあなたの前から追い払われる。あなたは彼らをすぐに絶ち滅ぼすことはできない。野の獣が増えて、あなたを襲うことのないようにするためである。(22)

 

敵を一網打尽にはされないことは神の知恵であり、イスラエルに対する備えである。敵と戦うことによって主を経験し続けるのである。

世でキリスト信仰のリバイバルが起こることは素晴らしいが、それがたとえ燎原の火のようであっても、燃え尽きるものであっては意味がない。
主の備えられた炎は永遠まで燃え尽きることはなく、主を慕い求める熱心は燃え続けるものである。

 

あなたの神、主が彼らをあなたに渡し、彼らを大いにかき乱し、ついに彼らは根絶やしにされる。
また、彼らの王たちをあなたの手に渡される。あなたは彼らの名を天の下から消し去る。だれ一人としてあなたの前に立ちはだかる者はなく、ついに、あなたは彼らを根絶やしにする。(23~24)

 

創造主に逆らって長らえるものはない。それが最大の罪であり悪だからである。
神は、御子をたまわるほどの一方的な愛をキリストの十字架を通して、ご自身に逆らう者に示された。人はそのいのちのために、主の愛を無視してはならない。

 

あなたがたは彼らの神々の彫像を火で焼かなければならない。それにかぶせた銀や金を欲しがってはならない。また自分のものとしてはならない。あなたが罠に陥らないようにするためである。それは、あなたの神、主が忌み嫌われるものである。(25)

 

創造主なる神と人手による神々の違いは、謙遜と幼子の心によって聴く者に聖霊が教えてくださる。この世の欲や保身によって頑なになり、耳を閉ざしてはならない。
聖霊に触れられるときに、罪によって死んでいた霊は創造主なる神を悟り、救い主を礼拝することが出来るのである。

聖霊はその人のうちに住んで、いよいよはっきりと主を知るみことばや、日常のすべてを通しての祈りに導き、神の御わざを経験させ信仰の深みに導いてくださる。

そのとき聖なるものと汚れたものに対する感覚は、以前とはまったく違ったものとなる。目で見て感情を通す清さしか知らなかった者に、次元の異なる神の聖さを知らせるからである。

 

忌み嫌うべきものをあなたの家に持ち込んで、あなたもそれと同じように聖絶されたものとなってはならない。それをあくまで忌むべきものとし、あくまで忌み嫌わなければならない。それは聖絶の物だからである。(26)

 

神の聖さをキリストの十字架の血の洗いによって悟るのである。神の聖さと、霊を汚がすものとを識別して、決して混同することはなくそれが同居することもなくなる。


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