石ころ

ふたりの主人(2)




 ペテロにもサタンの思いが入ったことがあった。
その時から、イエス・キリストは、ご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを弟子たちに示し始められた。

するとペテロは、イエスを引き寄せて、いさめ始めた。「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずはありません。」(マタイ16:21~22)

動機の如何を問わずみことばを否定するのはサタンのわざである。ペテロはイエスさまを愛していた。しかし人の愛、ヒューマニズムも神から出ていないものはサタンの足台になる。

しかし、イエスは振り向いて、ペテロに言われた。「下がれ。サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」(マタイ16:21~23)

イエスさまは即座に一喝して、ペテロをサタンの思いから守ってくださった。彼の愛が神を第一にしたものではないことを教えてくださったのである。その愛は汚れている。
イエスさまは常に神様のみこころを行われた。主の弟子もまた、みこころを第一にする者である。

けれども、あなたがたこそ、わたしのさまざまの試練の時にも、わたしについて来てくれた人たちです。
わたしの父がわたしに王権を与えてくださったように、わたしもあなたがたに王権を与えます。(ルカ22:28~29)

ペテロはすべてを捨ててイエスさまに従って来た。彼にはイエスさましかなかった。それゆえ彼の主人は、無学な漁師に権威あることばを備え、弱い者を勇敢な神の戦士としてくださった。
すべての必要を満たして「王権」を受けるに相応しく弟子を育ててくださるのは、主人として彼らが仕えた方のご真実によることである。此処に弟子の平安がある。

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