石ころ

サマリヤの女の祝福 (ヨハネ4章)




主はユダヤを去って、またガリラヤへ行かれた。しかし、サマリヤを通って行かなければならなかった。(ヨハネ4:3~4)
イエスさまは「わたしを遣わした方のみこころを行うため(4:34)」、サマリヤの女の所に来られた。

そこにはヤコブの井戸があった。イエスは旅の疲れで、井戸のかたわらに腰をおろしておられた。時は第六時ごろであった。
ひとりのサマリヤの女が水をくみに来た。イエスは「わたしに水を飲ませてください」と言われた。(ヨハネ4:6~7)


イエスさまは「水をください」と女に声をかけられた。それは単に謙った言葉遣いということではなくひとりの罪人に、神が救いのご計画をもって御子を遣わしてくださったことであり、天地創造の神のそれは驚くべきご配慮なのである。今、私たちもそのように救われたのだ。

そこで、そのサマリヤの女は言った。「あなたはユダヤ人なのに、どうしてサマリヤの女の私に、飲み水をお求めになるのですか。」──ユダヤ人はサマリヤ人とつきあいをしなかったからである──
イエスは答えて言われた。「もしあなたが神の賜物を知り、また、あなたに水を飲ませてくれと言う者がだれであるかを知っていたなら、あなたのほうでその人に求めたことでしょう。そしてその人はあなたに生ける水を与えたことでしょう。」(ヨハネ4:9~10)


イエスさまに水を求められた女はあり得ないことに対して、自分で考え疑問を投げかけて交わりを持った。みことばを聞いても聞き流すならそれで終わってしまう。不思議が満載のみことばに対して、直接主に疑問を投げて答えを待つという応答がなければ、奥義を聴くことはないのだ。

ピラトは折角「真理とは何ですか」とイエスさまに聞いたけれど、答えを待たずに十字架で殺してしまった。それで彼は滅びた。

イエスは答えて言われた。「この水を飲む者はだれでも、また渇きます。
しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。」
女はイエスに言った。「先生。私が渇くことがなく、もうここまでくみに来なくてもよいように、その水を私に下さい。」(ヨハネ4:13~15)


イエスさまの目的は、永遠のいのちの水を与えることであった。女が自分にはその水は無いことと、必要であることを悟って求めるためである。

信仰の奥義をなぜ罪深い女が選ばれて教えられたのか。彼女は事実5人の夫を持った女であり、人目を避ける立場にあった。イエスさまは彼女をかばって罪を責められることはなかったが、事実は暴露された。

神様は罪の大小によって裁く方ではない。神様は罪の有無を裁かれるのである。
しかし人はみな罪を持って居るので「・・よりはマシ」という順位をつけるために、罪の大小によって裁くのである。

女はイエスに言った。「私は、キリストと呼ばれるメシヤの来られることを知っています。その方が来られるときには、いっさいのことを私たちに知らせてくださるでしょう。」
イエスは言われた。「あなたと話しているこのわたしがそれです。」(ヨハネ4:25~26)


女はキリストに出会っていのちを賜り、自分の過去を忘れ、命を守る水瓶を忘れて聞いたばかりの福音を伝えるために、それまで恐れていた人の中に走って行った。
彼女は真理を伝える者として謙遜でもなく思い上がってもなく、ただ、主に満たされた喜びのために我を忘れたのである。

そのころ、弟子たちはイエスに、「先生。召し上がってください」とお願いした。
しかし、イエスは彼らに言われた。「わたしには、あなたがたの知らない食物があります。」
そこで、弟子たちは互いに言った。「だれか食べる物を持って来たのだろうか。」
イエスは彼らに言われた。「わたしを遣わした方のみこころを行い、そのみわざを成し遂げることが、わたしの食物です。(ヨハネ4:31~34)


イエスさまは女に水を求められた。そうして女は「神のみこころを行う」という主の食べ物を捧げた。
私たちの捧げものは主に聞き続けるお交わりにある。「絶えず祈りなさい」その祈りは願い事ではなく、霊の交わりによる礼拝である。そこに在れば自分が何者かなんて・・自分の必要なんて・・忘れるのである。それは主の充満によることである。

しかし、真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです。
神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなりません。」(ヨハネ4:23~24)

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