蝉しぐれの応援団に歩を早む 天に向かって 歩いているとおしゃべりになる言葉がうちからあふれ出て・・ 太陽に降参しながら・・涼風に感謝しながら・・ 小さな花々に話し、カラスにも声をかけ木々の梢のささやきに耳を貸す 土の匂い、叢の香りは、ふくよかないのち鼻を膨らませて吸い込む 「生きよ」と命じられたから、天に向かって、歩いて行く。