石ころ

真っ赤で真っ白な日記帳



 2017年の日記帳が届いた。執着した真っ赤な表紙でたっぷり書ける日記帳。
どうしても今年と同じ物が欲しかったのにお店ではころっと忘れた。主人が居た時は「早く買え」と注意してくれたのだけれど・・。

先日、はっと気づいて慌ててお店に電話をすると「赤は品切れ」と言われて、すっかり焦ってしまった。ネットで調べても赤は無かったことからますます焦って、製造元から取り寄せる手続きを済ませたのだが・・、

直後にスーパーの本屋で見つけた。う~っ・・思わず唸ったけれど後の祭り。
それでも、今日さらっぴんのピッシッとした日記帳を手にした時、手垢の付かない気持ち良さに、ちょっと贅沢をしたような気分になった。
1500円の物が手数料で2000円になってしまっても、一年間びっしり書き込めるのだから惜しくはないと思えた。

 私は新しい日記帳を手にすると、どんな本を買った時よりもドキドキ、ワクワクする。白いページには未知の世界があって、主人公は紛れもない私自身。
これから体験して行くであろう主の準備してくださった日々に、心がちょっと引き締まるような・・弾ような気持ち。人生にまったく同じ日なんて一日もないのだから・・。

でも今年はまだ二ヶ月残って居るので、新しい日記を使うかどうかは神のみぞ知るだけれど・・。
人類にとっての最悪の死が、イエスさまの十字架のあがないによって「死の棘は抜かれた」と聖書にある。死を通って永遠のいのちに至る福音を信じた者の老いは、確実に祝福のゴールに向かっているのだ。

これから主と共に歩むストーリィは老いによってなをさらスリリングでもあり、「弱さの中に完全に働く神の力」によって、新に神様の備えに出会う楽しみでもある。
絶句することがあるかもしれないし、こんなはずじゃないとわめくかも知れないけれど、どんな時も愛の主が共にいてくださっていることだけは間違いない。それは今日までの経験から知って居ること。

 これからも、老いの授業料を支払い続けると思うけれど、どのような失敗も主がご存じの中でしか起らないので、すべては祈りに導かれ感謝に終わることだろう。
すべては益となって、天の御国に向かう旅路はとてもエキサイティングだろう。

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