石ころ

恐れてはならない(ヨシュア記11章)

 

ヨシュアはカデシュ・バルネアからガザまで、および、ゴシェンの全土をギブオンに至るまで討った。
これらすべての王たちと彼らの地を、ヨシュアは一度に攻め取った。イスラエルの神、主がイスラエルのために戦われたからである。
ヨシュアは全イスラエルとともにギルガルの陣営に戻った。(10:41~43)

 

イスラエルのために戦われる神と共にいて、勝利をたまわったときヨシュアの兵はみな無事であった。彼らは五人の王とその民を聖絶して神に逆らう罪をきよめた。

 

ハツォルの王ヤビンはこのことを聞いて、マドンの王ヨバブ、シムロンの王、アクシャフの王、
また、北方の山地、キネレテの南のアラバ、シェフェラ、西方のドルの高地の王たち、
すなわち、東西のカナン人、アモリ人、ヒッタイト人、ペリジ人、山地のエブス人、ヘルモンのふもと、ミツパの地のヒビ人に人を遣わした。
彼らはその全陣営とともに出て来た。海辺の砂のように大勢の兵で、馬や戦車も非常に多かった。(1~4) 

 

敵の情報に心を奪われたとき人は主に聴くことを忘れる。ただ、すべての力を注ぎ出して敵に合わせて備えなければならないと思うからである。

しかし、それは神を知らぬ世の戦いである。そこには神の良き計画はなく、そこにある賢い計算はサタンの支配下に在る世のわざであって、永遠の約束に繋がる勝利に至ることはない。

 

人が神と戦うために徒党を組むとき妨げるものはなく、彼らには心を掻き立てるサタンの応援歌がある。肉の行いは主に立ち向かうもので、神に遜るためにはギブオンのようにひとりで決心しなければならないのだ。

 

これらの王たちはみな集まり、進んで行き、イスラエルと戦うためにメロムの水のほとりでともに陣を敷いた。
主はヨシュアに告げられた。「彼らを恐れてはならない。明日の今ごろ、わたしは彼らをことごとく、イスラエルの前で刺し殺された者とするからだ。あなたは彼らの馬の足の筋を切り、彼らの戦車を火で焼け。」(5~6)

 

神に立ち向かう敵との戦いには神が作戦を持っておられる。リーダーのなすべきことは敵の研究ではなく、主の御声を聴き取って正確に従うことである。
海辺の砂のような大群に対するヨシュアの備えはみことばであった。

 

彼は主に信頼して、リーダーとしては無策で愚かに思えるみことばの平安に在った。それが主に用いられるリーダーの条件である。そのとき兵は一人も失われず、敵を一人も打ち漏らすことはないのである。彼が主の働きを妨げないからである。

 

ヨシュアはすべての戦う民とともに、メロムの水のほとりにいる彼らを急襲した。
主は彼らをイスラエルの手に渡された。イスラエルは彼らを討ち、大シドンおよびミスレフォト・マイムまで、東の方ではミツパの谷まで彼らを追い、一人も残さず討った。
ヨシュアは主が告げられたとおりに彼らにした。彼らの馬の足の筋を切り、彼らの戦車を火で焼いた。(7~9)

 

神は罪の汚れを聖別される。それゆえに愛するひとり子イエスを十字架刑に送り、罪の代価を支払って、信じる者をきよめて滅びの死から救ってくださる。
聖絶を前にして、罪に対する大きな犠牲を支払ってくださる神の痛みを、人は知ることは出来ない。

 

神は義であり聖であるゆえに、罪には完全なあがないが必要なのである。その最も重い罪は、救いの神に反抗する罪である。そこには救いが無いからである。
神は反逆の罪が蔓延する地をきよめて、ご自分に信頼する民を置きアブラハムに約束されたいのちを受け継がせなさる。

 

主がそのしもべモーセに命じられたとおりに、モーセはヨシュアに命じ、ヨシュアはそのとおりに行った。主がモーセに命じられたすべてのことばを、彼は一言も省かなかった。(15)

 

モーセは神の約束をヨシュアに伝え、ヨシュアはそれを完全に行った。すべては神より発したことであり、ヨシュアは一言も漏らさず行うことができたのは、主が共にいてくださったからである。

 

すべてのものが神から発し、神によって成り、神に至るのです。この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。(ローマ11:36)

 

すべての戦いには、それが確かに主から出たことなのか、みことばを聴いて従順してのことなのかを知るために、なによりも静まる必要がある。

聖霊が共に働いてくださる戦いは主が勝利される。人の肉から出た戦いはサタンを喜ばせ不毛な戦いとなる。

汝ら静まりて我の神たるを知れ(イザヤ30:15)


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