役場に書類を届けに行った。自分ではこれで良しと思っていたのだけれど、裏面にコピーを添付する必要をころっと忘れて・・やり直し。
翌日必要なものを持って行ったけれど、代理人と言うことで必要な印鑑がなくて、やり直し・・「すみません。此処に代理人の印鑑を押して郵送してくださって結構です。」役場の職員さんは、昔とは段違いに優しく言ってくださったけれど、
「いえ、いえ、出掛ける必要があることは良いことなので持ってきます。」と機嫌良く答えて役場を後にした。
私は最近失敗慣れしている。失敗の度に闘志がわいて来て、何度でもやり直すぞ～って張り切ることにしているのだ。
しかし・・
銀行によって、通帳に記帳をして帰り着くと電話が鳴った。
「ムベさんですか。先ほど銀行に来られてましたか。」「はい・・」「保険証をお預かりしています。」「はぁ・・まだ・・気がついてないのですが・・」「それは良かったです。探しておられるかと思いまして・・」やっと自分の失敗の全貌が見えてきた。
「ありがとうございます。明日、頂に参ります。」ということで、必要な身分証明をもって来るようにといわれて電話は切れた。
役場でコピーを撮って貰ったあと、適当に放り込んだ保険証が通帳にくっついていたのだろう・・。
明日の身分証明は免許証ということだったけれど、またまたそれを何処かに落としそうで・・終わり無く続きそうな悪い予感にちょっと笑えた。
今日は祈祷会。交わりの中でそんな失敗をお話していた。そうして、牧師婦人のちょっと危険な失敗もお話してくださって・・、そのような中で、弱さに完全に働く主のお守りが証しされていた。
失敗の分かち合いは、なぜか体の力が抜けて不思議な癒しがある。成功談には力が入って疲れることもあるけれど・・。
牧師婦人が「天使は忙しいでしょうね。」って言われたので、ほっこりとした笑いの中で、主が近しくいてくださることを味わっていた。
おっちょこちょいで、年と共に底が抜けて来た私は、どれほど天使を忙しくさせていることだろう・・。
気をつけようと思ってはいるが・・「これからもどうぞ宜しくお願いします」と言うほうが確かだろう。
