ご近所のご主人と、雨上がりの橋の上でお話ししている時、ヒグラシゼミからアブラゼミに鳴き声が変わった。
「あれっ、アブラゼミですよね。」って言うと「ああ、ほんまや」って、やかましくなく声が何処から聞こえるのかと、ご一緒に耳と目で探した。
蒸れるような湿気の中で、緑の梢を抜けてくる川風は少し優しい。
今日は右隣のご主人から頂いたピーマンや、自家製のかぼちゃ、茄子などを夕食に蒸し、練り味噌をぬって食べると、柔らかくてとても美味しかった。自家製のピーマンは甘くて柔らかい。
左隣のお宅には、先日頂いたスイカがとても美味しかったとお礼を言うと、「ああ、そうか。美味しかった?良かった。こればっかりは食べてみんとわからんからなぁ」と、「では、では」と、また、また、お代わりを頂いた。わ~ぉ
我が家でも野菜を作っているけれど、両家は上手に沢山作られるので、年間を通して何かと頂く事が多い。
お返しするほどのものもなくて、たいがい「ありがとう。嬉しい。」って頂きっぱなし・・。
「ゴーヤいらんか」「一本ほしい。」「一本でええのんか」「はい、はい。」でも、また数日後に、同じ会話を繰り返して頂く・・そんなことの繰り返しで、我が家にゴーヤは作っていないけれど不自由はしない。なにかとこんな調子・・。
ご近所はありがたい。そりゃぁ、何十年も此処で一緒に生きてきたのだから・・。
生まれたり、死んだり、嫁いだり、迎えたり、入学をしたり、卒業したり・・。生まれたときから見てきた子供たちが、結婚をして子供が出来て成長して行く・・。
病む時もあり、悩む時もあり、寂しそうな時もなんとなく分かる。迷惑なときもあるけれど、助けられることもある。
あり得ない噂をされることもあるけれど、必要な忠告もある。
何があっても、やはり此処は主が置いて下さった町。
私は時々、この町もきれいだなぁって・・、好きだなぁってほれぼれする。
仲良く、平和に暮らして行きたいなぁと、そっと祈る。
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