石ころ

私のペットは不出来なオクラ(2021.06.14)

 

ブランドの命の支配そのままに 
痛々しくも鈴なりトマト

 

 死にかけていたオクラが息を吹き返したのか本葉が伸び出した。昨夜の土砂降りに心配で眠れなかったのだけど、耐えてしっかりと立っていた。偉い!もう大丈夫だろう。

 

あきらめなかったのは食いしん坊ゆえ・・。買っては食べられない新鮮な若い実を、朝取りして塩もみポリポリ・・あの美味さにこだわった結果である。
それに今回は二種の種を蒔いたので、その違いも見たかった。まあ、それは初めの種まきに失敗して、やっと生き残った二本が残っているからだけれど・・。

 

 一昨年も去年も簡単に出来たので軽く見ていたが、ほとんど古い土を使った結果、嫌地して種の力で芽は出ても、根を張ることが出来なかったのだ。
双葉でグズグズと命を繋いでいる様子に、鈍い私も失敗に気づいた。遅ればせながら土壌改良剤を脇に入れて介抱してあげたのだ。

 

 それでも野菜を育てることは楽しい。失敗はしたくはないけれど、立ち直ったときの味わいは格別で、毎日、毎日様子を眺めることはまさにペットである。
ご近所さんに教えてもらったり励まされたりも楽しい時・・。相手はプロ並みであり、私は鍬さえ持ったことのない小さなスコップ農家でも・・。

 

 苗を5百円も出して買ったブランドミニトマトは流石で、二本立てにした両枝ともたわわに実を成らせて壮観である。
鉢も土も有り合わせであり、誰がどのように育てても完全なものが出来るのがブランドなのだと・・、今まですべてブランドと言うものに無関心だった私も、納得するばかり・・しかし、なんだか不自然ではある。


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コメント一覧

ムベ
はい。本当に初めての土地や新しい土で野菜を作ると
見事なものが成りますね。
それで、浅はかな私は侮ってしまって、手痛いしっぺ返しを
食らいます。

私の腕もなかなかだ・・農業は楽しい。な~んて言うのです。
全部、たまたま条件が良かっただけでした。

ふふ・・食いしん坊の人柄が滲み出て、こだわったオクラが
少し息を吹き返して本葉が増えて来ました。
朝取りポリポリが味わえそうです!舌なめずりして朝夕といわず
眺めています。

取り立ても胡瓜や茄子の美しさは、本当に作った人にしかわかりませんね。
新鮮な胡瓜や茄子は塩味だけでもいけます。歯ごたえも味わいも格別です。
まして家庭菜園なら大満足ですね。

野菜の値段は本当にお天気に左右されます。
買い置きをするわけにもいきませんし・・
私は高くても安くてもトマトだけは毎日食べています。野菜大好きです。
デ某
野菜の「嫌地」には ほとほと感心!します。
接ぎ木しても やはり なんとなくしっくりしません。
逆に 初めての土で初めてできた野菜の見事さ!

二十年ほど前 家を改築した際 土も総て入れ替えました。
妻は 新しい土で花々を育てることを楽しみにしていましたが、
私 「一回だけ夏野菜を作らせて!」と頼み 
狭いながら庭半分に 胡瓜、トマト、茄子の苗を植えました。

最初に生った胡瓜の 形といい色艶といい匂いといい味といい
それはもう「かつて食べたことのない胡瓜」でした。
つづくトマトも茄子も…品評会に出したい程の素晴らしさ!
おそらくは 生涯!忘れがたい味です。

ムベさんこだわりのオクラ こだわりの朝取り塩もみポリポリ…
野菜は ひとそれぞれの思いが重なり そこに人柄も…(笑)
夏野菜の美味しい季節ながら
お天気の所為で ちょっと高いのが玉に疵!ですかねぇ。
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