見出し画像

石ころ

葛の花

 激しい倦怠感や脱力感から体調が戻ってきたら、自然に歩きたくなってきて、今日は体を慣らそうと、地面を踏みしめるようにわっしわっしといった足取りでいつものコースを回る。ゆっくり歩けばいつもとは少し違った景色が見えてくる。

スカイ.ブルーにぽっかりと白い雲が浮かんでいる空を眺めつつ、なだらかな坂道を登って行く。まあるいイガイガの実をたわわに付けた栗の枝が、通せんぼをするように道の端にまで枝を伸ばしていて、その勢いに圧倒される。今までこんな枝には気づかなかったなぁ・・。

草むらからは京紫の葛の花が幾つも顔を覗かせている。葛の花ってこんなに美しかったのかと新しい発見。
藍色の露草も側溝沿いに枝葉を広げ今を盛りと咲いている。清楚なその色は、いつも幼い頃の色水屋さんにつながっている。

たわわに実った黄金色の田圃では、田の周りに杭を打っている人がいる。田の周りにはネットの柵が張り巡らされて、刈り入れの終わったはぜかけの稲も、すべて丈夫そうなネットで覆われている。

景色とは不釣り合いな物々しさによく見てみると、刈り入れた田圃の中に、荒々しく掘り返したような傷跡があり、それは引っ掻いた道のように田を横切っていた。今まで、こんな田を見たことはない。それはとても異様な光景。

帰って主人に話すと、「イノシシが米を喰い荒らしているらしい」という。せっかく作ってやっと刈り入れになったのに、無惨さに言葉もない。
今、本当に獣に農家は悩まされている。イノシシにも、鹿にもサルにも天敵がほとんどいない。彼らは栄養たっぷりな農作物を食べてどんどん増え続けている。
それは神様が創造された地の姿とは遠い。悲しむべき事が起こっている。


「そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ。それは非常によかった。」創世記1:31

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

石ころ
クラゲは海遊館でした
エシュコルさんごめんなさい。
私はとんでもない勘違いをしていました。
ちょうどこのころ息子がアドベンチャーワールドに行って、その話題が頭に残っていて、勘違いをしました。
この写真は海遊館でした。本当にごめんなさい。
私はとてもうかつで、よく勘違いをしてしまいます。これから何か変だと気づかれたら教えてください。
石ころ
エシュコルさんお久しぶりです
この写真は、和歌山にあるアドベンチャーワールドで息子が撮ったものです。
こんなのを飼うことが出来たら楽しいでしょうね。
そちらのクラゲの水族館のお話を先日ラジオで聞きました。有名なのですね。
エシュコル
この写真のクラゲは…
飼っているのでしょうか? 久し振りに投稿させてもらいます。
Takoちゃんや私の田舎の水族館は日本一のクラゲ数ですよ。06年に帰省した時に、なんか癒されましたね。
エシュコル
この写真のクラゲは…
飼っているのでしょうか? Takoちゃんや私の田舎の水族館は日本一のクラゲ数ですよ。06年に帰省した時に、なんか癒されましたね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事