石ころ

喜びは捧げものである(申命記12章)

 

これは、あなたの父祖の神、主があなたに与えて所有させてくださった地で、あなたがたがその土地に生きるすべての日々に、守り行わなければならない掟と定めである。(1)

 

主が勝ち取らせてくださった祝福に留まるには、みことばに従うことが条件である。私たちは明日のことを知らず、すべてを目の前のことによって判断するが、神は永遠を知っておられるからである。

 

すべてのことを絶えず祈って、導きを求めて従う時に主の備えを経験する。弱さの中に在る神の慈しみと憐みを経験し、失敗に対しさえも脱出の道が備えられていることを知る。人間は失敗をする者である。

 

その時に心から御前に平伏して礼拝し、感謝に溢れて賛美し、主に在る喜びを捧げることが出来るのである。神はその喜びを受け入れて共に喜んでくださることを知っている。

 

あなたがたが追い払おうとする異邦の民がその神々に仕えた場所は、高い山の上でも、丘の上でも、また青々と茂るどの木の下でも、それをことごとく破壊しなければならない。(2)

 

偶像の宮は人の目を引く豪華さや、自然の深淵をも利用して厳かに装う仕掛けがなされ、心が揺さぶられ誘惑されるのである。人は誰でも見た目によって支配される弱さを持っている。エバが善悪知識の木の実に惹かれたのは、みことばの備えなく見たからである。

 

感情の赴くままに見て判断せず、みことばに従って何を愛し何を嫌うべきかを悟らなければ、サタンの罠を避けることが出来ない。キリストは私たちの弱さをご存じで、助け主なる聖霊を遣わせてくださった。聖霊の導きに拠ってみことばを聴くことで、仕掛けられた罠から守られるのである。

 

聖霊は、惑わされる人の弱さをご存じで日々にみことばを指し示し、確信や必要な行動力を備えてくださるが、そのとき自分の心にある思いを否んで、みことばに従順する勇気が必要である。自我の死のようなそれらの経験を積み重ねて行く時に、ひと足ごとに主への信頼を増して行くからである。

 

彼らの祭壇を打ち壊し、石の柱を打ち砕き、アシェラ像を火で焼き、神々の彫像を切り倒して、それらの名をその場所から消し去りなさい。
あなたがたの神、主に対しては、そのように礼拝してはならない。(3~4)

 

目からの強力な誘惑を避けることが安全なので、主は異邦人の地の汚れたものを取り除くように命じられた。

今、そのような戦い方をする必要がないのは、聖霊の守りがあるからである。キリストの血潮に罪を洗われた深い感謝の中で、日々のみことばによって神の愛に満たされて喜んでいる者が、偶像を礼拝する魂の貧しさや渇きを持ことはないのである。

 

ただ、あなたがたの神、主がご自分の住まいとして御名を置くために、あなたがたの全部族のうちから選ばれる場所を尋ねて、そこへ行かなければならない。(5)

 

朝毎のみことばを通して、うちにおられる主を礼拝するお交わりの中で、どんな時も従順によって主を知るために、キリストの信仰を願い求めるなら、主は行くべき道を共に歩いて安らかに導いてくださる。

 

わたしは心が柔和でへりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすれば、たましいに安らぎを得ます。
わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」(マタイ11:29~30)

 

あなたがたは全焼のささげ物、いけにえ、十分の一、あなたがたが供える奉納物、誓願のささげ物、進んで献げるもの、あなたがたの牛や羊の初子をそこに携えて行きなさい。(6)

 

世でたまわっているすべての良きものを御前に差し出しつつ、主に従い行くキリスト者の人生は、試練の時にもキリストの平安が魂の避けどころとなる。これほどの資産は世には無いものである。

私たちはキリストの平安に在って、思うようにならない時でもその道が誤りではない確信をたまわるのである。

 

そこであなたがたは家族の者とともに、あなたがたの神、主の前で食事をし、あなたの神、主が祝福してくださった、あなたがたのすべての手のわざを喜び楽しみなさい。(7)

 

申し分のない幸せの中で喜んでいるのではない。状況がどのようであろうとも、主と共に在ることを喜ぶのである。主は私たちの喜びを喜んでくださる。

主が備えてくださったみことばの約束に満ち足りて、真実な主の恵みの中で主と共に働いた手のわざを、御前で楽しむようにと言われる。


創造主なる神によって、永遠のいのちの喜びのために御子をもたまわった者である。キリストの愛が事実として歴史に刻まれてあるのだから、どんな時も確信に満ちて主を喜んでいる私たちの喜びは、主の御愛への応答であり捧げものである。


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