精霊の宿り

BlogTop↑↑ 夜が来て、花は二つの花びらを閉じ、すべてを隠してしまうのだ。

見保は…

2017年08月04日 23時35分55秒 | 夢想 a dream
 見保はおれにインスピレーションを与えはしないのだがおれの詩をほんものの詩に苛烈に鍛えるのだ。それは甘い愛とも言えるが厳しい愛とも言える。彼女はおれの詩をほんものの詩に鍛えたのだ。このおれにほんものの詩人になりなさいと。たとえば生ゴミを処理することを教える。つまり「ひとりになること」を教える。鼻をつまんで生ゴミを処理する場所から詩を産み出せと。それ以外では政治も思想も文学も詩も虚妄だと。生ゴミを処理する地点、そこは詩人の苛烈な闘いの場所なのだ。

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