精霊の宿り

BlogTop↑↑ 夜が来て、花は二つの花びらを閉じ、すべてを隠してしまうのだ。

2021-08-02

2021年08月02日 12時32分50秒 | 自動記述日記
2021/07/21 15:15

 ――「貯蓄十両、儲け百両、見切り千両、無欲万両」(邱永漢)

 炎熱。カーテン閉めて日射を遮っている。大気が乾いて晴れ上がっている。部屋の中は比較的に涼しい。エアコンは使わない。
 ヨーロッパからナイジェリア、サウジアラビア、インド、中国。と猛烈な雨でひどい水害が起こって街が濁流に流されているらしい。ニューヨークでもトルコでも水害があった。
 フランスでワクチンパスポートに反対するデモ騒ぎが激しい。ロンドンでもコロナ規制に反対するデモ騒ぎ。南アフリカでは暴動。キューバでも人々の生活が困窮して暴動が起こっている。ハイチでは大統領の暗殺事件。
 新型コロナの蔓延で経済が窒息している上に災害、暴動が重なる。地域の経済が息の根止められるんじゃないか。飲食業は廃業だろう。政治が何の手も差し出さない。オリンピックをなんとか終わらせたいらしい。
 夕方散歩に出てみると家々の明かりはポツポツと灯ってはいるがなんの交流もない村だ。空き家が虫が食うように広がっている。雑草にむしばまれて廃屋になっていく。人々が生活できないので後継して家産を継ぐどころかみな都会に移住して糊口をしのぐ。わずかの賃金でもあれば何もない村よりましなのだ。
 市長は「人、物、金の流入する街作り」を語っていたがそれどころではない。このごろの世相は新型コロナ対策で、人が亡くなって葬儀を執り行うのも自粛の弔いなのだ。みんな経済的に疲弊している。
 3ヶ月前、新型コロナ蔓延の第4波の中にいた。長い梅雨に入って緊急事態宣言の対象になった。春が短かったのだ。3ヶ月後には11月が来る。総選挙と首班指名があるだろう。3ヶ月経ったらまるで別の世界に住んでいるようだ。だれも原理を知らないワクチンを無責任に身体の中に注入して。ファイザー社やモデルナ社やアストラゼネカ社やその他のワクチン製造会社の担当者が公衆の面前でワクチン製造の秘密を語ったわけではない。だれもほんとうのことを知らない。ただ権力によって強制されている。だれも責任はとらない。製薬会社の株が上がるだけ。
 サバイバルという漫画を読んでいるようだ。偶然に災厄の中に生き残った人々は何を考えるだろう。ドクターストーンという漫画を孫が気に入って読んでいた。サバイバルの漫画だ。
 おれは金を求めて生きてきたわけでは無い。金銭感覚が育たなかった。金銭への欲望は後回しだった。「金と女が欲しいだけ」というのはどうかな。
 ダニの群れだって食餌と生殖を求めている。人間界はダニの食い合いみたいなものだろう。フェロモンというのがあるらしい。ダニの危険警告フェロモンと性フェロモン。ササラダニの一種は身体の中に猛毒を生成するらしい。だがダニの99パーセントは人畜無害。すべては自然界の生業(なりわい)と考えるか。
 人間は自然の一部分だ。それにしてはあまりに動物、野獣、けだものだ。”言葉”は人間の裸体を隠すイチジクの葉。だまされているだけだ。「左翼」「保守右翼」「リベラル中道」の”言葉”にそそのかされる。本心は、金と女(男)が欲しいだけ。…

2021/07/22 21:27

 ――人生はpee&poo

 連休に入った。オリンピック騒ぎに、盆が重なる。新型コロナ感染者はうなぎ登り。暑い日差し。炎熱。
 日本人は侵略戦争を起こした。その罪を今の今まで認めないでいる。「誇り高い日本人」であるならば、なぜ犯した罪と向き合わないのか。オリンピックで「ニッポン、ニッポン」と叫べば、自らの哀れな暮らしを忘れて小金持ちになった気分なのか。貧しい心だ。
 否、おれは奇人変人、狂人のたぐいだ。…

2021/07/27 16:10

 ――反政治=直接行動=怒る狂人たちよ、包丁を手に取れ!

 包丁を持ってアパート前の広場に出たら人に通報されて警官に拘束された入院患者と話したことがある。「妄想」とわかっていても妄想の内側にいる。女性の友人宅に包丁を持って出向いて通報された女性患者は刑務病院に囚われた。
 怒りの発作に囚われて包丁を握ったことはある。父親に向けて振りかざした。我が子の娘に襲いかかったこともあった。精神科医は「そういうことをすると(家族は)引くわな」と言った。
 精神病者は我慢強い。自分の心を抑圧の中で保とうとして我慢強く抑え込んでいる。爆発するのがほんとうだ。
 どんなことがあろうと他人に手を上げたらいけないのはわかっている。と語る平和主義者の妄想青年もいた。長い病院暮らしで性欲をもてあましていた。美人の看護師に妄想を抱いていた。精神病院から解放されることのない人たちだ。
 精神病者たちも病院の中にいて政治的駆け引きをする。病院内サバイバル現象が自然に生まれる。自分に有利に人間関係を処理したいのだ。路上生活者たちにも似たようなことが起こると聞いたことがある。
 おれは通院精神病者だ。精神病院の中で観察されて外に出して良い人間と認定されたのだ。狂人たちは社会秩序の管理下に置かれている。常人にたいして安全性が確認されねば病院に囚われたままだ。差別は社会の根幹だ。
 政治などにかかわりなく生命の営みはある。政治商売か政治詐欺師か政治趣味に興じなくても精神病院の一室でささやかれる独り言のなかに濃密な命のルーツ(根)がある。
 そうだおれは狂人なのだ。誰にはばかることも無い。奇矯な言動は認められた存在だ。魯迅の「狂人日記」やゴーゴリの「狂人日記」。チェーホフの「十六号室」。ガルシンの「紅い花」。セルバンテスの「ドン・キホーテ」。ドストエフスキーの「白痴」のようにやればいい。誰に遠慮することも無い。…

2021/08/01 08:04

 8月に入った。連日猛烈な炎暑だが、山村の朝夕は涼しい風が吹く。日中、あんまり暑いので、窓を開け放っていても「夏の虫」が現れない。美しい模様のカミキリムシが一匹。つまんで窓の外に逃がす。…

2021/08/02 11:26

 ――朝は夜より賢い(邱永漢)

 朝の方が賢いと思って机に向かってみたが、数学に興じるわけでもない、なにか創作が思い浮かぶわけでもない。パソコンをチェックして、CDでクラシックを聴いて、それで昼になった。今朝はひどく蒸し暑くて湿気た。大気が熱を持っている。熱帯に暮らしているようだな。若い頃、高知市に5年間住んだから南国の照りつける太陽は知っている。でも、もっとからっと乾いていて過ごしやすかった。スコールのように雨が跳ね上がって脚の下から降ってくる。もう若い青春の日々は忘れた。
 昨日スポ少の大会があって、一希はホームランを打ったらしい。準優勝でとてもうれしいのだ。どういうわけか一人親家庭の子は”野球”に熱心になる。独特の感情がこみ上げるらしい。
 見保と「みかん」(猫)の散歩に出た。「明治、大正、昭和と時は移り」と村の様子をおれが話したら、「今は、昭和、平成、令和よ」と見保が語った。天皇の代で時が区切られる必然も理由もないが民草は独特の時間感覚で生きる。若い学生の頃「元号の法制化反対」と胸にステッカーを貼って駅を歩いていたら、国鉄労働者が親しみを込めて笑っていた。
 今の21才は2000年の生まれだ。2001年の9.11「同時多発詐欺テロ事件」を知らないのだ。ましてや1991年のソ連崩壊など雲をつかむような感覚だろう。
 8月に入ったからおれは63才がくる。どうにも自分が「エロじじい」になった感覚がつかめない。邱永漢は「商品の値頃感」がわからなくなったら、時代に取り残されたじいさん、と書いている。
 不登校の一希は小学校6年生の夏。来年は中学校だ。学校へは行かない。おれがただ見守っていればそれで一希はうれしいのだ。…

コメント
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