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マイコンピレーションその5~安部恭弘ベスト(後編)

2008-06-21 22:36:31 | 音楽

 後編は91年から現在までの曲を集めています。

 前編で濃厚だったAOR的な味わいは少しなくなってきていますが、その分どの曲もキャッチ-になっています。またボーカルは格段に味わい深くなっていると思います。単なる甘さから陰りをかもし出すようになっているんです。

  1. コーリング・ユー
  2. ポーチの天使
  3. イヴのレストラン
  4. 君に降る雪
  5. ハッピネス
  6. 静かな夜が降る
  7. レフトアローン
  8. ロング・ヴァージョン
  9. 風物語
  10. セプテンバー・バレンタイン
  11. Trouble In My Mind
  12. MONOPHOBIA
  13. Still Live In My Heart
  14. 五線紙(2007 with Mariya)

1・2・3は91年のアルバム「天国は待ってくれる」から。非常にまとまりのあるアルバムで選曲に苦労しました。

「1.コーリング・ユー」は忙しくて会えない恋人たちのラヴソング。91年という時代を考えるとこんなモーレツ社員してたっけ、と当時を思い出したりしました。

「2.ポーチの天使」と「3.イヴのレストラン」も愛し合う二人の情景を歌う幸福感溢れる歌です。特に3はクリスマスソングとしても出色の出来。

 4から6は、93年のアルバム「Dear」からです。これまたハートウォーミングかつキャッチ-なアルバムです。

「4.君に降る雪」はスリリングなメロディーで三角関係の中から脱する?決意を歌った佳曲。「5.ハッピネス」は穏やかな海辺の情景と深い愛を歌い上げたバラード。

「6.静かな夜が降る」は前奏から何回も入るテーマフレーズが印象的な大好きな歌です。演奏と歌のバランスが絶妙

7から10は以前ご紹介した大傑作アルバム「パッセージ」から。

 

「7.レフトアローン」はひねくれた?ボーカルスタイルと濃いサックスの演奏が特徴的なダークソング。そしてご存知の「8.ロング・ヴァージョン」も同じく先の2枚のアルバムの曲たちとは異なる危険な?香りをムンムン発散させています。そのやや退廃的な雰囲気のボサノバに彼のボーカルがなんとピッタリなんでしょう!やっぱり最高傑作かもしれません・・・

「9.風物語」はうってかわって静謐な雰囲気をもった失恋ソングです。穏やかな素朴な味を持った大好きな曲です。聴いていて泣けてくることもしばしば

 「10.セプテンバー・バレンタイン」も美しい三拍子のバラードです。

 少しとばして最期の「14.五線紙(2007 with Mariya)」はご存知の通り、かつて竹内まりやサンのアルバムに提供された曲で、安倍さんも「パッセージ」でビッグバンド風のアレンジでセルフカバーしています。今回は25周年記念ベストアルバム用に再録されました。まりやサンのコーラスも入った軽い感じの仕上がりになっています。

 今回もベストオブベストを選ぶとすると6・8・9・10・14(マーク付き)かな、難しいけど・・・・

 最近はオリジナルアルバムを出してないし、名古屋で?コンサートをしないし、少し心配です。頑張ってもう一花咲かして欲しいアーチストですね。

 



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