今年も梅雨が近づいてきましたが、最近は夕方など爽やかな感じがしますね。みなさんも楽しくお過ごしのことと存じます。私もボチボチ、地味に楽しんでいます。今日は、そんな爽やかな季節にピッタリの村田サンの名盤をご紹介しましょう!
村田サンのことは、つい1・2年前まで全く知りませんでした
このブログを書くようになって色んな方のブログ(特にkaz-shinさんの「Music Avenue」)に多く取り上げられていたり、J-City Popの解説本でも相当なページ数を費やしていたりしていたので、注目して中古ショップで見つけたときには即購入してきました・・・すると、これは「アタリ」でしたんですねー
スケールの大きい楽曲の素晴らしさ! 高すぎもせず低すぎもしない味のある声質の良さ! 達郎兄い譲りのそこはかとないソウルフィーリング! まさに私の「好み」であるジャパニーズAOR(それもウエストコースト系の)の名手である、と確信しました
1.ボーイズ・ライフ
2. 天気雨を待ちながら
3.Mrs.ジュリーへ伝言
4.ステイ・ザ・ヤング
5.トウキョウ・トランスファー
6.湾岸ウィング
7.ラヴ・イズ・ア・ミステリー
8.幸せに疲れて
9.土曜日のリナ
10. 夏のスケッチブック
疾走感とスケールの大きさが同居する1、爽やかさ満載の2、ともに過ぎ去った夏の季節(若かった時代)へのほろ苦い郷愁がベースになっています。アルバム全体のテーマを見事に現す冒頭曲ですね。
最もお気に入りは3。勝手に名づけた「プールサイドマッタリソング」の代表曲?でしょう。例えば松田聖子「小麦色のマーメイド」、竹内まりや「夏の恋人」と言えば、何となくイメージできると思います。詩のテーマは「不倫ソング」なんでしょうが、夕方近いプールサイドの情景を色彩感豊かに描く名曲です
4は、1・2と異なり、「まだ若いよ」と繰り返す同年代への応援ソングでしょう!これまたスケールでっかい快心作!
5は、打って変わって小粋なラグタイム風の曲です。こんな歌も軽々歌いこなす力量は流石ですね。
1から5が、恐らくロサンゼルス録音。 6からは日本録音と思われますが、大きな曲調の違いは感じません。少し陰影が濃いのは後半でしょうか?
6も、1・2・4に近い彼らしい爽やかなスケール感溢れる曲ですが、間奏が少しウェットな感じがするのは、日本録音のせい?
7は曲名から連想するよりは、前向きな愛の歌。愛し方を変えれば未来は変わる、と高らかに歌い上げます。
8は、地味めだけど私の好みでマークをつけてしまいました。哀愁溢れるボサノバです。ボサノバと言えば安部恭弘さんがうまいですけど、村田サンもなかなか・・・。
土曜日のシングルバーで一人過去を想う女性の孤独を歌った9も、ムードあります。
全体的に夏の色彩感と疾走感に溢れた1・2・4・6・7のような曲と、くすんだ陰影に富んだ3・5・8・9のような曲がバランスよく配置されていて飽きさせません。作詞は全曲安藤芳彦氏。曲がバラエティーに富んでいる割には統一感もあるのは、そのせいでもあるのでしょう。
これからも永く活躍して欲しいアーティストの一人ですね
古い記事にTB有難うございました。
ohiroさんが村田さんを知らなかったとは意外ですね。ホント彼のアルバムはどれも素晴らしいですよ。実は昨年、数十年振りにオリジナルアルバムを発表しましたが、コレがまたいいんですよね。
(拙ブログでも紹介してます)
ところで名古屋の夏は初めてなのですが、皆、暑いから注意しなさいと仰います。ホント暑いんでしょうね。
名古屋の夏はホント暑いですよ!湿気もあるのでたまらない時もあります。お好きな芝狩スポーツの際は水分補給をお忘れなく!
(私も今週末あるので注意したいと思います)
遅くなりましたがTBさせて頂きました。
今年の夏はぜひ村田さんを堪能して下さい。
暑ければ暑いほど、村田さんの歌声がさわやかに感じますよね。
他のアルバムのレビューも楽しみにしています。
これからも機会があれば是非とも紹介したいのですが、持ってるアルバムが少なくて…。まずアルバム集めから始めなくては