作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

自由研究〔よく飛ぶ紙飛行機をつくろうNo.1先端の重さを変えて〕

2022-07-31 15:45:41 | 作って遊ぼう教室
最近、たくさんの閲覧がありますので再掲します。
 時期としては、学校の夏休みで子どもたちが“自由研究”に取り込む時期ですね。ぜひこのブログを自分の考えとして活用してください。ブログ中の画像は自由にお使いください。でも”丸写しはダメ”ですよ。自分の言葉で書いてください。実験自体は必ずやってみてください。
 また、類似した研究は大歓迎です。研究というのはただできるものではありません。先行の研究を知ることからアイデアがひらめくものですから、類似した研究こそ本物の研究だと思います。
 
 研究の相談・わからないところなどコメントください。

[以下再掲です。]
 これまで幾種類かの紙飛行機を紹介してきましたが、ここではちょっと視点を変えて、“自由研究”として取り組んでみました。紙飛行機の研究では、〔先端の折り方〕〔先端の重さ〕〔翼(つばさ)の形状〕...など考えられますが、今回は〔先端の重さ〕に注目して研究しました。したがって、折り方はもっとも簡単なもの、翼の形状は面積が十分広く先端の重さや機の長さに左右されないものを工夫してあります。

 研究したものをまとめましたので、まずご覧ください。小さな字・図で見えにくいので、そのあとで大きくして紹介します。(図をタップすると鮮明ではありませんが拡大する図を観ることもできます。)ぜひしっかり読みたいという方がおられましたらパソコンページで見ることができます。また、そこではpdfファイルとしてダウンロードすることもできます。

〔パソコンページ〕


 最後には、もっともよく飛ぶ紙飛行機の折り方を紹介します。

【自由研究】


《文字や絵が小さくて見えないので、以下大きく再掲します。》

【研究の目的】
 良く飛ぶ紙飛行機を作りたいという思いから研究を始めた。今回は、先端の重さを変えて“適当な重さ”を探すというものである。
【研究の方法】
 A3サイズのチラシをA5サイズに切り分けて4枚にして、それを先端となるところを折り曲げることによって先端部を重くする。折り曲げる長さが長ければ長いほど重くなる。それを同じ折り方で折って良く飛ぶものを探していく。一番飛ぶのが“適切な重さ”ということになる。
【研究の結果】
 ABCDの紙飛行機を作った。Aが長さ1/4の先端部分を折り曲げたもの、Bは長さ2/4の先端部分を折り曲げたもの、Cは長さ3/4の先端部分を折ったもの、Dは長さ7/8の先端部分を折ったものである。AからDに行くにしたがって、先端の重さがだんだん重くなっていく。しかし、機全体の長さが短くなってしまう。






 ABCDの飛跡の例を図に示す。



① 先端が一番軽いAは、投げるとすぐ急上昇して失速して急落する。1mも離れることはほぼできない。
② 次に軽いBは、急上昇して失速するが1m以上離れることもある。飛んでいるという感じではない。
③ Cは、投げた方向に向かって進み、ゆっくり降下していく。飛んでいるという感じはある。④ 先端が一番重いDは、投げると急降下して、速度が上がったところで先端を上に向けて失速する。ときには急降下の後、少しは水平飛行することもある。
【研究の考察】
〇 Cが最も良く飛ぶとわかった。
〇 先端が軽ければ、投げたあと急上昇する。そして失速する。
〇 先端が重ければ、投げたあと急降下する。急降下して速度が上がると、上を向いて失速したり、水平飛行をすることもある。つまり、適度な速さでは“平行飛行”をすることができる。
  (追実験で、このことを確かめた。)
〇 これらのことから、Cであっても、無理やり強く投げると“上昇”してしまい、ゆっくり投げると“下降”してしまうことになる。
  (追実験で、このことを確かめた。)
〇 適切な速さで投げるとCは遠くまで飛ぶということである。
【研究のまとめ】
 今回は〔先端の重さ〕に注目して良く飛ぶ紙飛行機を研究した。A5チラシの先端側3/4を折り曲げて、この折り方で折っていくとスムースな飛び方で飛ぶことができる。この紙飛行機なりの“適切な速さ”があるので、投げるときの速さもその“適切な速さ”にしたとき、もっともよ良く飛ぶ、つまり遠くまで飛ぶことができる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最後に、良く飛ぶ紙飛行機の作り方を示します。ぜひ作ってみてください。








 いかがでしたか!

 最後まで見ていただいてありがとうございました。さらに研究してご披露したいと思います。


 

〔パソコンページ〕



自由研究の続きはNo.2です。



作って遊ぼうのメニュー

2022-07-30 22:54:00 | 作って遊ぼう教室
作って遊ぼうメニュー

 記事名をタップするとそのページが開きます。

 記事名後の〔20210101〕は投稿年月日〔2021年01月01日〕です。
 新しいものが上になっています。新しいものほど作り方が改善されています。

 このブログより充実したホームページがあります。作り方のpdfファイルや画像がダウンロードできます。ぜひ覗いてみてください。
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放課後子ども教室の応援〔作って遊ぼう〕




ダウンロードページ

2022-07-29 22:55:00 | 作って遊ぼう教室
〔パソコンサイト〕

 ダウンロードしたものは、プリンターやコンビニで印刷することができます。
 URLをタップするとPDFファイルがダウンロード


http://hirakugakkou.web.fc2.com/wagomunoyubideppou/wagomunoyubideppou.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/pattinngaeru/pattinngaeru.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/kamideppou/kamideppou.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/kamifuusenn/kamifuusenn.pdf



http://hirakugakkou.web.fc2.com/sutoro-bue/sutoro-bue.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/iroironakatatinokamibako/iroironakatatinokamibako.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/hakozukuri/hakozukuri.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/kitokasanoorigami/kitokasanoorigami.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/damasibune/damasibunenotukurikata.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/koma/komatukurikata.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/kabuto/kabutosetumei.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/yokutobukamihikouki/yokutobukamihikoukiB.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/yokutobukamihikouki/yokutobukamihikoukiA.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/kamihikouki/kamihikoukitukurikata.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/sinntukurikata/12kazaguruma.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/sinntukurikata/8kazaguruma.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/sinntukurikata/4kazaguruma.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/tubamekamihikouki/tubamekamihikouki.pdf


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http://hirakugakkou.web.fc2.com/hoissuru/hoissuru.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/osidorinoorikata/osidorinoorikata.pdf


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http://hirakugakkou.web.fc2.com/rittaihosi/30010.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/04tennkaizu1tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/04tennkaizu6tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/06tennkaizu1tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/06tennkaizu4tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/08tennkaizu1tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/08tennkaizu4tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/12Atennkaizu1tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/12Atennkaizu2tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/12Btennkaizu1tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/12Btennkaizu3tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/20tennkaizu1tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/20tennkaizu3tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/40tennkaizu1tu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/saikorosinntukurikata/40tennkaizu3tu.pdf


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http://hirakugakkou.web.fc2.com/kamitonnbo2/kamitonnbo2ikkatu.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/harowhinn/00090.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/hinaninngyouKPA/hinaninngyouKPAbuhinn.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/kittinnpe-pa-animaru/kittinnpe-pa-animarusetumei.pdf


http://hirakugakkou.web.fc2.com/siryou/keitonobonnbonn/keitonobonnbonn.pdf






牛乳パックで〔えんぴつ立て〕の作り方

2022-07-25 23:09:41 | 作って遊ぼう教室
<関連パソコンサイト>
 数日後に息子家族が帰省するというので、家を整理していると、数年前に孫1号さんから敬老の日のプレゼントとして〔えんぴつ立て〕をもらったのが出てきました。真ん中の間仕切り板に「おじいちゃんおばあちゃん長生きしてね。」と書いてあります。
 間仕切り板が一枚なので、その方向にひし形のように伸びています。間仕切り板が2枚ならそんな変形はないだろうと作ってみました。その作り方を紹介します。



 これが牛乳パックから作った〔えんぴつ立て〕です。牛乳パックひとつあればそれだけでできます。別の材料はいりません。ハサミと定規があればいいです。

 では作っていきます。

 牛乳パックの寸法です。


 下の底のあるほうで箱部を、上のほうで間仕切り板をつくります。箱の高さを110mmと決めました。(それぞれで自由に決めてください。)
 牛乳パックにはつなぎ目の角(かど)がありますね。そこからハサミを入れて角を切っていきます。残り110mmのところで横に切っていきます。


 切り終えると箱部と間仕切り板部が切り分けられました。

 切り取ったところです。
 早くも、箱部はこれで完成ですね。

 間仕切り板部を2枚に分けていきます。真ん中の角の折り目を切っていきます。

 2つに切り分けられました。

 次の寸法にケガキをして、間仕切り板(大)と(小)をつくっていきます。

 寸法で大事なところは幅の95mmです。これは牛乳パックの内側の対角線の長さです。チョッとだけ余裕を持って定めました。牛乳パックでどんな〔えんぴつ立て〕をつくっても寸法を変えてはいけないところです。

 切り取り線をハサミで切ったところです。

 間仕切り板(大)(小)の2つが出来上がりました。

 (大)(小)の切り込みを向かい合わせて置いて組み合わせていきます。


 かみ合わせるとこのようになります。

 間仕切り部の完成です。

 箱部の中に間仕切り部を対角線状に入れると〔えんぴつ立て〕の完成です。

 実用的にはこれでしっかりしたものができました。間仕切り板は中央が折れ曲がっていましたが、すっぽり収まるとまっすぐになってより頑丈(がんじょう)になりました。何年何十年と使えるものだと思います。

 孫のと比較したところです。

 私のは“実用的”にはこれでいいですが、プレゼントとしては孫(左側)の装飾(そうしょく)のあるほうでなければやっぱり駄目ですね。

 そこで、私のものに装飾をする方法を紹介します。

 B4サイズの色画用紙を準備します。これに次のようにケガキします。箱部を装飾するもの、間仕切り板(大)の上のほうを装飾するもの、2つの間仕切り板のかみ合わせを補強するものの3つです。これらがちょうど2セットが作れます。
 《数字が見にくい場合は図をタップして拡大してみてください。》

 切り取り線から切ったものです。


 1セット分を準備してください。装飾・補強をしていきます。

 間仕切り板の補強部品を出してください。一辺30mmの正方形です。対角線と十字線が書かれています。対角線は角から半ばまで切り込みが入っています。
 対角線は“山折り”、十字線は“谷折り”にします。この折りを深めていくと星のような形になります。

 この内側にノリを付けて2つの間仕切り板の組み合ったところにかぶせて補強します。

牛乳パックはノリは付きにくいですが画用紙同士は固くくっ付きます。補強には十分役立ちます。さらに箱部の底の方にあるので時間がたつと変形しますが外れることはありません。

 箱部に巻いて装飾するものです。軽く折り曲げます。


 次のように、全面にノリを付けて巻いてください。切り込みが角にくるようしてありますが、角にこない場合がありますので、巻いた後の角の部分に切り込みを入れるのがいいようです。折り曲げ部分に糊を付けて接着してください。


箱部の装飾が出来上がりました。

 最後に、間仕切り版(大)の上の部分の装飾です。軽く折り曲げます。


 次の写真のように、ノリで接着していきます。


 箱部に間仕切り板部を挿入すると出来上がりです。




 装飾の部分に、文字や絵を描いたり、写真を貼ってプレゼントにしてください。

 牛乳パックひとつとハサミがあれば、えんぴつ立てひとつができますからぜひ作ってくださいね。

作り方のpdfファイルをダウンロードできるようにつくりました。次の図をタップしてください。





 最後まで読んでいただきありがとうございました。

<関連パソコンサイト>

 

演示用風ぐるま「扇風機」の作り方

2022-07-17 11:16:46 | 作って遊ぼう教室
[関連パソコンサイト(タップ)]

 風ぐるまは私にとっては1年もの間よく回るすぐ作って遊べるよう研究して作り上げたものです。それだけ思い入れのある作品です。教室をするとき大きい風ぐるまで演示をして教えていました。終わると先生に渡していたんですが、何度もやっていると次に来たとき飾ってあるだけで遊んでもらえていないのがわかりました。かわいそうだな~という感じです。そこでほしい人でじゃんけんをして勝った人が持って帰るようにしました。遊んで壊してほしいですね。
 6月14日(月)の放課後子ども教室と7月15日(金)クラブ活動で《風ぐるま教室》をやってきました。
 子どもたちは約12cm四方の色紙で、回転軸を爪楊枝(つまようじ)、手持ち支柱を割り箸といったサイズで作ってもらいますが、教える側の私は、すべて大型にした材料で演示しながら作り方を説明していきます。大きいですから『扇風機』と子どもたちみんなが言ってくれます。大きくても自分では回れませんが見かけだけは扇風機ですね。

 毎回こんなことをやっていますのでブロガーの皆さんにも紹介したいと思います。

 これです。色紙は画用紙の片面に色を塗ったり小さな色紙を貼ったりして作ります。回転軸は竹串か竹ひごを切ったものです。スタンド部分は底の厚紙と支柱のラップの芯をくっ付けて作ります。接合部はコピー用紙を使います。

 つまり、スタンド部の材料は次の図です。

 だいたいのサイズは記入していますが、制作の意図に合わせて自由に決めてください。私の場合〈作り方を演示するためのもの〉ということでできるだけ大きくしています。
 コピー用紙からは接合の部品2つをハサミで切り出します。寸法は芯の太さ(直径)で決まってきます。

 そのコピー用紙部品2つで、底の厚紙とラップの芯を次のようにしてノリで接着します。

① 図の左側が[巻いて、広げて、接合]とノリで厚紙の上に接着して立てます。
② ノリが乾くまで待ちます。(10分程度)
③ 図の右側が[円の中心部が円形に空くように立てる、その円形に芯を通して、下に移動させて、芯と厚紙の両方に接合]とノリで①に重ねて接着します。①と③の2つでかなり頑丈(がんじょう)に接合できます。

 次は芯の上のところに穴を空けます。ここは回転軸をくっ付けるためのものですから、前方に竹串が充分通る大きな穴を空けます。後方に竹串のトンガリが刺さる程度の小さな穴を空けます。千枚通しを刺して空けてください。前方にある風ぐるまがチョッと斜め上を向くように、小さな穴の方が芯の端から遠い(大の位置より2~3mm深い)ところに空けます。次の図でわかりますか。


 ここまでできたら扇風機の土台部分の完成です。

 次は風ぐるまの本体(回転部)をつくります。

 材料はこれです。

 色紙1枚・厚紙2枚・ストローを切ったもの大小を1つずつ・竹串1本です。竹串の端には小さなゴムの切れ端が刺してあります。これは出来上がった風ぐるまが外れないためです。詳細は図を見てください。

 では作っていきましょう。ここからは風ぐるま教室で作り方を教えるような言葉で説明していきます。

 「今から始めます。色紙を出してください。」
 「色紙を三角に折ります。色のついてるところが見えるようにです。角(かど)を合わせて折り目をしっかり付けます。」


 「もう1回三角に折ります。折り目をしっかり付けてくださいね。」

 「つまり、2回三角に折って折り目をしっかり付けると覚えてください。」

 低学年「お山のてっぺんはどこでしょう。」 高学年「三角形の頂点ってどこかな?」

 「お山のてっぺん(頂点)を1~2mmハサミで切ってください。」
 「もう後戻りできませんから、しっかり聞いて間違わないように!」

 「開いてみてください。真ん中に穴が空いていますか。向こうが見えますか。」

 「風ぐるまの回転軸が通るところに穴を空けたんです。ど真ん中に穴が空いたでしょう。」
 「穴の大きさが心配な人は見せてください。・・・それで大丈夫です。・・・」

 「×印が付いていて、真ん中に穴の空いている厚紙を出してください。これを色紙の色のついた面に貼ります。」
 「貼り方を説明します。×が付いているでしょう。この×印と色紙の折り目と合わせて貼ります。ノリは×の書いてない面に付けますが、穴の近くには塗(ぬ)らないようにしてください。穴に付くと接着して回らなくなってしまいます。厚紙の周辺部に円を描くように付けてください。ノリはできるだけ少なく付けるのがいいですよ。すぐ乾いてくれて制作が続けられますしすぐ遊べます。」

 「狙(ねら)いどおり色紙の穴と厚紙の穴が重なりましたか?裏側から見ると色紙の穴の中に厚紙の穴があればうまくいきました。」
 「ちょっとぐらい外れていても問題ありません。」

 「次は折り目をハサミで切っていきます。4カ所です。厚紙は切りません。」
 「ここを間違えると後戻りはできません。ゆっくり丁寧(ていねい)に切ってください。」

 「うまく切れましたか。」

 「裏返すとこういう風になっています。色の無いほうを上にして机の上に置いてください。」


 「次は回転軸の部分をつくっていきます。」

 「爪楊枝(つまようじ)を出してください。」
 「もう1枚余っている×印のついた中心に穴の空いた厚紙を出してください。」
 「爪楊枝に、
①厚紙の×の付いた側の穴に刺してください。
②大きいストローを刺してください。
③色紙の色の無い側から刺してください。
④小さいストローを刺してください。
 ①②③④は爪楊枝に刺す順番です。覚えてくださいね。」

 「最後に、爪楊枝を割り箸の上の方にある穴に差し込みます。割り箸に刺すときに穴にノリを付けておくとしっかり接着して外れなくなります。穴はちょっと上向きになるように空けてあります。下向きになった人は反対から刺してください。」

 「私は大きいので割り箸の代わりにラップの芯に刺します。」

 「ここまで出来たら完成まじかです。よ~く見ててくださいね。」
 「今作ったものを爪楊枝が上になるように机の上に置いてください。」
 「私は次の図の矢印の側から見たところを示して説明します。」


 「色紙も厚紙も、このようにひし形になるよう置いてください。」

 「色紙はハサミで切って左右に分かれています。厚紙も線で左右に別れています。」
 「色紙の右側を厚紙の右側にノリで貼ります。ノリは厚紙に付けてください。色紙に付けるとよれよれになってしまいます。」


 「貼ったところです。ちょっとだけ風ぐるまになりました。これを繰り返していきます。」


 「時計まわりに90度回します。」

 「さっきと同じように右側を右側にノリで貼ります。」



 「時計まわりに90度回します。」

 「右側を右側にノリで貼ります。」



 「時計まわりに90度回します。」

 「右側を右側にノリで貼ります。」


 「風ぐるまの完成です。やり方がわかったら始めてください。」
 「出来たら『できた!』って言ってくださいね。できた人は2つ目が作れるよう説明します。材料入れの箱を持って取りに来て下さい。」


 こういう風に扇風機を使って教室を進めていきます。説明は20分ぐらいでしょうか。低学年は11名、高学年は33名でしたが、ほぼ全員が45分の時間内に2つを作ることができました。
 自分の作ったものが「クルクル」回っているとみんなにこにこ顔になっています。それを見るのが私の楽しみです。
 「次回の高学年のクラブ活動は色紙2枚を使った風ぐるまをつくります。」と紹介すると、「もっと難しいのが作れるんですね。」と期待を膨らませていたようでした。

 このような活動をやっています。皆さんもやってみませんか。このブログの内容を参考にされたらできますよ。

 作り方のpdfファイルが開きます。下の図をタップしてください。




 最後まで読んでいただきありがとうございました。





自由研究の書き方~研究の方法などもわかり易(やす)く~

2022-07-09 14:16:51 | 作って遊ぼう教室

 さあ~そろそろ夏休みですね。永年生徒と取り組んできた私にとって「皆さんのお役に立つチャンス」と考えて、その参考になるものをつくってみました。ご家族に小学生や中学生がいれば、人生の先輩(せんぱい)として一緒に取り組んでみてはいかがですか。私の口癖ですが「理科の成績は関係ありませんよ。自分の力でわからないことを調べたり研究して新しいことがわかってきます。何か疑問に思っていることはありませんか。もっと詳(くわ)しく知りたいことはありませんか。」ということを最初に話していました。全校生徒が1人から4人のグループをつくって取り組んでくれたんです。
「私は勉強は苦手ですが、自由研究は好きでした。」という生徒もいました。

 わからないところや説明が欲しいところがあればコメントの欄に“何でも質問”してください。力の限り応援します。

 資料の中身をちょっと紹介します。いくつか研究題になりそうなものを考えてみました。
 次のようなものです。

○理科的な研究
小学校1年で一番多いのが「あさがおのかんさつ」ですが、この題では研究しようと思った気持ちはちょっと伝わらないですね。
 気持ちのこもった題
「たねからきれいなアサガオをさかせたいな~」
「大きくてきれいなアサガオは、どうやったらさくんだろう」

 どうですか?気持ちがこもっていますか。

その他の題例
「ダンゴムシはなにをたべるのかな!」
「アリの行列に壁を作ってみた 消しゴム・鉛筆・水の川・チューインガムなど」
「ダンゴムシの迷路(めいろ)、出口まで行けるかな?」
「○○町はどんな天気かな?△△町と比べてみよう。(□□さんと一緒に)」
「○○町の地形と風向きとの関係を調べてみました。(数人で調べる)」
「水を撒(ま)くと、どれだけ気温が下がるのか。」
「○○川の水源地の水温は何度。上流から下流までの水温の変化」
「太陽や月は日の出から日の入りまでどんな動きをするんだろう。」
「色々な川の水源地の水温を調べて見ました。なんと全て14℃」
「良く飛ぶ紙飛行機(ブーメラン)の作り方を求めて!」
「プールより海水浴場が浮きやすいてほんとかな?」
「○○川の水生昆虫を上流から下流までを調べて見ました。」
「ストロー笛を作ってみよう。どうしたら高い音や低い音が出るの。」
「冷やしたペットボトルのジュースが長持ちする包み方を考えた。」

○算数・数学的な研究
「月の見かけの大きさを測ってみる・・ピンポン球を何m先に置いたのと同じか」
「スカイツリーや東京タワーの高さを測りたい。地図と角度を使って」
「木の高さを測りたい。歩数と角度を使って」
「水の一滴ってどれくらいの水の量?」
「バイクのミニカーを走らせると倒(たお)れないのはどうして。自転車といっしょ?」

○社会的な研究
「国道と県道、市道を通る車の種類と台数の違い」
「地名は地域の歴史を示す鏡(1000年昔から使われている地名)例伏木氏(ふしき)」
「○○町の産物を調べてみました。どこに運ばれているのかな?」
「○○の仕事について調べてみました。すごいことがわかった。」
「○○用水はどうやって作られたんだろう。」
「○○町の昔の道・新しい道」
「昔の小学生の遊びはどうだったんだろう。おばあちゃんおじいちゃんに聞いた。」
「昔のことが知りたい。○○町史を読んでみよう。」

○家庭科的な研究
「布の色々な汚れを落とす方法を試してみた。」
「布団を干すと気持ちがいいのは何でだろう。」
「ふっくらなスポンジケーキの作り方はどうするの!」
「鏡にこびりついたウロコを取る方法を試してみた。」
「こんな家を作りたいな!こんなところを工夫した。」
「リンゴを切ると茶色になってしまう。色が変わらない方法を試してみた。」

○体育的な研究
「毎朝2km走る練習をすると体はどう変わるか?心拍数・呼吸数・2kmの記録など」
「バッドのどこに当てると良く飛ぶか、握る場所も考えて!」
「ボールの回転と進む方向の関係、縫い目の影響についても調べてみた。」


 まだまたいっぱい題材となるものがあります。考えてみてください。
 「これだったら、どういう風に研究すればいいんですか?」などの質問も出てきませんか。永年の対応力で答えが出せると思います。コメントで質問してください。

 次の資料がダウンロードできます。ここをクリックしてください。

 資料の字が小さくて見えにくいですから、写真をタップすると大きく拡大されます。このようにして見るかダウンロードしてご覧ください。









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 いかがでしたか。文字がいっぱいでしたから難しいところもあったかと思います。わからないところがあれば何でも聞いてくださいね。あなたと共同研究者のやる気があれば全力で応援します。