作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

新 空気砲(サランラップの芯で作ります。)

2022-10-31 23:32:36 | 作って遊ぼう教室
〔パソコンサイト〕

 随分前に〔2021.1.21キッチンペーパーの芯で作る空気砲〕を投稿しましたが、キッチンペーパーは家庭でたくさん活用してその芯はいっぱいありました。これを活用して何かできないかと考案したものでしたが、ひとつ柔らかいという欠点がありました。そのために手荒に扱うと壊れてしまうのです。
n、っbhb もう一つ工夫点があります。芯はバトンのような形状ですから、前に空気の吹き出し口を貼らなければなりません。そこはノリで貼っていましたが、芯とコピー用紙の相性が悪くうまくノリ付けできませんでした。今回は両面テープで接着するようにしました。狙いどおり簡単に接着することができました。

 それでは作っていきます。まず材料です。

 中央がサランラップの芯です。
 左側の上が10mm幅の両面テープです。これの長さ110mmが一つ分です。
 左側の下がコピー用紙で作った吹き出し口です。寸法は後で詳しく説明します。
 右側の上が20mm幅の両面テープです。これの長さ110mmが一つ分です。
 右側の下がふうせんとたこ糸です。たこ糸の長さは30cm程が一つ分です。

 両面テープを芯の端に貼ります。

 10mm幅のものは吹き出し口側にグルっと一回りに貼ります。このとき、1mmほど外に飛び出すように貼ります。
 20mm幅のものはふうせん側の方にグルっと一回りに貼ります。

 次は吹き出し口です。

 ちょっと複雑な形をしていますが、肝心なところは丸い円です。直径34mm、これは芯の外径と同じです。これを正確に描きます。その10mmほど外側に円を描きます。フリーハンドでもかまいません。円の中心を通る十字線を引きます。これが基準です。内円と外円の間に基準線の間を4等分する3本の線を引きます。基準線を含めると円の周囲に16本引くことになります。写真を参考にしてください。
 真ん中の穴は、基準線を折り目として、二回折って先端の尖がりを2ミリほど切ります。開くとこのような穴が空きます。

 今引いた線にハサミを入れて切ります。内円より内側は決して切らないようにします。全部で16か所の線です。
 切り終えたら円の見える方を上にして机の上に置いておきます。

 次は芯の10mm幅の両面テープです。カバーテープを外します。(注意:20mm幅の方は外さないでください。)

 端っこに粘着テープが飛び出していますので、それを指で押さえて円形のところに押し付けます。端の円形部分がネバネバになりました。

 ここを机の上に置いて吹き出し口の円に正確に押し付けます。


 芯の端を上に向けると吹き出し口がくっ付いてきます。

 切れ目を入れたところを折り曲げて両面テープに押し付けると写真のようになって接着します。
 空気の出口側は完成です。

 次は後方のふうせん側です。

 ふうせんの吹き口を空気が抜けないよう結びます。難しいようなら結ばなくてもいいです。
 ふうせんのふくらむ方の先端を写真のように切り取ります。


 芯の20mm幅両面テープのカバーテープを外して、そこを上にして机の上に立てます。
 ふうせんの空いた穴に2本以上の指を入れて押し広げて

 写真のように、両面テープのところにかぶせます。かなり力が必要ですが、ゴムと両面テープが接着できていれば問題ありません。かなり強力に接着します。

 最後です。たこ糸でふうせんの吹き口を縛ります。これで吹き口を結ばなくても空気が漏れることはありません。

 たこ糸は遊んでみると”必要”なことがわかります。たこ糸を引っ張って離すと、空気が前から飛び出しますが、ふうせんは芯の筒の中に入ってしまいます。たこ糸がなければ引っ張り出すことはできません。

 これで完成です。


 的も遊ぶには必要です。適当に紙を切って作ってもいいですが、的らしく作ったものを用意しました。

 こんなんです。一番最初にあったパソコンサイトからダウンロードできます。A4用紙に印刷して使ってください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。



 

第三弾 簡単繰り返しタイマー(教室掲示用)

2022-10-24 23:17:29 | 教材の開発
 第三弾として繰り返しタイマーをつくりました。どんな時使うかというと、一定時間間隔で”測定や観察”をするときです。カウントダウンしていき“0”に近づいたら音と表示で知らせてくれます。
 よかったら、覗いてみてもらえたら嬉しいです。

〔プログラム開発教材〕


 これがその画面です。

 左隅のボタンをクリックすると、繰り返し時間を入力するダイアログボックスが表示されます。秒数を小文字で入力して「OK」ボタンを押すと、画面に大きく繰り返し時間が表示されます。
 スタートボタンで、カウントダウンが始まります。
 0になるとまた[繰り返しの時数ー1]に戻ってカウントダウンです。0に近づくと音でしらせてくれます。0の表示も光の刺激があります。画面がパッと白くなり、0は赤色です。
 これを繰り返します。

 今の一連の流れです。


 皆さんにも見てもらいたくて、スマホ用にちょっと作り変えたので使ってみてください。

〔スマホ用繰り返しタイマー〕


 いかがでしょうか。やっぱりまだまだ単純なものですね。私としては大きな進歩なんですが、できることを少しずつ増やしていきたいと思います。

 学校の先生、特に理科の先生にお知り合いがいらしたら教えてください。「放課後子ども教室の応援」と検索していただいたら、直接パソコンでも使用することができます。

 よろしくお願いします。

ハロウィンのキッチンペーパーアニマルを作ってみました。

2022-10-22 23:56:33 | 作って遊ぼう教室
 10月末はハロウィンです。KPA(キッチンペーパーアニマル)でハロウィン人形を作ってみました。ひとつ作るのにキッチンペーパーが3枚、輪ゴムがひとつ、目鼻口その他を作るのに色紙を使います。道具としてはハサミとのりです。昨年も令和3年10月[KPAハロウィン人形の作り方](クリック)のブログを書いていますが、その時期がきましたので作ってみたところです。もしわからないところがあったらそちらも見てくださいね。

 これが作ったハロウィン人形です。

 怖い顔にすると”ハロウィン”という感じですが、実はそれがかわいくてかわいくてという感覚です。そうは思いませんか?
 真ん中にいるのは来年の干支うさぎです。試作の段階ですが,また近くなったらアップしたいと思います。

 では作り方です。
 まず人形の土台からです。

 キッチンペーパーをつながりで3枚準備します。

 左右から折って3枚を重ねます。

 左右の角と角を合わせて折り目をしっかり付けます。開くと中央に縦の折り目が付きました。


 一方からグルグル回して折り目まで丸め、もう一方も同じように丸めていきます。(ノリは離すとほどけてしまうので、重しとして使っているだけです。複数の人で作る場合には、押さえてもらってください。勿論一人でもできます。)


 裂けたところを内側にして半分に折ります。


 次は輪ゴムを1つ用意してください。私の場合はダイソーで買ってきたカラーゴムバンドを使います。


 1つを二重にして使います。


 図のように輪ゴムをキッチンペーパーの折ったものにはめます。


 はめたところです。


 どこにはめるかですが、場所によって人形の形が変わってきます。自分の好きなところにはめてください。


 では形を作っていきます。まず指を図のように入れて広げて、次に”鼻の部分”を作ります。

 首の下に輪ゴムが2本通っていますが、その一つをつまんで”鼻の部分”に引っかけます。できましたか?わからなければ1年前の投稿を見てください。

 輪ゴムの位置によって、こんなのができました。

 左は《短足顔デカ》です。右は《足長顔チッチャ》です。あなたはどっちがいいですか?

 土台が完成しました。次は目鼻口その他を色紙から切ってノリで貼ったら完成です。
 次の図は、無料イラストサイトからいただいたものです。プリンターがあればですが、これを貼ってもいいですね。そこのところは1年前の投稿に詳しく書いてあります。


 こうやってできたのがこれです。


 足の短い順に紹介します。

 かわいいですね。何といっても愛嬌があります。すましているところが何とも言えません。顔が大きいので帽子をかぶせてみました。


 ▲のお目目がかわいいです。これもすましていますね。


 青角(つの)を生やしてみました。怖そうに見えますか?実はそこがかわいいんです。わかりますかね。

 これは足の長さを中程度に作った土台に、全部色紙から切り取った部品を貼りました。

 前3つより、強烈に感じる人形になった気がします。”人のを借りて”ではなく”自分で切り取った”というところが人形に表現できたのでしょうか。

 皆さんもぜひ作ってくださいね。楽しいですよ。


『おまけ』
 うさぎさんのKPAを試作してみました。キッチンペーパーの折り方を変えています。
 その時期になったら紹介します。お楽しみに。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。 

 できたら教えてくださいね。

 




第二弾 途中経過時間を表示するストップウォッチ

2022-10-21 21:25:00 | 教材の開発
 今日は近隣の小学校のクラブ活動に行ってきました。ブーメランづくりです。45分間で3つを作って遊ぶのが目標でした。33人全員が完成させました。飛ばすのが難しいようで、後半は投げ方を教えて走り回りました。「よく飛ばない人集合!」と声をかけると、ほぼ全員が集まりました。「これ飛ばないの?」と聞くと「うん」ということで、ブーメランを借りて、「こう構えて、回すように縦に投げます。」と実演すると「返ってきた!!」と喜んでくれました。一人一人飛ばないブーメランを借りて投げてやるとチャンと回って返ってきます。「そうやって投げるのか!」とわかってくれました。
 作って遊ぼう教室が終わって「おじちゃん、今日は楽しかった!」と四年生の女の子、「これからも楽しい作って遊ぼうをしようね。」と話をして満足な時間となりました。
 さて、
 第一弾で〔計測中〕と表示していたところに〔経過時間〕を表示するようにしてみました。約0.02秒ごとに表示しているので表示がめまぐるしく変更されています。時間が経過するのが実感として感じられるようになりました。
 これによって測定値の精度が落ちるわけではありません。〔計測中〕の代わりに〔経過時間〕を表示させているだけです。測定とはまったく別のはたらきをさせています。
 スマホ用にちょっと作り変えたものです。クリックして使ってみてください。
 

〔第二弾 ストップウォッチ〕


 パソコン用の場合、次のような画面になっています。00.000から時計がスタートして、真ん中の画面になります。



1000分の1の位と100分の1の位の数字が不鮮明ですが、すごいスピードで入れ替わっていますからはっきりと写りません。

 経過時間のところは約0.017秒ごとに経過時間を測定して表示させています。どうして0.017秒かというと、1秒間に50回強数字が替わるので、変化を感じるには十分だからです。小さな数字にすればもっといいんでしょうが、パソコンに仕事をたくさんさせなければならないのでこのくらいにしています。最後にストップのボタンを押すときには、その押したときの時間を測定して表示させています。(注 経過時間を止めてそれを表示させるのではありません。)

 最後まで読んでいただきありがとうございました。これを作ることで新たな知識と活用する技術が身に付きました。朝起きるとプログラムを考えている自分に気づきます。ついつい早起きして調べたりパソコンの前に座ったりする毎日です。

 




プログラム教材を開発します。第一弾〔教室表示用ストップウォッチ〕

2022-10-13 10:22:43 | 教材の開発

 久しぶりの更新ですが、実は真剣にプログラムの勉強をしていて「あっもうチョットでできる。動くかもしれない!」と独学とプログラムでの教材づくりのツボにはまっていました。そしてひとつできたんです。完動する教材です。
〔99.999秒ストップウォッチ〕
 クリックで使えます。
 開始ボタンクリックで測定状態になります。下のバーを押すと:タイマースタート。次に押すと:タイマーストップで、その間の時間を1/1000秒の精度で表示してくれます。繰り返し測定できます。終了ボタンを押すと開始を押すまで動きません。

「あっもうチョットだ‼️動くものが作れそう」と閃(ひらめ)いたのが8月の10日頃だったと思います。コロナ禍で学校支援活動も少なくなりモンモンと暇を見つけて勉強する日々が2年チョッと続きましたが「そのときが来た~」と感じた瞬間でした。勉強してわかるところできるところは確実に多くなっているのはわかるんですが、どこまでいったら何か作れるレベルに到達するのか、このまま到達しないんじゃないかと不安いっぱいでした。独学ですから相談できないですし、でもHTML言語を独学で習得してホームページが作れた経験が何とか支えてくれていました。
 その後、今日までの2か月間は作りたいものを決めて、その機能をプログラムにしていく作業でした。それでも1か月間は動かずじまい。もっともっと機能を分解して単純なプログラムの《動く》を積み重ねていくことの必要性に気づきました。そうしたら動き始めたのです。これも第2の閃きでした。開発するのに一番良かったのが”ネットで知りたいことを検索すること”、”知恵袋”にも質問しました。答えがひとつ返ってきて「あなたの条件ではプログラムは作れません。作りたければ他の言語を勉強してください。〇〇の条件なら作れます。」とサンプルプログラムが書いてありました。JAVA・C言語そしてJavaScriptと迷い迷い勉強していました。そのプログラムですが、初見では難しかったです。しかし”にらめっこ”していると少しずつわかってきているのがわかりました(遠回しの表現ですが、これが正直な気持ちです。)。それは今でもわからないところがいっぱいあって動きません。高等な仕組みになっているようです。一歩一歩”できる・動く”の機能を積み重ねてようやくできたのが〔教室掲示用ストップウォッチ〕です。〔作って遊ぼうホームページ〕
にアップしています。よかったらクリックしてご覧ください。

 小中学校にはWi-fiが各教室まで来ていて大きなテレビが設置されています。先生がパソコンを持っていってテレビに繋ぐと、ホームページを開いて〔教室掲示用ストップウォッチ〕を利用することができます。
 今後は20代30代に作って使っていたものを新しい言語で作り直して公開していきます。

 話が長くなりましたが、ここでそのプログラム教材を紹介します。

〇〔99.999秒ストップウォッチ〕と命名しました。
〇 教室の大きなテレビに写すことを想定しています。
〇 児童生徒がハッキリとみることができるようにしました。
〇 入力は、マウスの移動と左ボタンの”押す””離す”です。

 これが実際の画面と扱い方です。

 ご覧になって「簡単なストップウォッチじゃないか!」と思われる人も多いと思いますが、知識0(ゼロ)から出発して動くものができたということは私にとっては”大きな大きな一歩”なのです。「これから、あれもできるこれもできる」と夢が膨らみます。一歩一歩進むことで、できることが増えてくると思われます。30歳頃に《廊下で太鼓を叩いて音の速さ測定》という装置とプログラムをつくって授業していましたが、プログラムはWindows普及とともに使えなくなってしまいました。まずはこれを新しいプログラムで復活したいです。
 夢が苦難の末現実になったお話でした。
 これから時々この話題も紹介していきます。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。