新古今和歌集の部屋

唐詩選画本 春思二首 其二 賈至 蔵書

こうふんあたつてろにしやくりうたるゝきんくはろうしゆ けすどびを
紅粉當壚弱柳垂金花臘酒解酴醿
せい か じつほ よく とゝむかくをすいさいすてうあんけいはくのじ
笙歌日暮能留客醉殺長安輕薄兒

其二







こうふんのひしよりさけのうりばのろにあたつて柳なとがせい/\とたれしけつてある。かんつくりのさけのうへにきんくは
のうかむやふなきんくはよひさけの事どびのやふな名たかひさけとかてんしてのむにもきこゆる。又さけにときてのませる
にもきこゆぎじよなどるせうかやまひなとをして日がくれると大ぜいとりこんでさかもりをする。それ
ゆへけいはくのじどもがぜうちうこの処で酒にゑひたわむれていれともわれはおもしろくないゆへたのしますと也。
春思二首 其二
       賈至
紅粉して壚に当たれば弱柳垂れ、
金花の臘酒、酴醿(とび)を解く。
笙歌、日暮、能く客を留め、
醉殺す長安の軽薄児。

意訳
紅と白粉で化粧して、お店に出て給仕の接待すれば、店の前の柳のような美人となって、
金色の新酒の濁り酒の封を開ける。
笙の音色と美しい歌声が、日没になっても客を掴んで離さない。
酔いつぶれさせてあげるわ、長安の浮かれ男達を。

※紅粉 紅と白粉。

※壚 酒場で酒を温める所。司馬相如が駆け落ちした際、飲み屋を営み、奥さんに壚に当たらせと女給をさせた故事。

金花 不詳。金色の酒とも、酒粕の形からとも、蘭陵の酒とも言われているが、確証が無い。

※臘酒 臘は陰暦の十二月。昨年末に仕込んだ酒。

※酴醿 濁り酒。小麦を発酵させ、それに米を加えてえて再発酵させた酒らしい。唐の宮中では寒食の日に飲んだ。

※笙歌


西鳳酒 國花瓷 5年
500ml アルコール度数 45%
【香 型】 鳳香型白酒
【原材料】 高粱、大麦、小麦、エンドウ
陝西省宝鶏市鳳翔区柳林鎮
陝西西鳳酒股份有限公司

唐詩選畫本 七言絶句 巻四
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