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新古今和歌集の部屋

前田家本 方丈記 序2 これを真かと尋ぬれば

ものなれとこれをまことかと

たつぬれはむかしありし家

はまれなり。あるひはこそや

けてことしつくりあるひはお

ほいゑほろひてこいゑとなる。

すむ人もこれにおなし。ところ

もかはらす人もおほかれといに

しへみし人は二三十人かなかに

わつかにひとりふたりなり。朝

 



 (尽きせぬ)

ものなれど、是を真かと尋ぬれば、昔ありし家は稀なり。

或いは去年焼けて今年造り、或いは大家滅びて小家となる。 

住む人も是に同じ。

所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は二三十人が中に僅かに一人二人なり。

 



(参考)大福光寺本

物ナレト是ヲマコトカト尋レハ昔アリシ家ハマレナリ

或ハコソヤケテコトシツクレリ或ハ大家ホロヒテ小家トナル

スム人モ是ニ同シ

トコロモカハラス人モヲホカレトイニシヘ見シ人ハ二三人カ中ニワツカニヒトリフタリナリ

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