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今でも現役レトロ灯油ストーブ for キャンプ

2023年09月03日 | 登山キャンプ
先日岡山市郊外の大芦高原キャンプ場で宿泊してきました。その時持ち出したのが古い灯油ストーブ2つです。その灯油ストーブのメモを少しまとめておこうと思います。( 作成途中 )

国産灯油ストーブ マナスル 96 & 121

 
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もともと扱いの簡単な登山用小型ガスコンロとボンベを利用していました。当時は「キャンピングガス・水色」「プリムスガス・黄色」「EPIガス・濃い緑色」と、どのショップでも見かけていたので、なんとなく「水色のキャンピングガス」を選択して使っていました。
(一眼レフカメラを最初にどれにするかで、カメラボディとレンズ選択の幅が決まって、その後はずっとNikonばっかり・・とか、Canonばっかり、というのと似ています。)

それぞれガスコンロ部分とボンベの口金の形が別々で、どれか一つを選択すると、他のメーカーのものは使えない!という状況だったと思います。

「それほど高価ではない」と思っていたガスボンベも、あまりに頻繁に登山に持ち出していると、学生の身分ではなかなか繰り返されるその支出がじわじわとボディブローのように「こたえて」きました。それでも、なかなか新しいコンロ・ストーブ道具に買い替えることができないまましばらくこらえていました。

三十数年前、そのうち新しい道具を買い替えることができるようになったかなと思っていた頃、「これにしよう!」と目を引いたのが上の写真の灯油ストーブでした。

最初に買ったマナスル(サイズ中)121

 
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<燃料給油口、上部に安全弁がついていて、その手前に燃料タンク内の圧力を下げるための調整ネジがついている・・・タイプが マナスル121>

外国メーカーのオプティマス、ラジウスなどもちょっと気にはなりましたが、質実剛健(のはず)の国産マナスル121を購入。これで「ガスボンベ追加購入の必要なし!」状態になりました。

(燃料の灯油は、円高の安いときで18L 800円する、しないくらい。2023年、ガソリン高騰の今のタイミングでも18L 2000円くらい。

小さいサイズの
マナスル96ではタンクに満杯にして0.2L 1.5時間燃焼・・・
マナスル121では 0.4Lタンクで 2.5時間燃焼 

灯油カン18Lを一つ買ってきたら、何回登山、キャンプに行くことができるか?)

・・・そんなことを思って「マナスル本体はちょっと高価だけど、この際いっとく?!」とか言いながら、マナスル121を入手することにしました。

マナスル121を選択したのは、たしかマナスルは小・中・大と三種類あったと思います。「真鍮製の灯油ストーブマナスルが重たくなるのは仕方ないものの、ある程度タンク容量のあるモデルならば、予備タンクなし=本体に必要であろう灯油を最初から入れて、マナスル本体だけをザックに入れて使える」と考えたからでした。

で、マナスル121を入手以降、ザックに入れて持ち歩いていたのですが、近所の里山散策のような山歩きにはちょっとオーバースペックだなあと思うこともありました。

というのも、マナスル121 0.4L 2.5時間連続燃焼 で 840gは、ちょっと里山歩きには重すぎました。 

そして、なにより! 具体的には「カップ麺を食べてコーヒ飲むだけ」の里山歩き、「フリーズドライ料理を作って、スープを作って、最後にコーヒーを用意するだけ」の里山歩き・・・で、マナスル121を持ち歩いてその経験値が増えていくと、「どのくらいの灯油量で、実際にどのくらいの使い方が可能なのか」が次第に分かってきて、マナスルのタンクに半分ほどの灯油を入れただけで十分日帰りに利用できることが、判明しました。

追加購入 マナスル(サイズ小)96

 
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< マナスル96の燃料給油口は、ネジそのものにタンク内圧力を抜くための調節ネジが直接取り付けてあります。 このタンク内圧力調整ネジで、マナスル96,121で見た目の区別が付きます。実際に手に取ると、ストーブのサイズがまるで違うので、利用する場合には、ふつうに96,121の区別ができます。 >

・・・・ならば、タンク容量が半分の0.2L 1.5時間連続燃焼となっている小型のマナスル96であれば、灯油ストーブ本体の重量が 840gから、660gと随分軽量化できる!これはいい! ということになったのでした。

(今度、マナスル121と96を2つ並べて同じ撮影距離で集合記念写真を撮影して、追記しようと思います)

ちょっとした里山歩き、ちょっとした日帰り登山、などではコンパクト、軽量のマナスル96の方を多用するようになりました。

他方、テント泊、キャンプそのものを楽しみたいと思って出かけるときは、二台の灯油ストーブ、マナスル121、96の両方を持ち出しました。

これはとても具合が良くて、一方で飯盒でご飯をたいて、他方でレトルトカレーを温める!とか、つまりは「2口のコンロ」として、いっきに作業を並行して進めることができるので、「温かいものを温かいまま食べることができる」食事が実現します。

もし登山であれば、もともと重量の大きいマナスルを2つもザックに詰めるのは得策ではないですが、食事を楽しむ方向へかじを切った場合には、1つが2つになると、三倍、四倍のメリットが発生します。

つい先日の大芦(おおあし)高原キャンプ場での、まったりキャンプでも2つのマナスルが大活躍してくれました。


・・・ちなみに、キャンプ中心の場合は、燃料の灯油をボトルに入れて、マナスルと一緒に持ち込みます。 使っている途中で、タンク容量半分の小型マナスル96が「燃料切れ」になったら、とりあえずマナスル121から灯油をマナスル96に、給油口から給油口へ応急補充します。

でも1泊2日以上の場合、もしくはいろいろ山での食事メニューによっては、燃料切れが予想される場合、もしくはリスク回避のため、予備の灯油燃料をいれたボトルも一緒に持ち運びます。



◯ 着火方法(バーナー予熱) 

下のようにマナスル本体・バーナー・リング・風防を分解して、収納しています。本体にバーナーをくるくるねじ込んで、ほぼ組み立て完了。

バーナー下部の受け皿に「アルコール」や「着火剤」など、すぐ火のつくものを入れて燃焼させる=事前予熱をします。

風の影響を受けないように、予熱の炎を着火したら、バーナー上部から風防と、バーナー上部のリングを、上から乗せるようにかぶせます。それによって受け皿の燃焼剤の熱が効率よくバーナー上部にあたって、順調に予熱が進みます。

タンクに圧力をかけることで上に上がってくる灯油は、まず一番上まで上がって、そこから降りてきた下に「吹き出しノズル」があります。予熱の炎でそれらパイプが熱せられて、液体の灯油が「気化」され、ノズルからは灯油のガスが吹き出してきます。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ) マナスル96

予熱の段階でポンプを押しすぎてノズルから液体の灯油が吹き出すと、バーナー全体が燃え上がります。(=寒い季節では少しだけ灯油を吹き出すように圧力をかけることで予熱がうまくいく、というケースもあります)

うまくバーナー上部が十分熱することができると、吹き出しノズルから灯油が気化した白い煙が吹き出してきますので、もし予熱よう受け皿のアルコールが燃え尽きたあとでも、もう一度日を近づけるとマナスルが着火します。その時の動作はちょうどガスバーナーコンロでガスを出しておいてライターで火をつけるのと全く同じ着火動作です。


◯ 火力調整  
灯油ストーブ、マナスルが着火すると結構大きなゴーゴーという燃焼音がします。その音と炎の色合いを耳と目で確認しながら、さらにポンプを押して、ちょうどいいタンク内圧力を探ります。

もし「弱火」を実現したい場合は、炎に赤みのある色合いの状態、燃焼音もゴーーーーくらいのタンク内圧力にします。

もし「強火」が必要な場合はポンプをさらにポンピングしてタンク内部圧力を高めて、青みのある炎にし、グゥオーーという燃焼音になるようにします。

灯油ストーブマナスルの場合、だいたい上の二段階くらいでの火力調整で利用してきています。

マナスルの燃焼を止める場合は、本体・燃料タンクについている給油口にあるネジを緩めることで、タンク内部の圧力がそとに抜け、バーナーの吹き出しノズルに送り込まれる気化した灯油ガスの供給を停止させます。

マナスルの基本的な使い方は、だいたいこのようになります。(それ以外の使い方はしていません)

 
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◯ 故障・メンテナンス 

故障については、基本的に灯油燃焼ススによる、バーナーの燃焼吹き出し口、小さな直径の穴一つ、の詰まり、になります。

この不具合対応として、マナスル購入時に針の付いたノズルを掃除するツールが付属します。そのツールで吹き出し口に針を繰り返し挿して、灯油ガスの吹き出しを復活させます。

もしマナスル上部のバーナーのパイプ内が詰まってきているような状況になったら、バーナーそのものをよく焼いて、その後石の上などで金属バーナーを軽くコンコンしながら、パイプ内の燃えカスを基部から取り除くことになります。

個人的には、25年くらい利用して、マナスル121のバーナー部分を一度だけ焼いてクリーニングしたことがあるだけです。

精製された不純物の少ない灯油を使えば、上のようなメンテナンスも不要になるかもしれませんね。我が家ではふつうの、石油ストーブ用の灯油を使っているので、もしかすると燃焼時にススが出やすいかもしれません。



火だるまのマナスル

燃焼中に突然強風で火が消えた場合、吹き出している灯油ガスが、液体になってマナスルにあふれたりすることがあります。(予熱段階で急ごうとする時も同様の状態になることがあります)

その時、マナスルは高温になっているので、マッチ、ライターを近づけるだけですぐ火が付きます。その火がマナスル全体に燃え広がったようにみえて、「火だるまのマナスル」になります。

その時は、給油の圧力調整ネジを緩めると灯油(ガス)の吹き出しが止まるので、金属だけで構成された火だるまのマナスルはそのうちすぐ燃え上がる炎が収まります。



追記 マナスル、ポンピングは何回くらい?    2023.09.12

タンク内に圧力をかけて灯油ガスを噴出させて利用するマナスルなので、予熱して着火する時は、バーナーのノズルから灯油のガスが軽く噴き出すくらい、ポンピングする、というのが答えになります。

噴き出すくらいの圧力をかける、ためのポンピング回数はその時どきで変化します。

例えば、小さなタンクのマナスル96に灯油を一杯まで補給すると、タンク内の空気の量も小さいので、満タンなら2,3回ポンプを押すだけで、噴出口から灯油のガスが出てくることがほとんどです。

他方、タンクの大きいマナスル121で、灯油を少しだけ補給し、灯油を噴出口まで送るためのタンク内圧力を得るまでには、カコンカコンカコンと、結構かなりの回数ポンプを押すことになります。

ただどちらの場合でも、何度か灯油ストーブを扱えば、最初カスカスのポンピングが、ある瞬間からぐぐっと手応え、反発を感じることが出来るようになります。そうなるとタンク内の圧力は上がってきている事を意味していて、その後数回のポンピングで灯油ガスが噴出することになります。

そのタイミングになっても、さらにポンピングをしてしまうと、タンク内の圧力が高過ぎる状態になって、灯油ガスだけでなく、液体の灯油ガスが噴出口から吹き出して、マナスルが火だるまになるか、もしくは、あふれた灯油でバーナーの火が消えてしまうかも知れません。

そんなわけで、灯油ストーブのポンピング回数は、タンクの大きさ、タンクの空間的な容量、と、そのタンクに何パーセントくらい燃料の灯油を補給しているのか、の条件次第で、何回押せばいいのか?はコロコロ変化してしまうということになります。

そのような事情、仕組みなので、灯油ストーブを使う時は、例えばいつもタンクに燃料を一杯まで補給すると、決めてしまうことで、扱うたびに、操作するたびに自分のマナスルでいい具合に燃焼してくれるポンピング回数が固定してくることを経験値から獲得することができる、ということになります。

逆に、複数のタンクサイズの異なる灯油ストーブを、ランダムに利用したり、補給燃料をその時その時で必要量だけタンクに入れる、というような利用の仕方をすると、毎回コンディションが変わる=タンク内の燃料の量、タンク内の空気容積がことなってしまう、ことで、予熱から着火の時に、何回ポンピングして、どのくらい圧力をかけたらいいのか、そのつどうまく出来たり、うまくいかなかったり、の不安定な取り扱いがずっと続くことになります。

登山で休憩の時、テント脇で食事準備する時に、サッと取り出して、サッと組み立てて、サッと着火させて、ササッと飲食出来たほうが、いいですよね。

灯油ストーブはその時仕組みを踏まえて経験値を蓄えておくと、思ったよりもササッと動作してくれて、存在感のある(リュックに入れるとはっきり重い!)心強い山道具だと思います。

(結果的に、マナスルシリーズでもっともタンク容量の小さいマナスル96が、容積が小さいだけに圧力がかけやすく稼働させる時にポインピング回数がもっとも小さい=使おうと思う時に着火するのに手間の小さい、機動性の高い灯油ストーブになります)

マナスル96・・・・・0.2Lタンク 1.5時間燃焼・・・
マナスル121・・・・・ 0.4Lタンク 2.5時間燃焼
マナスル126・・・・・ もっと大きい、もっと長時間連続燃焼 


、、、つづく









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大芦高原キャンプ 2023.09.01

2023年09月02日 | 登山キャンプ
9月1日金曜、岡山市からそれほど遠くないキャンプ場へ行ってきました。日本列島遠くを通過する台風11号の影響か?全体に曇りがちで時々雨も降ったりやんだりという天候ですが、その後の台風12号の影響で「普通に雨降り」予報なので、このタイミングで出かけることにしました。

今回のキャンプ場は岡山市から1時間かからないような、とても近いところにあるキャンプ場、「大芦(おおあし)高原キャンプ場」(リンク)です。

 

まだまだ連日結構な猛暑なので、市街地から近いところのキャンプ場に行っても暑さで大変!と思うのですが、この大芦高原キャンプ場は、ほぼ海の高さに近い瀬戸内沿岸地域(岡山市は海抜5mから7m)から、一気に標高500mを越える山の上に上ったところに位置します。

すぐ近くには大芦(おおあし)高原温泉・雲海もあり、その名前から、この「山のてっぺん」からはまわりに雲海も見えるようなロケーションになります。個人的な経験値からいうと、岡山市内が32,33℃を越えるような最高気温の時、木陰で心地よい風に吹かれながら手元の温度計実測で23,24℃だったりします。 市街地の猛暑とは「別天地」の大芦高原キャンプ場です。

下の写真は、大芦高原キャンプ場の「管理棟・受付」です。

 
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 (アクセス、料金など詳細はリンクのホームページにあります)


今回はすべて持ち込みキャンプをしましたが、忙しかったり都合では、テント、マット、寝袋、炊事器具、などなど、管理等でレンタルを受けることも可能になっていました。


受付時に受け取るキャンプ場内のマップです。(帰宅時には返却)

 
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グランド、 オート、 ヒル、(丘の上のキャンプサイト)それぞれのエリアでは、車乗入れOKのエリアが多く、キャンプ道具、荷物をサイト~車の間で往復して運んだりしなくてもすぐキャンプできそうですね。

今回キャンプしたのはWoodsエリアで、ここはエリアの近くまで車を乗り付けて、車から自分の荷物をおろします。そのあとは車を指定駐車場まで移動させてそこへ駐車させます。車からおろしたキャンプ荷物は、サイトまで手に持って斜面を上ったり降りたりすることになります。

そのかわりテントに落ち着いた時には、自分のキャンプサイト周辺に車が出入りしたり、ドアを開け閉めしたりという音が聞こえてくることなく、ずっと静かなキャンピングが可能です。

ちなみに地形は、平坦ではなく、上のマップの「ヒル」をピークに、マップの右側へ山の斜面になって下ります。「ヒル」からすこし下ったところの山の斜面、木々に囲まれたエリアが「 Woodsエリア 」になります。

下の写真が、山の中の道路脇、Woodsエリアの入口になります。


 
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道路側からWoodsエリア入り口。奥に黄色い・・何かが見えるのが、設営したテントです。

 
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テント・・・とはいえ、都合で「非常ビバーク用ツェルト」をテントにしました。昔ながらの黄色い三角テントを設営する方法と同じで、ポールをロープで固定し(前後2本のペグ)、テント本体の四隅もペグで固定するタイプです。

 
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天候が「曇、時々雨」くらいのコンディションだったので、ツェルトとフライシートをかけました。キャンプなので(登山ではなく)、床は本体を紐でむすび床面にして、銀マットとクッションを敷いて、その上に寝袋です。大人一人縦に入って横になるとそれでいっぱい!というテント内の状況です。

 
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大芦高原キャンプ場は「直火OK」のサイトになっています。焚き火も楽しみたい人にはとてもありがたいキャンプ場ですね。

我が家では「炊事棟のかまど利用」と「持ち込みの灯油ストーブ」を利用してキャンプすることにしましたので、テントの脇で風よけの中、灯油ストーブを着火します。

ガスコンロと違って、灯油を燃料にするのでとても経済的で一度着火させるとずっと燃やし続けることも多い灯油ストーブです。ただ着火前にはコンロ本体を「予熱」して、そのままでは火がつかない灯油を気化させて使用しますから、「使用前の儀式」みたいなものがいつも必要になります。

それでも、ゴーゴーとわりと大きめの燃焼音は、とても心強く心地良いと個人的には感じています。

写真の赤い、収納金属カン表面にあるように「マナスル96灯油ストーブ」です。こちらは小さい方のマナスルです。( 大きいサイズは マナスル121 になります)

Woodsエリアから、少しだけ森の中を歩くと炊事棟にたどり着きます。すぐとなりには水洗トイレもあります。(今年、この9月トイレ改修工事とのことでした。 また炊事棟、トイレはそれぞれのエリアに複数あります )

 
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炊事棟のかまどで「焚き火」を行い、網の上に食材を並べるだけ!のバーベキューです。

 
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それ以外の、スープやその他煮物は、流し場のすみで風を避けながら「灯油ストーブ・マナスル」を利用しました。(当日はWoodsエリアの宿泊キャンプは2組だけだったので、炊事棟を広々と利用可能でした)


 
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下の写真は、少し大きめの灯油ストーブマナスル121です。

 
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手前のポンプでタンク内の圧力を高めて、ノズルから帰化した灯油ガスを吹き出させる仕組みです。ある程度は、内部圧力の加減でコンロの火力調整が可能です。

ノズルがすすで詰まる、というアクシデント以外は、基本的に壊れるところのない、丈夫で存在感だけでも大きな安心感がある道具です。

(Info:マナスル96  0.2リットル 燃焼 1.5時間  660g
   マナスル121  0.4リットル 燃焼 2.5時間  840g )

 
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かまどの隅で風を避けながら、飯盒でご飯を炊いています。


雲の上、満天の星空に会える大芦高原キャンプ場

今回は台風の影響もあって天候に恵まれないタイミングでのキャンプで、星空を見ることはできないだろうなあと覚悟して出かけました。

しかしながら、夜には・・・・

あたり全体に薄く霧(雲の中?)がかかっていてその向こうに明るい月が見えていたので、用意してきていたカメラ・レンズで撮影しました。

 
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岡山県の南部でも、車で数十分西になる備前地域は、とても星空のきれいな地域です。平地でもかなりきれいに星空が見えるので、その地域で標高500mを越えるロケーションとなる「大芦高原キャンプ場」が、星空観測には最適のキャンプ場であることは想像できます。

また次回、星空を眺めるためにキャンプに訪れたいなあと思っています。

ちなみにキャンプ場の「Hillヒル」エリアは、もっとも標高の高いところにあるサイトで、まわりに大木のない(朝の日差しが直接テントに照りつける!)エリアなので、その隣りにある駐車場あたりへ三脚とカメラ・レンズを持って、(Woodsエリアから)歩いて星空観測、星空撮影を楽しむのが良さそうだなあと思っています。









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届く キーホルダーフックMolle

2022年09月23日 | 登山キャンプ
今日届きました。Molle腰ベルト(タクティカルベルト)に取り付けるキーホルダー・フック。

 
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ウオーキングしていると、途中でちょっと休憩する時、ちょっと飲み物を買う時などなど、夜の時間帯に歩いている場合、手に持っているLEDライトを「すっとどこかへ収めたい」と思うことが毎回あります。

Molle対応の腰ベルトは、いろいろな装備を取り付けることが出来るのはいいのですが、ちょっと何かを引っ掛けようとする場合、ベルトにカラビナなどを取り付けておかないと、一時的に引っ掛けて留めることが出来ません。

で、たまたま見つけたのがMolle対応で、腰ベルトにボタンで取り付けるキーホルダーのようなフックでした。

「これはいい!」(^-^)

というわけで、こちらも2個セットをポチっとやってしまいました。

あれこれ準備を整えたわけで・・・秋冬で寒くなっても、腰痛対策・運動不足対策の散歩は今後も続けないといけない状況になってしまいました。

ps 8月の終わりごろから、トレーニングの「鉄げた」代わりに、片足1.5kg(両足で3kg)の革製重登山靴をはいて、時々歩き始めています。以前であれば軽いスポーツシューズで短い距離を歩いても、足のあちこちが張ってきたり、痛かったりもしたのですが、ずっとあるき続けている最近では、鉄下駄といっても過言ではない重登山靴で1時間位歩き回ってもほとんど影響なく、軽快に歩くことが出来るようになりました。うーん、たしかに継続は力!ですね。

少し平地が飽きてきた感じがあるので、軽い荷物で里山を歩いてみたり、状況に応じて山ザックを出して、少し重みをかけた山歩きをしてみたり、出来るようになれたらいいなあと思っています。




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届いていた Molle対応腰ベルト(タクティカルベルト)

2022年09月22日 | 登山キャンプ
今年の夏も猛暑の日もありましたし、梅雨はとっくに明けているというのに異様なほどの湿度の高い日もありました。日中の暑い日差しを避けて日が暮れてからウオーキングをしていても、もうびっくりするほどの大汗になる日も多かったです。( 当初は、暑いから嫌だなあ、と尻込みしていましたが、あまりに暑すぎて、あまりに湿度が高すぎて・・・逆に気持ちの良いほどの大汗になるウオーキングが、歩き終わったあとのシャワーやお風呂でとても気持ちいいので、最近朝晩が涼しくなってちょっとさみしい感じがしています )

そのような暑い時期のウオーキングでは、水分補給のペットボトルの水が「いくらあっても足りない!」というようなことになり、歩きながらいつでもすぐ水を口にすることが出来るようにペットボトルフォルダーをズボンの腰ベルトに取り付けるようになりました。

ところが・・・水の入ったペットボトル、ウオーキング途中で自動販売機で購入するスポーツドリンクなど、たくさんズボンの腰ベルトにぶら下げると、歩いている途中でどんどんズボンがずり落ちてきて、ウオーキングの最中にズボンを引き上げないといけない!という事態になりました。

「じゃあ重量のあるドリンク類をズボンとは別の腰ベルトに取り付ければいい」・・・ふと思い立って、いろいろな装備を腰回りに取り付けることが可能になるMolleシステムの腰ベルト(タクティカルベルト)を用意することにしました。
(もともと持っていた腰ベルトは、Molleシステムではなかったので・・)

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)


背中に小型リュックを背負って歩くので、リュックの中に入れておけばいいのですが、でもそうすると水を口にしたい!と思ったとき、その都度立ち止まりリュックを背中から下ろし、水を飲んだら、またボトルをリュックに戻し、背負い直す!ということになります。 それに対して、腰回りにドリンクボトルを取り付けておけば、歩きながらでもドリンクボトルを取り出し、飲み物を口にすることが可能になります。

気持ちよく、リズムよく歩いている時は、その都度立ち止まることなく水を口にしたいなあと欲張ったことを考えてしまうのです(^-^;)。

結果的には、日暮れ後の涼しいナイト・ウオーキングに出かける時、この腰ベルト(タクティカルベルト)に、<水筒><予備のLEDライト><万歩計になるスマホポーチ><小銭財布などの小物ポーチ>などを取り付けて、腰回りに全部ぶら下げてウオーキングをするようになりました。

(予備のライト:ここまでの暑い季節、日が暮れてから散歩に出かけるようにしていたので、散歩の時は常にライトを持ち出しています。で、使っているUSB充電タイプの小型LEDライトが、2,3回目には途中でバッテリー切れになってしまいます。そのため乾電池タイプのLEDライトも常に予備で持ち出すことにしています)

ただ湿度も気温も高い夏の季節のナイト・ウオーキングでは、背中にリュックを背負うことなく、腰に必要なものをぶら下げることが出来たら軽快で、快適なのですが、これから秋・冬になって気温が下がってくると、もしかしたら「腰につけていたものを全部リュックで背負う」ほうが、背中が寒くなくていいかもしれませんね。


ちなみに「装備をたくさん付けた重い腰ベルト」を、腰に締め付けて固定する事もできますが、上の写真にあるように腰ベルト(タクティカルベルト)には、前面にD環が2つ、背面にも2つD型の環がついています。ここへサスペンダーを取り付けることで、この腰ベルトの全重量を腹部の締め付けだけで固定するのではなく、両肩に重量を分散して背負うことが可能になっています。(極端に言えば、サスペンダーを両肩で背負う場合、腰ベルトの前のバックルを固定しなくても、腰回りに装備をぶら下げることが可能になります)

ウオーキングの時に、小型リュックの代わりにサスペンダーを取り付けた腰ベルト(タクティカルベルト)を身に着けて歩く、というのも上半身の風通しが良くて具合いいかもしれません。





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届く スマホ専用Molleポーチ

2022年09月22日 | 登山キャンプ
ウオーキングの際にアプリを起動して、スマホを「万歩計」代わりに使うようにしています。・・で、そのスマホを散歩の途中で「今何歩くらい歩いたかな?」「今、何時頃になったかな?」「ええっと、今どのあたりかな?」と、わりと頻繁にスマホをチェックすることが多いなあと気付かされます。

暑い夏の季節、ウオーキングの途中で何度も、水分補給ということでペットボトルの水を飲むことがあるのですが、それと同等かそれ以上に頻度でスマホを取り出そうとすることがあるように思います。

で、そんなときに歩きを止めてリュックを下ろし、スマホを取り出すのはなかなか余分な動きに感じますし、それよりもリュックの中のスマホが正確に歩いた歩数をカウントしてくれていない場合も結構あることに気づきました。
(近所をグルーーっと一回りしてきて、今日は何歩歩いたかな?・・・ええっと、312歩! はあ???というような(^-^;) )

なので、正確に歩数をカウントしてもらうために、万歩計・スマホはズボンのポケットに入れるようにしました。

・・・ところが、歩きだしてしばらくすると、じりじりとズボンがずり落ちてきて最後に腰骨に引っかかってぎりぎり止まっている!というようなことになりました。

・・ということで、ズボンのベルトとは別に、Molleシステムの腰ベルトに取り付けるMolle取り付け用のスマホ・ポーチをWebで見つけたので、今回ウオーキング用として購入しました。(使用中のスマホのサイズの違いでちょうどうまく収納できるものや出来ないものもあるようですが、手持ちのスマホは固定ストラップを伸ばすとギリギリ収めて、フタを固定することが出来ました)

 
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Molleシステム対応の各種ポーチを取付、取り外しのできるウエストベルト(タクティカル・ベルト)を腰に巻くことで、スマホや水筒をズボンのベルトに取り付けないですむため、あるき続けているうちにどんどんズボンがずり下がってくるということからは開放されました。

写真、右の色違いのポーチのように、モール対応のポーチは硬いベルトとボタンがポーチの背面についていて、それをMolle(タクティカル)ベルト表面に縫い付けてある帯に通して、最後にパチンとボタンをはめて、腰回りの装備を必要に応じて付けたり外したりすることが出来るようになっています。

結果的には、ウオーキング用で個人的に<予備LEDライトポーチ><スマホポーチ><小物ポーチ>と、必要に応じて<ヒップバックポーチ>を取り付けて利用しています。
(ヒップバックポーチを利用することで、リュックサック、小型ザックを背負わなくても良くなるので上半身がフリー、スッキリとした状態でウオーキング出来ます。)

多分、もうこれ以上はウオーキング用にポーチを用意することはないと思うのですが、さらにその時時で必要に迫られた場合は、すでに手元にある(サバイバルゲーム・コスプレ用)各種ポーチをMolleシステム腰ベルトに取り付けようと思っています。

(例:天気が怪しい時はレインウエアを詰めたポーチを取り付ける、とか、散歩のついでにちょっと買い物予定がある場合に予備のポーチを付けておくとか・・・)

ズボンのベルトとは別に腰ベルトをつけておくと、ウオーキングである程度の時間歩いていても、ズボンがずり落ちてこない!という大きなメリットがあるのは確かなのですが、夜のウォーキングではなく昼間に歩くという場合は、ちょっと見た目があやしげ!だったりするのは、デメリットかもしれません(^-^;)。



◯ 追記: スマホポーチ追加購入  2022.10.05

先に入手したスマホ専用ポーチ、ちょっとだけ手持ちのスマホよりも小さめでしたが、調整ベルトを伸ばして使うとフタ部分も固定できてOK!

運動不足解消のためのウォーキングで、万歩計になるスマホをいつもストンと入れて、とても便利に使っています。サイズもスマホ専用なので、他の携行品と一緒に入れるようなサイズではないので、結果としてポーチの中をゴソゴソさがすようなこともなく、散歩の途中で「今何歩くらいかな?」「今何時になったかな?」「どのくらいの時間歩いているかな?」とチェックするのに、すっと手元にスマホを取り出すことが出来て、とても具合良いです。

・・・で、あまりに具合がいいので、仕事でもこのポーチにスマホを入れておきたい!と思うようになりました。

で・・・そのたびに散歩用のベルトから外して、仕事用ズボンのベルトへ、夜の散歩のときには仕事用のズボンから散歩用ベルトへ・・・と付け替えていたのですが、「ああ、めんどう!」となってしまいました。

というわけで、同じものをもうひとつ追加購入です。

「スマホだけのポーチ」というのが、とても扱いやすくて気に入っています。






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届く ウエストポーチfor運動不足解消散歩

2022年09月21日 | 登山キャンプ
今日9月21日、腰痛・運動不足解消のウォーキング用にポチったポーチが届きました。


 
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実のところサバイバルゲーム・コスプレ用にいくつか(意味なく取り付ける)ポーチ類は手元にあるのですが・・・また買ってしまいました。

というのも、ウォーキング用としてはちょっとした<小銭入れ><汗ふきタオル><予備のLED懐中電灯>程度を歩くときに持ち出して携行する感じです。しかしながら、サバゲ用のものはポーチが大きすぎたり、(マガジンポーチだったりするため)奥が深すぎたりして、「さっと開けて手をツッコミ、ささっと取り出す・・・また仕舞って閉じる」という動作には、なかなか不適だったりしました。

そんなこんなで、ウォーキングにちょうどいいポーチ(大きさ、チャックのサイズ、蓋の開け締めなど)をちょっとWebショップで探しているうちに、ほぼウエストポーチに近いものに出くわしました。

少し大きいかなとも思ったのですが、ふと「届いてみないとわからないけど、一眼レフカメラを持ち出して、標準、広角、望遠レンズとカメラに付け替えるレンズが腰回りについていると、お写ん歩にも具合いいかも」と思ったりしました。

ウォーキングにも使え、ちょっとしたカメラ写真撮影にも使えるのなら、色々と使うことが出来ていいな!と自分に言い訳をして、またまたMolleシステム(取り付け)のポーチを購入することにしました。

そんなこともあって、50mmレンズ、100mmレンズ、28-105mmズームレンズと一緒に撮影してみました。どうやらそのくらいの交換レンズであれば余裕で収納して、持ち運ぶことが出来そうです。

こうなるとMolleシステムのベルトに、この中くらいサイズのポーチをつけると、デイパックは背負わなくても良さそうです。

(小型リュックには反射板テープを貼り付けてあったりするのですが、この小型ポーチの外側に、反射板テープを取り付ければOKかも)


ちなみに、今日は小型リュックなし、腰ベルトだけでウォーキングに出かけてみました。上半身にリュックがない状態だと歩きが軽快になった印象でした。(真夏の暑い時期、猛烈な湿度の時期などには、リュック無しで歩くことが出来るというのは、ずいぶん快適なウォーキングになりそうです)


9月21日夜は、台風一過の天候=北からの冷たい空気を日本列島に吸い込んでいることもあって、外気温が20度を切っていて、半ズボンを長ズボンに、上着の袖のあるものを着て歩きましたが、それでもひんやりした印象でした。これから秋、冬の季節になると、もしかしたらリュックを背負っている方が背中が暖かくて具合がいいかもしれません・・・。もっと早い時期、夏前に、molleシステムのウエストベルト+ポーチの装備を準備することを思いつたらよかった・・・(^-^;)。


・・ということで、molleシステムのウエストベルトにMolleポーチをあれこれ取り付けてきてます。なんか腰回りが賑やかになってきました(^-^;)。

<スマホ専用ポーチ>
<小物(小銭財布・予備LEDライトなど)用ポーチ>
<ペットボトル、ドリンクホルダー>
そして今回の、<ウエストバッグ・ポーチ>

でも、これで全部腰回りにぶら下げることが出来るので、上半身がフリーになって軽快に両手を振ってウオーキングが出来る状況になりました。






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届く メスティン・トランギア

2022年09月18日 | 登山キャンプ
先日ペットボトルホルダーと一緒にメスティンが届きました。
 
  (画像をクリックで拡大写真へ)

  撮影:Canon EOS5D JPEG + PentaxM50mmf4マクロレンズ

数年前に「メスティン」なるものがある、とWeb上で見かけて、「手元には古いものの結構たくさん山用コッフェルがあるので・・・」と素通りしていました。

とはいえ、なんとなく「昭和のドカベン、大きめのアルマイト弁当箱」を思い起こさせられて、メスティンほしーなー!と思っていました。それでも、決定的な必要性もないのに、それなりの値段がしていて、ずっと横目で見ていました。

昨年だったか、家のものが100均ショップでメスティンがあったよー、という情報をもらって、さすがに100円ではないというものの昔見かけたオリジナル・メスティン数千円と比較すると、お手頃価格なので・・・ということで、100均ショップへ行って入手しました。

その後、今年になってやはり家のものが、メスティンに入れる収納パックのようなもの、メスティンで利用できる網のようなものを買ってきてくれて、「おお、それはそれは(^-^)」と喜んだものの・・・

・・・サイズが違う!

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)

あれ、オリジナルのメスティンと、100均ショップのメスティンはサイズが違うんだあ・・ということで、今回、他の買い物のついでにオリジナルのメスティンを購入することにしました。
(なので、Trangia  Messtin と書いてある箱の表紙も記念撮影に追加!)

昨年購入した100均ショップのものと、今回購入したトランギアのものでは、たしかに大きさが違っていました。

・・どうも現在では、100均ショップのメスティンも、オリジナルのメスティンも、色々なサイズがある、ということを、ネット情報で知りました。なるほどなるほど。

ちなみに、オリジナルメスティンのサイズでは、ストンと中に収納することができました!


山登りを始めた頃、ガスコンロや焚き火など、いろいろな火で四合炊き飯盒でご飯を炊く練習をしたり、途中からコッフェルで少量のご飯を炊く練習をしたりして利用していたのですが、当然ながらまだ「メスティンでご飯を炊いたことが」ありません。 

ネット上でも見かける「アルコール燃料」を使ったメスティンでの炊飯もぜひぜひ試してみようと思っています。

運動不足解消の散歩の延長で、近くの里山などにも足を伸ばすようなときには、休憩を取る必要がなくても「休憩!」ということで、何かささっと簡単な食事などを楽しむといいなあと思っています。

(個人的には、アルコール燃料は灯油コンロの予熱用として使っているのですが、アルコール燃料だけでご飯ができると面白いですね。その他のコンロと違ってアルコール燃料を使う場合は、風よけで完全に囲んでしまっても、ガソリンコンロ、灯油コンロ、ガスコンロに対してのような、危険性がないので、結構うまくご飯ができるのではと想像しています(^-^) )




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届く 散歩用水筒ホルダー

2022年09月17日 | 登山キャンプ
先日入手した、リックの肩ベルトに一眼レフカメラを取り付けるクリップを装備すると、どうしてもある程度カメラ側に引っ張られる感じがあります。


 

ブルーのネジが付いた装置がカメラクリップ、その反対側の肩ベルトに輪っか(カラビナ)を取り付けて、そこへ500mlの水を入れたペットボトルをぶら下げるようにしました。

それでリュックの肩ベルトの左右は比較的バランスしていて具合がいいのですが、他方、胸元で水の入ったペットボトルが歩くたびに結構あばれるように大きく左右にぶらつきました。

・・・そんなこともあって、腰ベルトに取り付けるタイプのボトルホルダーを買ってみました。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)


散歩のときにズボンのベルトにいろいろぶら下げると・・・(万歩計になるスマホ、ちょっとした小銭財布など)、しばらく歩いていると(個人的な体型の問題か?)ズボンが下に降りてきてしまうので、もう一つ別の腰ベルトを用意してそのベルトにぶら下げるようにしています。

今回入手したペットボトルのホルダーはMolleシステム(モール)に対応したもので、ぱちんとボタンひとつで腰ベルトに縫い付けられた細いベルトに通して簡単に固定できるタイプのものです。

ちなみにペットボトル、ドリンクボトル、それぞれサイズに合わせて、ベルクロ固定のベルトを調整可能なので、太さの大きいボトルもある程度は対応できるようになっています。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)

必要ならばこの装備をぶら下げる腰ベルトに、サスペンダーを取り付けて、からからぶら下げることで、不必要に腰(もしくはお腹)を締め付ける必要のない装備でもあります。

たまたまサバイバルゲーム要装備(コスプレ装備)でこうした腰ベルトを持っていたものですから、それを運動不足解消散歩に利用することにしました。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)

こちらは、ペットボトルホルダーの反対側に取り付けたMolleシステム対応の小型ポーチです。ここへ小銭財布(途中の自動販売機でいろいろ飲み物を・・)や、万歩計代わりのスマホ(リュックに入れているとあまり正確に歩数をカウントしてくれなかったので)、その他予備のハンドLEDライトなどをいれて、散歩しています。

今回用意したホルダーがどこまで具合がいいか、とりあえず腰ベルトに取り付けた状態でもうしばらく実際に散歩で使ってみて、様子を見てみようと思っています。

(場合によっては、ちょっと工夫してリュックの肩ベルト、カメラの反対側に取り付けて左右でバランスよくするのもどうかなと思っています。)


追記 ペットボトル以外

先日、ウオーキング途中、自動販売機でカルピスソーダ缶を購入して、ホルダーに収めようとしてみたところ、このホルダーはペットボトルの長さがない場合、またペットボトルの首の部分がない場合は、ホルダーに固定することが出来ませんでした。
もし、ペットボトルやコーラ缶、栄養ドリンク瓶など様々な形状のドリンクを、収納しようとする場合は、別の形状のドリンクホルダーを検討する必要性がありそうです。(例えば、筒状のドリンクホルダーとか・・)






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高い通気性の小型リュック ドイターRaceXair

2022年09月16日 | 登山キャンプ
長く使っている小型リュックです。<DeuterドイターRaceX air>ずいぶん以前に「自転車ように・・」と購入したものです。背中に水袋(ハイドレーションパックシステム)を入れて、リュック上部からパイプを引き出して、行動中に水分補給ができるようになっています。( 音楽プレーヤーを収納して、イヤホンケーブルを引き出すことも可能ですね )

 
 (画像をクリックで拡大写真へ)


肩ベルトはただの柔らかいゴム素材のメッシュです。リュックのサイズが小さいのでそれほど重量の荷物を入れることはないので不都合を感じたことはありません。同時に肩ベルトが「肩に食い込む」とか「肩のあたりに痛みが」ということもありません。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)

背中に当たる部分が、やはりメッシュになっていて、リュックの生地が背中に密着しているわけではないので、例えばリュックを下ろした時の背中の汗の濡れ具合はかなり良好ですし、行動中にも「背中の汗が気持ち悪い」というようなこともありません。

でも、かと言って<汗をかかない>というわけではなく、リュックを背負っていても、背負っていなくても、自転車や里山歩き、トレールラン、ジョギングなどの運動で、基本的に体全身で汗をかくわけで、「このリュックを背負うと涼しくなる!」というわけではありません(^-^;)。

(行動を終了して帰宅した時、リュックが汗で濡れていてそれを乾かすのに時間がかかる・・ということはありませんね)

つい先日入手した、一眼レフカメラを固定するカメラクリップを肩ベルトに取り付けています。今は、自転車よりも(運動不足・腰痛対策の)近所の散歩にこのリュックを使っていて、途中でスナップ撮影するために肩ベルトにカメラを取り付けて、歩いています。

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)

一眼レフカメラを普通のストラップにぶら下げて散歩に出かけることもあるのですが、ブラブラする大事なカメラとレンズが、結構あちこちに衝突することは多いのですが、リュックの肩ベルトにカメラを固定するようになって、散歩にカメラを持ち出すことに迷いがなくなって、途中で出くわした景色などをもれなく撮影することが出来るようになりました。


(今まで、よく「あーカメラを持ってきていたら良かったなあ」と思う場面は、結構多くありましたので・・・・(^-^;) )






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今でも現役、30年前の昭和レトロ重登山靴

2022年03月22日 | 登山キャンプ
1990年代に入手して、2022年現在も使用している「登山靴」のことをメモしておきます。
(これを機に、このブログに<登山キャンプ>のカテゴリーを追加しました)

 

一般的な登山靴(in昭和時代)

第二次大戦前後の昭和の時代における登山ブームで、多くの登山者が利用していた道具のひとつに、<オールレザーの重登山靴>があります。

様々なサイズの キスリング(登山用具・片桐HPへリンク) と呼ばれる「帆布(はんぷ)」別名キャンバス生地の丈夫な登山用リュックに、現代と比較すると一つ一つの重量の大きい登山用装備品をパンパンに詰め込んで、かなりの重量を背負って山を登る時、その大重量を足元からガッシリ支えてくれる登山靴が、上の重登山靴だったようです。

個人的に登山を始めた1980年頃には、好日山荘やICIスポーツなどなど、ショップオリジナルの登山用品や、画期的な商品提供をしてくれる<モンベル>なども誕生し、当時の登山用品は<高機能・軽量>のものがどんどん揃ってきている時代でした。

そのため、登山靴も里山散策から近郊の山へ入る時には、安価で軽量な「キャラバンシューズ」とか、ステップアップしてちょっと高価で高機能な「ザンバラン革製軽登山靴」などが当時は一般的だったように思います。

 
 
 ( Google検索 画像 引用 )


個人的な登山靴の移り変わり

個人的には 学生時代に<職人の店>で足首まで靴紐で固定できる<安全靴>を購入し、それを登山用の靴としていました。その後、多く出回っていた<ザンバラン革製軽登山靴のコピー品>を登山靴として、数年の間利用していました。

前者の<安全靴>は、山道で<グリップ>が良く、特に山道の下りでズルリを
と足を滑らせて尻餅をつく、ということが激減し、とても具合の良い山用の靴となりました。
・・・しかし、しばらく使っていると全体に柔らかくなってきたタイミングで、靴全面に足を保護する鉄板の入っているため、この鉄板に足の指先が当たるようになって(特に下山時に)、足を痛めることが多くなりました。

そんなことから、革製軽登山靴で安価なコピー品に手を出すことになりました。

コピー品とはいえ、革製登山靴は、使えば使うほど自分の足の形に靴の革が変形していって、最終的には靴に足を入れる時に「オーダーメイドかぁ!」というぐらい、靴が自分の足の形に馴染んでいました。

これで「革製登山靴はいい!」と好印象を持ってしまったのでした。

とはいえ、やはり軽登山靴なので、次第に装備重量が重くなる登山をするようになった時、山道で登山靴が重量を支えきれずに形を歪ませながら一歩一歩足を進めるような状態になっていきました。

そして、最後には靴底が摩滅してしまってしまい、ある意味使い切ってしまうことになりました。

対策として靴底を張り替える、という方法もあったのですが、革製の靴全体がくたびれてしまって、極端に言えば革製登山靴なのにスニーカーで歩いているような、山道の斜面で足元を支えきれないほど登山靴の革が「くたびれてしまう」状態になってしまっていましたので、根本的に買い替えを考えるようになりました。


最終的、総革製・重登山靴の選択(現在に至る)

1990年代には、登山用品店には、現在の登山靴に通じる各種新素材も織り込んだ、高機能で、軽量で、優秀な登山靴がショップに並んでいました。・・・・が、上記のように「総革製登山靴」が、自分の足の形に変化していく<ここちよさ>を経験していたものですから、次もやはり革製登山靴にしようと思ったのでした。

そして、靴がしっかりとしたものであれば、靴底ソールを張り替えながら、自分の足の形になった登山靴をずっと、いつまでも使うことが出来る!というのは、他には代えがたい大きなポイントと思ったのでした。


・・・・で、1990年半ば次に購入したのが、「昭和の時代から続く、伝統的な革製重登山靴」でした。

 
  (上の写真は、クリーニング、メンテナンス後の、よそいきの姿)


1990年代には、まだまだ多くの登山用品店から、オリジナルの重登山靴が提供されていて、かなりの選択肢の中から自分の重登山具を選択して購入することが可能な時代でした。

上記の写真の靴は、たしか「さかいやスポーツ」のオリジナル重登山靴だったと思います。もうすでに25年が経過していますが、登山靴の外観はほとんど型くずれしている様子は見られません。

靴底ソールは、一度張替え依頼で、さかいやスポーツに送っていて、その後本格的な登山頻度が少し減ったこともあって、2枚目の靴底ソールで、現在に至っています。

つまり =「自分の足の形、凸凹に変形してフィットしてしまっている登山靴」を何年経過しても、常に利用できるということになります。 

重登山靴のデメリット、足かせのような圧倒的な重さ、や、整形外科で石膏で固められたような動きにくさ、という重登山靴のデメリットを自分の中で天秤にかけて、そのデメリットよりも個人的な自分の足に馴染んだ山用の靴!というメリットを、自分としては「良し」としています。

 

昭和の時代の雪山登山では、この重登山靴のまま山に入っていたようです。オールレザーの革の分厚さが足の保温、防水にも有効だったようです。しかし本格的な雪山では、通常の登山靴以上の性能が要求されたようで、重登山靴の中でもバリエーションがあって、<厳冬期冬山用重登山靴>というのもありました。

そうした重登山靴の中の重登山靴=厳冬期冬山専用、と比較すると、上の写真の重登山靴は、「四季を通して利用できるオーランド重登山靴」の部類なので、冬山重登山靴よりは 「軽量で、柔らかく、足に馴染みやすい重登山靴」といえます。( とはいえ、新素材登山靴や、軽登山靴とは比較にならないほど足元は軽快さが失われますが・・・・(^-^;) )

したがって、上のオールラウンド重登山靴でも、秋季節、春季節の少しくらい雪のある山を歩き回る点においては、まったく問題はありません。逆に、少し雪があるくらいのほうが、歩きやすかったりします。

(靴そのものが歩くたびに変形して歩きやすいということがほとんどない重登山靴なので、そのぶん足元の地面の雪のほうが「変形」してくれて、足の運びがとてもらくになります)


総革製・重登山靴の手入れ

オールレザーの登山靴なので、山行から帰ってきてポンと靴をそのまま置いておく、というのはあまり良くなさそうですね。いろいろな成分を含んだ山の土を「 ブラシで落とす 」ブラッシングはするようにしていますし、比較的こまめに思いついたら 「 保革ロウワックスの塗布 」をするようにしています。

長くいつまでも自分の足の形にフィットした登山靴を維持する」という大きなメリットのために総革製重登山靴を使っているわけですから、その維持のための手入れ!というのは、重登山靴を選択した時点で必要不可欠なことになります。
(靴底ソールの張替えは、プロの職人さんの技術にお願いするとして・・・)

以前、革製軽登山靴を「柔らかくしすぎて結果的に使いづらい登山靴にしてしまった」という個人的失敗があるため、上の重登山靴については、使い始めた当初から 「革を柔らかくしてしまう保革油の使用を回避」するようにしています。

最初の最初、ゴツゴツのガチガチ状態のときにだけ、柔軟性が必要な部分にだけ革を柔らかくする保革油を使いました。しかし、それは本当に最初だけで、あとは、新品時のフィット感の悪さを「気にしない」ことにして、とにかくあるき回りまわることで、足入れの頻度を高めることで、自分の足になじませるように心がけました。

(思い出すと、ちょっとした旅行、二泊三日くらいの旅行などでも、まだ使い始めたばかりのこの重登山具を履いて旅行に行きました。旅行先でどこまで行っても・・ボコッ、ボコッ、ボコッ という足音させて観光しました(^-^;)。しゃがむことはほぼ不可能なので、旅行かばんをゴソゴソするときは<膝立ち>・・・、信号が赤になりそう!と他のものが走って横断歩道を渡る時、自分は 走る!ということが不可能なので、立ち止まって次の青信号を待つ!)

そのような重登山靴でも、昭和の長い歴史の中で改良に改良を重ねてきているはずの製品なので、実は新品当初から足のあたりが厳しくて、足に豆ができて困る、という経験はありませんでした。
(逆に普通の日常の新品の靴で、足に豆が出来て、痛くて歩けない!というようなことは多いように思います)


革製登山靴を <<一気に足になじませる方法>>

革製軽登山靴・コピー品を使っていた時のこと、最初は軽登山靴とはいえそれでも革製の靴なので、結構しっかりした履き心地だったりしました。・・・が、山歩きをしていると大雨に遭遇するケースがあります。また、どうしても増水した川を渡るようなケースもあります。

登山靴の革が水分を含んですっかり濡れた状態になると、山道で登山靴が一気に柔らかくなって足に馴染んだような気がします。実際、乾いた状態では硬かった登山靴の革が、指で押して見るとずいぶん柔らかくなっているのをその場で確認できます。

しかし、山道では濡れた靴を、乾いた靴に履き替えるというようなことは出来ないので、そのまま山歩きを終えるまで履き続けることになるのですが、この時、濡れてしっかり水分を含んだ革製登山靴で急な斜面を下山したりすると、登山靴が一気に、<自分の足の形にフィットした登山靴へ変身>してくれます。

これはいいぞ、いいぞ!と、そんな具合にしばらく使い続けていると、もうびっくりするほど自分の登山靴が、自分の足の形になってくれて、次の山行の時に登山靴に足を入れる瞬間・・・ おおお!なんだこれは!と思わずニヤついてしまうくらい「心地の良い足入れ」を体験することが出来るようになります。

・・・ただし、登山靴を使い続けると、上のように雨や川で水に濡れてしまうというケースは何度か遭遇することは避けられないので、その度毎に、登山靴の革は、その側面、靴先、かかと部分と柔らかくなっていきます。

そして最後には、上りでも、特に下りでも、登山靴が体重を支えるための必要な堅牢さを失っていきます。 極端にわかりやすく言えば、それなりの重量のリュックを背負って、足場の悪い下りで、<小中学校の上履き>のような靴で下山しているような、不安定で危険でさえある、そんな状態になってしまいます。

その意味で、逆に革靴を水に浸してしまったケースでは、その革にどれだけ防水ワックスが塗布してあるか、また、その濡れた登山靴を型くずれさせないように乾燥させるか、が長く使っていく上での重要なポイントになります。

(たとえば予備のソックスを多く用意しておいて、途中の小休止で乾いたソックスに履き替え、登山靴の水分を効率的に排除する!・・・とか)

さらに逆に言えば、新品状態のあまりにも硬すぎる革製登山靴を早く自分の足になじませるには、登山靴の革に水分を余分にあたえるようにしながら、使うと、新品状態からの馴染ませには有効だとも言えます。

個人的には、晴天の登山で小休止中、少し不快なのですが自分の重登山靴が、自分の足の凸凹に強く当たるように感じた時、ソックスのその部分を少し水で濡らして履き、そして重登山靴に足を入れる!というようなことをしました。

快晴で、しかも登山中であれば自分の体温でどんどん水分は拡散されていきますが、その時に少しずつ(例えば自分の親指の付け根が飛び出ている、とか、小指の側面が飛び出ていて靴にあたって痛い、とか・・)自分の登山靴を自分の足にフィットさせることが出来ます。

とはいえ、重登山靴の外側には「保革ロウワックス」をこまめに塗布するメンテナンスをして、重登山靴の革全体が水に濡れてしまわないように気をつけています。( 朝露の藪の中を進むときなどは、膝から下にホースで水をかけたようにびしょびしょになったりしますから・・・ )

そうは言っても、重登山靴も道具のひとつなので、状況によってダメージの大きい場面に出くわしたとしても、その時は道具の宿命として、そのコンディションの中で、細かなことを気にせずにガシガシ使っていくというのが、根本的な道具の使い方だと思っています。

どうしても道具としてだめになった時は、しかたないので、また新しい道具を調達するしかない、と思っています。なので、決して重登山靴を過保護にするようなことは意図的に避けています。 ですが、重登山靴ほどになると、本当に頑丈です!重登山靴が使い物にならないほどの状況には、そうそうならないと思います。

実際、1995ー2005ー2015ー2025年と使ってきている上の写真の重登山靴、まったく、くたびれたところがありません。

 

この靴の形をした、山用の道具! 片足の重量が1500gをちょっとこえています。両足で3000gの重量の山道具です。

・・・とはいえ、山行の上りでは足首から上の部分は少し緩めにしておくことで、足首前後の動きが確保され、下りでは足首から上の部分をしっかり靴紐を占めることで、自分の足が靴の中で前に移動し、靴の全面内側にぶつかるのを避けることが出来ます。

そのように上りでも下りでも、靴紐の締め上げ方をくふうしながら使う登山靴なので、基本的に自分の足にぴったりフィットした靴になります。・・・で、そうなると、実のところ片足1500gの重量は、自分の足と一体化することで、それほど「重たい」とは感じられない、というのが実際です。

感覚的には、片足1500g、両足3000gという「鉄げた」のような苦しさは、靴紐を締めた重登山靴で歩く場合、それほどまでには感じない!というのが実感です。

とはいえ、身体的に、足の<ふくらはぎ> <ふともも> <腰につながる筋肉> は、物理的にこの両足3000gの重量を追加して「歩くという動作」をしているので、感覚的にはほとんど感じない重量感でも、身体的には全部受け止めていると思います。

(中央アルプス・空木岳とか、この重登山靴であるき回った時、翌日以降両足の筋肉痛がひどくて、電車乗り換えの駅のホームの移動で、階段が登り降りできない!ということはありました。単純に重登山靴のせいだけではないと思いますが。(^-^;) )

ともあれ、この伝統的な、レトロな重登山靴・・・外見的には外側の革しか見えていませんが、その中は、昭和の多くの登山家の使用感想をフィードバックさせて、さまざまな機能を盛り込んで構成された「靴の形をした山道具」になっているのだろう・・・と想像します。

(冬山厳冬期用重登山靴は、上の重量数値よりもはるかに大きい、重い登山靴になるのですから、オールラウンド重登山靴は比較的軽量の靴のはずなんですが・・・)


重登山靴、山歩き中の使用感

「足首を骨折して、整形外科で石膏で固められた」ような使用感は、それが目的で作られた道具なので、当然!ということにして、この重登山靴を履いて山の中を歩き回っている時に、不快感などはないのか?という意味での使用感もメモしておきます。

基本的に登山靴が重く、硬いので、そのまま素足で相手にすると、当然素足が負けてしまいます(まめ、とか、皮向け、打ちみ)。なので、重登山靴を利用する場合は、夏も冬も関係なく厚めのソックスを利用します。

分厚く硬い革との緩衝材としてのソックスは、そのまま足首からすね辺りまで靴の外に出ています。

この長めのソックスが、靴の中の水分、水蒸気、蒸れを吸収し、そして靴の外に「 排出 」 してくれます。

結果、このごっつい、分厚い重登山靴の、靴の中の状況というのは、ある意味とても快適だったりします。

  素足・・汗・・水分・・ソックス・・足首上から排気

   そして

  靴の革が吸収した水分、蒸れ・・・ 靴の革外側表面から排出

逆に、靴下を履かずに日常用靴を履いたり、雨、水たまりに強い防水素材で出来たスニーカーなどを使っている時の方が、よほど「靴の中が蒸れで不快」だったりします。

登山用の分厚いソックス(場合によっては重ね履きのくふう)で重登山靴に足を入れて、一日中あるき回ったとしたら・・・その時、一日を通して個人的には不快感を感じたことがありません。

もし雨や川水の侵入で靴が濡れた時でさえも、しばらくそのまま歩き続けていたら、重登山靴の中の湿度は一歩一歩の歩く動作に合わせて、靴の中から「ソックスを通して」「靴の川を通して」どんどん外に排出され、時間の経過とともに快適になっていきます。

(例:重登山靴の硬い革を自分の足の形に馴染ませるために、部分的に水筒の水で濡らしたソックスを履いて山道を歩いていると、そのソックスの濡れた部分はどんどん乾いていきます。歩き一歩ごとに、ポンプのように、重登山靴の中の空気が押し出され、吸い込まれ、を繰り返しているのは、歩いているときの革靴特有の キュッ キュッ キュッ という靴の軋む音でも感じられます。)

良いことずくめの「山用重登山靴」です。自分の足の形に育てあげた革製登山靴は、靴底の摩滅のたびにソールを張り替えて対応し、新品の靴底になっても靴本体、登山靴そのものは< 自分の足の形の登山靴 >を維持します。そして、オーバースペックほどの堅牢な構造で組立てられた重登山靴は、普通の使い方で道具として故障する!ということは、考えられないと想います。本当に、良い事ずくめの重登山靴!です。

ただ、手に持ってびっくりする(その名の通り)「登山靴の重さ!」と、「自由がきかない!と思えるほどの登山靴のかたさ!」・・・この二点が、なんと言っても最大の要注意ポイントであることは、もうどうしようもないですね。(^-^)


追記 新田次郎氏の山岳小説 

新田次郎氏の山岳小説を読むと、その時代背景からリュックは「キスリング」登山靴は「革製重登山靴、もしくは鋲打登山靴」、そして、毎回の食事を支えてくれる「灯油コンロ」・・・など、登山装備が「一択」「他の選択肢なし」という状況が前提になっています。

ついつい、次から次へと新田次郎氏の小説を読みごとに、妙にノスタルジックな「あこがれ」が植え付けられ、「自分もそんな道具を使いたい」という思いにさせられてしまいます。

そのような個人的な嗜好は、重登山靴の重量や硬さを(心地いいとは思いませんが)何か楽しさ、嬉しさに「脳内変換」してくれるような気がしています。

追記 2022年3月現在 Amazonで見かける革製重登山靴  

ふと「今でも昭和レトロな革製重登山靴がAmazonとかにあるのかな?」と検索してみたところ、2022年、現在製品として、昭和レトロ重登山靴の外観のものは出てきませんでした。

・・ただ、唯一ひとつだけ、下の画像の重登山靴がありました。

このデザインは昭和の時代にもありました。ヨーロッパのイタリアを中心に、日本でレトロな重登山靴が一般的だった頃に、輸入品として、下の写真のようにスッキリとした、洗練されたデザインの重登山靴も、それぞれのショップの棚に並んでいたような気がします。
(日本・昭和レトロ重登山靴は革をたくさん張り合わせた質実剛健のデザイン
!に対して、ヨーロッパ輸入品には表面がとてもスッキリとした作りのタイプのものも多くありました。)

(画像をクリックで、Amazon商品ページへジャンプ)

2022年現在でも、何十年も前から総革製重登山靴を、注文者の足の形を型取りしてオーダーメードで作成していた老舗の登山靴ショップが、今でもどうやら制作、販売をしているようですね。



そのほか1990年代では、ICIスポーツや、さかいやスポーツ、その他登山専門店でも、輸入品や、オリジナルのオールレザー重登山靴が店頭に並んでいたりしました。



◯ 2023年 里山歩き ・・ に重登山靴!? 2023.02.20

まだ2月ですが、少し寒さが緩んでぽかぽか陽気になって来ました。つい先日、岡山市郊外の里山歩きに(その一つ前はスニーカーのまま歩いて靴底のフリップ力不足で必要以上に足の運びに気を使ったので・・)重登山靴を利用しました。

その時のこと・・・「さて靴はいて用意するかな」と重登山靴を車からおろして、足を入れた時・・・おおおお!と思いました。

実のところいつもそうなのですが、長年使っている分厚い革の登山靴は、つい買い込んでいくうちにどんどん自分の足の形になります。急な直登を登る時重登山靴のかかと部分へ常に圧力がかかりますし、急な下りでは土踏まずから前の部分の足が登山靴の内側に常に圧力がかかります。そんな上り下りを繰り返していると、指で押しても凹むようなことのない圧倒的な革の厚みと硬さの重登山靴が、次第次第に自分の足の形に変形していきます。

靴内部の各部分だけでなく、インナーソールをいろいろ入れ替えながらにも関わらず、靴の底の部分が自分のかかと、土踏まず、拇指球に沿った、自分の足裏の形になじんでいきます。

なので、硬い重登山靴に足を入れるたびに、すっと入れた自分の足が靴の中で居心地の良い感触を得た瞬間に「おお、完璧なオーダーメイド登山靴!」と感じます。

今の重登山靴の前にも、やや軽めの革製登山靴を使っていたのですが、そのときにも使い込んだ自分の登山靴に足を入れるたびにおもわず「にやり!」としてしまう経験をしていました。

そのさきの革製登山靴の革が、どうしても十分な強度を保持できず、最後には(感覚的には)ふにゃふにゃになってしまい、急な上り・下りで靴が十分に足を支えきれなくなってきたのを感じるようになって、新しい登山靴を用意することにしました。

<どうせ最後には柔らかくなるのであれば、最初だけ我慢して重登山靴にしておくほうが良さそうだな>

と、重登山具を手にした時、「こんな整形外科で取り付けられるギプスみたいな重登山靴が足になじむものかなあ?」と思ったものです。

でも、早く足になじませたくて「博多屋台巡りで二泊三日の旅行」にも、手に入れたばかりの重登山靴をボコボコいわせながら、博多の街を3日間歩き回りました。
(靴ずれなどを覚悟しての重登山靴での普通の旅行でしたが、幸い普通の靴を使っての旅行と同じように歩き回ることが出来ました。唯一問題だったのは、動向のものが「あの青信号渡るぞー」と突然走り出したりした場面で、重登山靴旅行者は・・・走る!という行為が不可能だったため、一人置いてきぼりとなりました。)

そんな重登山靴も、ゆっくりと自分の足の形に変形していってくれる、のを登山のたびに感じる、というちょっと別格の「うれしさ」を楽しむことができるアイテムである、ということができると思います。

・・・ちなみにコロナ禍のテレワークで運動不足解消の散歩をよくするようになりました。近所の散歩も次第に慣れてちょっと負荷がほしいなあと思うようになった時、「鉄下駄」がわりに重登山靴を履いて、近所をボコボコ歩いていたりします。同じ散歩でも片足1.5kg、両足に3kgの負荷を取り付けての散歩は「絶対効果が上がる!」と強く自分に念じて、利用しています。



◯重たく硬い重登山靴で歩く時のあゆみ  2024.05.11 追記

 

片足で1.5kgの重量の靴、しかも足首が前後するのは少しだけ、足首が左右にはほとんど動かない、そんな重登山靴を履いて歩く時、当然ながらもう日常的な歩行は不可能と行ってもいいですね。サンダルやスニーカーで毎日歩いているからといって、ガチガチ重登山靴を履いてしまうと「毎日普段の歩き」はできなくなってしまいます。

ただ逆に、普段毎日の生活の中で15kg,20kg,それ以上の荷物を背中に背負って歩く・・ということも「まったく普段の歩きではありえない」出来事になります。

そんなそれなりに重い荷物を自分の背中に背負って歩く、斜面を登る、斜面を下る、という状況で、長い時間をかけて試行錯誤され、改良に改良を重ね、出来るだけ具合良く歩くことの出来る「道具」として進化してきた革製重登山靴なので、1.5kg重量で足の動きが不自由になるガチガチ重登山靴は、その意味で、

「伝統的重登山靴 = とても具合良く、楽に、安全に、歩きやすさを提供してくれる靴という道具」

になっているといってもいいんじゃないかなと、個人的には思っています。

・・・だとすると、重登山靴を履いている時に、普段の日常的な歩き、歩き方を持ち込むのは、少し目的の方向性が違ってくるし、重登山靴という道具の使い方として、その扱い方の方向性が別のものになってしまうかもしれません。


◯ 楽に、安全に・・・分厚い皮でガチガチの靴

山道を登り始めた時とか、とても体調の良い時とか、自分の身体を余裕を持ってコントロール、制御する「余力」があるタイミングでは、もしかしたらジョギングシューズでも、スニーカーでも、山登り、山道歩きをすることは可能かもしれません。

それでも長時間歩いていたりすると、少しずつ全身に疲労も蓄積してきますから、何時間歩いても「登り始めの自分の余裕」をずーーーっと維持するのは難しくなるのが普通です。(それをカバーできる体力を持っている登山者は別かもしれませんが)

ずっと一定登道だけならばまだしも、途中で平坦になったり、さらに途中で行になって、そして峠に降りたところからまた上りになったら、今度は土の道ではなく少し岩がゴロゴロしているかもしれません。

登山者の体力は時間の経過とともに低下する中、足元のコンディションは、その難易度はコロコロと変化していくのが普通です。

そんな時に、足の裏と足首からふくらはぎにかけて「圧倒的なサポート」をしてくれるのが、上の重登山靴のガチガチの靴です。

登山者の集中力が戻ってきたり、意識が薄らいだりするようなことがあっても、ガチガチの重登山靴は登山者の足元に対して全力で補助してくれます。

登山者は足で重登山靴の形、存在を皮膚感覚で常に感じているだけで、山道を歩く登山者の足元を、つねに安定した、一定の形で支えてくれます。その時登山者の体重だけでなく、登山者が背負っている上乗せされた荷物の重量分までも、「最初から想定して全重量をサポート」してくれます。

この「快適さ、安全性」をコンスタントに安定して提供する道具として、最終的にガチガチの硬さで、片足1.5kgの重量の靴にならざるを得なかった!というのが、きっと重登山靴の経緯なのではないかな、と個人的には思っています。
( おそらく重登山靴の歴史の中では、特に厳冬期用重登山靴などだと、片足重量1.5kgを大きく超える重さだったと想像します。また地面に接するソール面に金属の鋲を打ち込んだタイプの登山靴などでも、その重量はずいぶん大きくなると思います)

僕が上の重登山靴を入手したのは、昭和の時代でももう後半ですから、おそらく無積雪期の重登山靴としては、考えられる試行錯誤をすべて経た後に、1.5kgというびっくりするほど軽量な製品に仕上がった、そんな重登山靴かもしれません。

そんなこんな・・・いろいろ思ったりしながら、重登山靴をメンテナンスしたり、使って山道を登ったり、下りたりする時に、「うーん、今日も重登山靴がいい仕事するなあ」と思うことが多いです。( 足置くところをチェックしながら下っているような時、何も考えずに無心になるような時に、重登山靴に目が言って、心のなかで話しかけたりすることが多いようです。 )


◯普通に歩けない靴で「ふつうに歩く」「楽に歩く」方法 

重登山靴で山道を歩く場合、足先、かかと、足首は、ガチガチ重登山靴の中なので、いわゆる「可動部分」ではなくなります。なので、個人的にこの道具を使う時、自分の腰、股関節、膝は可動部分として活躍してもらうとして、その膝から下は「なにか一つの物体、自分では動かせないなにかの装置」のように感じながら、山道を登り降りします。

なので日常の歩きでの「つま先で押し上げる」とか「ぐっと足首を前傾(後傾)させる」とか、「足の裏を斜めに傾ける」とか・・・は、重登山靴を履いて歩く時には、もうこの世に存在しない動き、となってしまいます。

つまり膝から下で微妙な動きをして歩行を進めるということは、重登山靴を履いている以上、ありえない歩きとなります。

では、どうやって歩くのかと言うと・・・個人的には(個人的な経験値から)、普通に稼働する腰・股関節・膝を使いながら、「ふくらはぎ下半分から先の歩くための金属製の足の形をした装置」を、山道の「足を置く場所」に「そっと置いていく」という動作を繰り返すことになります。

この時、重登山靴の靴底も、靴の側面もガチガチに硬いので、不整地の地面のなかで「足を置く平らなところ」を探す必要がなくなるといってもいいかなと思っています。出っ張っていても、尖っていても、「足をそっとのせてすべらないところ」でありさえすれば、もうOKです。

靴の裏全体が地面についていても、靴の裏のごく一部が引っかかっていても、ふくらはぎから下、足の先まで、全く動かない、変形しない金属製の脚の形の装置!になっているので、山道の歩きとしてかならず「一歩」が完成します。

この一歩が滑ると・・・これはかなり厄介なので、山道の上り下りでは、「ここに足を置くと一歩が完成するか、すべって失敗するか?」だけに注意しながら、左右の足を置いていく感じになります。

なんといっても、これが「楽!」です。ザックの重量が大きい時はもちろん、デイパックで里山歩きをしていても、山道を歩く時に「一歩一歩そっと置けるところだけチェック」したら、前に前に進んでいくことが出来ます。そのためだけに重くて硬い重登山靴を履いて歩くことに・・・メリットは有るなあ!と個人的には感じています。

そして、そんな重登山靴での歩き方については、ふくらはぎの下半分から自分の意のままに、ちょこちょこと動かうすことが出来ない、「足の形をした金属製の装置」のようなものなので、日常生活で歩く時の筋肉の使い方、足の使い方はまったくできない!と頭の中から消去して、ただただ「片方の足に体重をのせる」という歩き方になってしまいます。

右足に体重を乗せて、ふう!と一息入れたら、今度は左足に体重を乗せて、またもういちど、ふう!と一呼吸・・・ この繰り返しです。(繰り返しますが、もう足の下の方はちっとも思うようには動かない足になっているので、身体の重心の軸を、右に、左に、腰、股関節、膝を使って移動させるしか方法が残っていないのです)

で・・・この右から左、左から右、と体重をかける、体重を移動させる、重心位置を移動させる時に、前へ前へと歩くわけですから、次の一歩は少しだけでも前の位置に「足をそっと置く」必要があります。(でないと、その場で足踏み! ちっとも前に進みませんから)

次の足をどこに「そっと置く」か、目視で確認、決定したら・・・稼働する腰、股関節、膝で、そっちの方向へ身体を持っていきます。大げさに言うと、行きたい方向、場所へ身体を傾けると言ってもいいと思います。

すると、自然とその方向へ「次の足を置きたい場所」へ、もう一方の重登山靴が進んでいって、そっと着地します。

なにせ!1.5kgもの重量の重登山靴です、身体を少しだけ傾けて、自分の重心位置を移動させたら、この重たい重たい自分の足(の形をした装置)は、糸で吊るされた振り子のように、すーっと進んでくれます。

もし上りで次の一歩、重登山靴が地面にあたりそう!という場合は、仕方ありません腰から腿を稼働させて少しだけ、地面に当たらないだけの分、自分の筋力、体力を使って、上に持ち上げる動作を、重心移動の中で行います。すると、次の一歩で重登山靴が急斜面の登山道にぶつかることなく、最初にイメージしていた「足をそっと置く場所」に進んでいきます。

もし下りで次の一歩、重登山靴が地面に届かないという場合は、そくざに「次にそっと足を置く場所」を変更します。地面に自分の足が届かないところへ、自分の足を置かなくても、大きな高低差のない「楽にそっと靴を置くことの出来る場所」に次の足の目的地を変更するのが、得策です。

どうしても高低差は仕方ない、という場面だとすると、今軸になっている方の足の腰・股関節・膝の可動部分を、自分の筋肉を使って折りたたんで自分の体を低く、地面に近いところへ持っていきます。こうすることで、次の足を「そっと置くポイント」は届くことになるでしょう。
(どん!と次のポイントへ体ごと突っ込んでいくような歩き方とは別物)

ということで、基本的に平坦な山道であれば、自分の体の重心位置をほんの少しだけ動かす、次の足を「そっと置く」ためのきっかけを発動させる、筋力・体力を使う歩き方になります。

上りであれば、次の一歩が地面ギリギリこすれるくらいだけの高さ、筋力を使って足を上に上げる、歩き方になります。

下りであれば、次の一歩で「そっと置く」事のできる高さまで、自分の身体を低くして、一歩を置く、という歩き方になります。


◯重たい登山靴で歩きながら「足をやすませる」 

重登山靴は片方1.5kg、両方で3.0kgのかなり重たい物体です。この重たい物体を自分の意のままに「振り回そう」とすると、通常ではとても考えられないくらい筋力・体力を使ってしまうことになり、登山、山歩きが大変なものになってしまいます。

逆に、この重たい重登山靴を、かなり大きな分銅、かなり大きな大時計の振り子、として、そのまま受け入れて、振り子の糸をつまむ人差し指と親指を、ほんのちょっとだけ1cmほど横にずらすと、この重たい振り子は少し遅れて、ブゥワーンと自分からやってきてくれます。

重登山靴出歩く場合、歩く動作をするために筋力・体力を殆ど使わなくてもいい!といえます。これは決して大げさではなく、不整地ではない山道では、身体の中心・重心位置をほんのちょっとだけ前に動かす筋力・体力を使うだけで、次の一歩の重登山靴がその大きな重量のお陰でブゥワーンとやってきてくれます。

その重心移動のためのだけのほんのわずかな筋力、体力だけで、次の一歩、次の一歩を、「そっと地面に置く」ことが出来ます。

そして、かなり疲れたなあと思う時には、その振り子で重たい登山靴が後ろから前にブゥワーンとやってくる時、ふくらはぎの筋肉、もも裏の筋肉、もも表の筋肉を<<一瞬 緊張をゆるめて開放してやる>> と、これを一歩ごとに繰り返すとなると嘘みたいな話ですが「 歩きながら足を休ませる 」ということが実現します。

比較的平地、高低差のない、障害物のない、あまり足を「そっと置く」場所に集中力を使わなくてもいい山道になった時、一歩ごとに足の筋肉から力を抜いて緩ませると、とても効果的です。

・・・これは「超軽量の靴」では重登山靴ほど効果を得るのは難しいかもしれませんね。( というより靴が軽量だと、最初から最後まで自分の脚力、筋肉で足の動きを制御しようとしてしまうため、年中無休の24時間営業!みたいなことに、ついついなってしまう、という理由のほうが大きいかも)










コメント (2)
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