銀の人魚の海

日々の思いを好きに書いています。映画、海外ドラマ、音楽、本。
スヌーピー、ペコ、NICI、雑貨グッズ画像。

アバター~SF軍隊+西部劇か・・

2009-12-31 | 2009年鑑賞新作映画
今年最後の映画。

初めに新宿ピカデリーでのできごとを。

シネコンしらない老人?だとこうなることもあるのだ。

私は7分前位に席に。

通路を隔てた横の席に、少し後に60代位の老人が
チケットを見つつ席がわからないの?という感じで
その列を見ている。

近くの中年、一人おばさん、私同様が、教えてあげて
座った。
中央より。場所としては好みもあるが、まあいい席だと思う。

29日、初回、混んでいた。

もう予告が終わるころ、20代のカップルが、その老人の席らしく
おばさんと老人が話し

おばんさんは即効「ちがうスクリーンですよ!」と。(^_^)

でカップルと代わりに老人は、暗い階段を降り立ち去った。

これはどういうこと?
だって3Dのメガネ受とり、2回チケット見せてるのに。

ちょっと認知?
シネコン初めてで迷った。
でもあの席は2日前予約でもうまっていたような・・

だとしたら回数を間違えているのか。

売り場で好み席がないから初回でなく2回目を取ったが
初回の呼び出しで、うっかり入ってしまった・・

あの後、無事、見られていたらいいけど。
謎だった老人の話から。

「アバター」は行くのを迷ったけれどピカデリーなのでと
話題性があり、キャメロンは「ダークエンジェル」が好きだったから。

簡単にいえば3Dでなければ、それほどでもない。
長いわりには飽きないが、ラストの戦い(バーホーベン風)
では眠くなったりもした。

米国の侵略の歴史と見てもいいし3D娯楽でもいい。


時は2154年、まだ恋が存在するの?キャ!

だって、ディープキスまであり、木の下で裸で眠る二人。
それまでは女性の胸が気にならなかったが
どことなく膨らんできたような。

前も布で隠しているのね、と気がつく。

SEX、恋、嫉妬は150年後も健在なのだ。

「バーバレラ」ではなかった。
その辺りが娯楽作と言えるかも。

6本脚の馬?を見て西部劇。アバターはインディアンだ。

ハリポタ風空中戦もあり3D、CG効果はここまできたか!という事が
証明される。

浮かぶ山なんてそれだけでも見てよかった。

一番興味をひいたことは、あのカプセルに入り分身になれること。

こういう事ができる事は楽しくもあり危険だ。
このあたりは「ダークエンジェル」風ともいえるか。

タイムマシンのようでもあるが、肉体はここにあるという
発想は面白い。

未来で実現する?

見ていて、時間も交換できたらと思った。
他の人(ナヴィのような他の人種でもいい)と時間を
交換可能な時代になれば、どうなるかなど考えた。

3D効果は抜群でメガネもそれほどは気にならなかった。
見たいなら家では無理だろうから、是非館で。

朝日にはいつも難解な漢字、単語などを使い、
思わせぶりな感想を書くA評論家(たぶん60代)がこう書いてもいる。

「~侵略の歴史を思い起こさせ、随所に鋭利な文明批評を忍ばせ
至って芸は細かい。~山場につぐ山場で息を抜く暇がない」

とほめたたえているが、そこまでは~

「のだめ」程度でいいのでは・・
「ダークエンジェル」好きと3Dで、09ラスト映画でよかったけど
新宿でその後2時間半用をしていたら、すっかり映像は消え
日常に戻った年末だった。

2012

2009-12-24 | 2009年鑑賞新作映画
久し振りに新作。

他も見たいものはあったが時間、場所などの都合で
この単純娯楽作を。

中国に船をつくらせるのは人件費が安いから?
笑える~
まるで服を作る見たい。

知らずに見たが長かった~~
ミラノ3、エアコンが悪く私の席辺りは寒くコートをかけていた。
もう古いから仕方ないけど。

飽きなかったけどラストもたつく感じ。

「十戒」「スターウォーズ」「タイタニック」+いろいろCG満載映像。

普通の人が天才レーサー、天才パイロットになる!

結局、彼が奇跡で生き恋人は死という自分たちだけの
ハッピイ「愛してる」幕。

あのロシア人の飛行機に乗るのも
家族優先の欲望だけで、それほどいい感じはしないが
私も現実なら、ああいう気持ちになるのかな?と。

でも、もしかしたらW・ハレルソンみたいな死に方を選びそう。
かっこいい。

J・キューザックとA・ピートは
「アイデンティティ」で共演したので、そのことも浮かんだり・・

着くのは喜望峰だとは~
これは原作があるの?

昨日、録画したエメリッヒの96年
「インディペンデンスデイ」をちらっと見たら
B・プルマンは最近何してるのだろう?

あの娘はかわいかったが、
この娘は生意気そうで好みでない子役だった。

09年、ラストはこの人類終末映画になるか・・

今年は30本位しか新作をみられなかった。

ディセント2~1よりよいでき、3も創れそう!

2009-11-15 | 2009年鑑賞新作映画
「ディセント」は、その年のベストテン1位にしたか?
忘れてしまったが非日常性にひかれ、英のホラー、スプラッター系では
かなりのでき、と一人で満足していたが、
チラシだったかに、スピルバーグも絶賛、とあり

そうなの?という事で、でもシアターNだし2週間で終わる?
と見逃すので昨日見た。

朝、一番、ほぼ男性だらけ20名くらいいたか。

できは、初めのより、いい!

ふかんの木々の間を走行する車シーンは
1と同様で、何回かうつり、サラが生還し、すぐに捜査に加わるのは

ちょっと、体、大丈夫?で不自然さもあるが、すぐ行かないと
まだ生きてると思ってる保安官などは捜査が遅れると
思うのは当然なので、一緒にあの洞窟へ入っていく。

全体に静かめで1とムードは似てるが、あとは見てのお楽しみ。

怪物の姿がはっきり見えるのが楽しく、
1の不倫話もしっかりいれ、許しや犠牲になるラストもうまい。

唯一、疑問はラストのあの人はあの人なのか?
顔のアップにしてほしかった。

とすると「3」ができると思った。
洞窟の怪物を知っていた?

あの人物は・・・という思わせぶりなラスト。

「3」を待とう。

元ユーロ、シアターNは、すっかりカルト映画上映館になったなと思う
予告編で「ロフト」とかいうドイツ映画を見たいなと~

ホワイト・アウト

2009-11-02 | 2009年鑑賞新作映画
新作、3週間ぶりくらい?

本当は「エスター」を見たかったけれど渋谷へ行く気力もない。

渋谷に住んでいるのに!(^^)!

他に、あまり見たいのはなく
セロンとキムのは終わってしまったと思っていたので、
金曜の新聞夕刊で見たK・ベッキンセールの
「ホワイト・アウト」という邦画にあったタイトルのを
何の知識もなく新宿なので決めた。

「えすたー」に関しては、ネット映画ガイドで金曜の時点で
土日はまだ未定となっていて、これでは予定がたてられないから
ミラノ劇場へ電話して聞いたら、もう今日で終わりと。
ネット更新遅すぎ。

残念だった。

ケイトは好きな女優で、とても二人の子供がいるとは見えない
身軽さで、「アンダーワールド」アクションをやったり、
ちょっとB級的映画にも出てるけど好きだ。

ドミニク・セナ監督。
南極での殺人事件で、暗くて雪と霧でわかりにくい。

他には脇ではよく出てくるが知らない男優だから
余計に?で、でも、まあ飽きずにみられたし
南極の仕事ってこういう感じがわかったから
いいか、というところ。

ただ、犯人の動機があんな事だけでは、普通は殺人までしないだろうから
心がおかしくなっていたのか?

そのあたりは映画だから。

クレジットでグラフィックノベルが原作とあり、
そうか、それなら少しわかる気がした。

地味だけど南極基地を見たい人(いないか?)
ケイトファンは見ていいと思う。

帰宅時、武蔵野館でセロンとキムの映画を31日からやっていて、
こちらにすればよかったと。

最近は見たい映画がどこでやっているのか、
館が動くのでわかりにくいなと思う。

武蔵野館も見辛い映画館なので、あまり行きたくない館だ。

サブウェイ123

2009-10-09 | 2009年鑑賞新作映画
本当は「あの日~」セロン、キムの映画を見たかったが
場所で行けず、こちらに。

ちょうどDVDでT・スコット前作?
「デジャヴ」を何故か館で見ているのにまた借りてしまったところで
同監督なので、当然、娯楽トニー映画として安心(^_^)してみた。

カット多く揺れ動きも多いカメラなので疲れる。

原作ありのリメイクでオリジナルは知らない。

素人があれほどのカーチェイスができるなんて、
レーサーになればいいのにと。

ラストの地下鉄暴走はスパイダーマン来て!だ。

でも何故か皆立ってるの。伏せている方が安全と思うけど。

スパイダーマンはこなくても危機一発で停止。

前作ではデンゼル役は警察官だそう。
W・マッソーが演じた。イメージわかない。
警官の方が、あっているかな・・

不自然だったのは、すべて終わり、彼がすぐ牛乳を買い帰宅できること。
調べがあるはずなのに、ルンルンで帰宅はな~


少し話を聞くシーン後、夜遅くに帰宅がいいよと書いても
娯楽作なので、まあ、どうでもいいとなる。

もう1つ。現金は近くの銀行で調達すればいいのに、
命がかかっているのに
なんで遠いとこからなの?

映画が面白くならないか。

単純に楽しめるパニック物。
地下鉄はサリンを思えば暗いしトラブルと恐怖蔓延はわかる。

デン、トラ、ともに太った。
J・タトゥーロは痩せた?

ココ・アヴァン・シャネル

2009-09-19 | 2009年鑑賞新作映画
カット少なく、綺麗にしっかり真面目に撮っていて
疲れない。
ある女性の映画で盛り上がりはないが面白く見られた。
ある女の成功までの道でもあり男女の心理劇でもある。

音楽もよく、風景が素晴らしい家に住みたいなとも思う。

「ドライクリーニング」「恍惚」の女性監督で、
ホンなども女性陣が多いそう。

だから、どことなくレズ、ゲイっぽさも感じ、
もしかしてココはバイセクシャルだったのではと思ってしまう。

100年以上前の服が、今と同じセンスをあらためて感じ
とくに漁師のイメージからの縞模様Tシャツはアニエス・Bみたい。

高価ブランド興味ないのでシャネルの物は1つも持っていないが、
アニエスの物は好きで幾つもある。

アニエスは現代のユニSEX系ブランドだが
シャネルは当時のユニSEX系だったのかな・・

見ていて普段着などは今、普通に来ることができる服だ。

服からでなく帽子から始め服~香水だったのも初めて知り
こじ(変換出ない)だったことも。

結婚をしなかったのは、父、家族のトラウマのせい・・

あの男性は父のような存在でもあったのだろう。
18世紀末、奇妙だがうまくいった男女3人だろう。

彼と雪道を運転していて、きっと彼は事故死と直感。
やはりそうだった、私のカンあたり。

英人、彼が来ていたジャージのシャツは、ラルフローレン??

体を締め付けるは、当時は普通だったがその概念をなくした。
これは今でも締め付けてる人はしているから趣味の問題かなと思う。

シャネルのモデルは細い人が多いそうで(彼女が細いので)
締め付けなくても細いからかな・・

パジャマが一番楽はよくわかる。
私も締め付けると肌が荒れたりするので締め付け下着、服も嫌い。

だらんとした感じがすきだから太ってしまう。

ココは気が強く「皆殺しの天使」とも言われ
87歳!長いきね、71年ホテルでの死。
華やかな世界で成功したわりには孤独だったのかもしれない。

女優ではロミーシュナイダーが好んで来たそう。
今もオスカードレス披露ではシャネル、あるのか?

多数の恋をし仕事も多方面で。

映画の衣装では
ゴールドウィン、ルノワール、ヴィスコンティ、アランレネなど
と一緒に仕事をした。

シャーリー・マクレーンのココはどういう映画なのだろう?
晩年・・
DVDではみたい。



96時間~中年ジェイソン・ボーン?(^_^)

2009-09-10 | 2009年鑑賞新作映画
9月初鑑賞。
コマ劇場などなくなり、すっかりうらぶれた歌舞伎町。

ホームレスが戻ってきている感じ。
この辺りはどうなるのだろうと、これまた落ちぶれたオデオン座5Fへ。

注意として、寝具を持ち長時間、寝ないでください、とあり。

昭和の感じが好きな人もいるだろうから
捨てがたいと言えばそうかも。
トイレの→をたどっていったら、入口近くへ戻ってしまうという作り。
ぐるぐる館。

映画はマンガ?と思ったほどのカットわり多誘拐劇で
リーアム・二ーソンがひとりで戦うパパ。

マットより強そうで走るのもバリバリ。

さすがにかなりの高さの飛び降りはやめといたけど
あれやったら確実に骨折だから、そのあたりは節度ありか・・

娯楽で何も考えずに見ればいい。

ベッソンは「レオン」の前までは好きな監督だったが。
ハリウッド進出後は、こういう系だらけで今回はホン?

過激なアクションと車好きなのだと思う。
ハリウッド商業主義に合った監督になったのか?

どちらでもいいが、パリで20人位殺し、器物など破壊しても逮捕されず
元気に普通に帰国~あまりのリアルのなさがコミック的。

元CIA?
CIAは今はすっかり力をなくしているはず。

父としての気持ちはわかるが
17歳で個人旅、仏へ。
空港で未知の男性の車に
難なく乗ってしまう馬鹿な少女と言ってしまえばそう。

普通しないでしょう。

友人が死んでたのは、二人を助けるのは
いくらなんでも無理だからだし、すべて彼が勝てるように展開する。

あのような組織は現にありそうだし、40万ドルはアラブの富豪にとっては
安いかもしれない。

そんな話なので疑問を言ってもだが一応。

元妻から1回も娘は~電話がないのはへん。
あったけど戦っていて携帯音が聞こえずか?

仏へ行く時、元夫の承諾がいるような書類は何?
離婚時、娘が海外へ出る時は父の承諾がいるという契約だったから?

米では小学校への送り迎えは親の義務の州がほとんどだが
17歳ではないと思うので、あの書類の意味を知りたい。

再婚した夫役、2シーンくらいは「ガタカ」「Xファイル」にも出てた
Z・バークレイだった。

戦う父の続編として「72時間」でも撮ったらどうか、と思った。

3時10分、決断の時

2009-08-21 | 2009年鑑賞新作映画
腰がまだ少し痛いのでシネコンの椅子がいいけれど
「セントアンナ~」もあの館が閉館なので、見たかったが
時間が長すぎ。
予告入れたら3時間くらいか・・

とても無理なので嫌いなラッセルでもC・べイルとP・フォンダを
見るつもりで西部劇へ。

このところDVDで「オーストラリア」、ヘストンの「ウィルペニー」も
ながら見したり、少し西部劇に近かったから違和感なく見た。

ラスト10分の緊張は凄い!
それは断言。

あとは西部の風景は変わりばえしないし、多少眠くなったりもした。

善悪がはっきりしているので、迷うことなく見られるから
西部劇って頭を使わない物語なのだと感じたり・・

今、これをリメイクは何故?と思い、オリジナル
「決断の3時10分」をネットでリストに入れたので
D・デイヴィス監督、G・フォードのも、近いうちみるはず。

P・フォンダは言われないとわからないほど。
ラッセルもベイルも適役で、二人の奇妙なうちとけ心がいい。

特にラスト「息子が結核なので、この土地が合っているから離れたくない」と
父としての決意を言うのは、西部劇としては、凄いセリフかもしれない。

その息子役の子役もよかった。

銃撃戦をみると米の銃の歴史を考え、到底銃はなくならない、
むしろ今後増加するだろうなと思う。

こういう背景があるからで、銃がなければ死んでしまうもの。
好きで持っているわけではないのかも。
銃教会などの人々、例えばヘストンは別として。

という何年ぶりかの純粋西部劇。
新作は月に1本くらいになりそう。

湖のほとりで~寝ないようにしよう!

2009-08-03 | 2009年鑑賞新作映画
行くのを迷い、テアトル銀座まで面倒(40分位なのに)
だんだん映画への気力も落ちてきていて
暑いし家でDVDが~の方へ心がいってる中、
思い切っていったら、超混雑で、久々の大混雑ミニシアターだった。

なんで?イタリア映画だから?
口こみ・・

こんなに地味映画なのに、何で混んでるのだろう?
という事が、感想の1つ。

近くの男性一人、遠くでも一人いびきが。
近くの方は、初めから最後まで、ほとんど見てないのでは。
こういう方が来るから混んでる(^_^)

という私も、めったに寝ないのに腰のせいもあり
2回位、ウトウト。

その間に劇的展開があったのか?
ラスト、え!という感じで終わってしまった。

それでも「エルスール」の父のオメロ・アントヌッティを
見られたことだけでもいいか、としよう。

ミステリーだが、家族の映画?
でも犯行シーンが1カットもないのはな~
と思いつつ今だに多少疑問が・・

あの夫婦は何故、そこまで・・あたりが弱いな。

北イタリアはスイスみたいな綺麗で冷たい地域もあるのね、
も収穫。
イタリア映画とは思えない温度感。原作はノルウェイの方だそう。

本はいいのか?

初長編監督なので、もう少し工夫すれば寝ないですむ映画
になったと思う。

静かで品はあり、寡黙な刑事も定番風でなくいい。

「経験しないと誰もわからない」というセリフは残る。

音楽は、ラウンジ系?クラブ系?みたいなのが
ちょっと入り意外性はあるが、どうなのだろう・・あえて?

期待しすぎの夏の1作だった。

ノウイング~Xファイル+乗っていきたい・・

2009-07-22 | 2009年鑑賞新作映画
腰が痛くなり、映画どうかなと、タオルを持って見た。

これは今公開のD・アロノフスキー「レスラー」の前作
「ファウンテン」みたいな
仰天映画で、飽きさせず、ひっぱる力のある唖然映画だったので、
腰も気にならず、シネコンイスなので、なんとかクリア。

楽しかったな~こういう映画って見てください、という感想。

まず「Xファイル」。
昨年から今年にかけ、201話をすべてDVD鑑賞。
何話か買いたいなと思ってアマゾンなど見ていたら
6月に私の心を読むようにデアゴスティーニ社から全話再販され始めた。

隔週で。それを買って見ているところなので余計に
この映画「Xファイル」+カー、爆発アクション+宗教だと思う。

ケイジ君、ウィスキーガブ飲みソファで居眠り、
妻死亡のシングルファーザー。

「リービングラスベガス」を想い、大丈夫かい・・
大学教授役なのに女子大生とは絶対かかわらないような
タイプで、その真面目さに笑えるほど。

彼って、そういうストイック感が似あい魅力だ。

毛はますますうすくなったが、体型変わらず
どんな役でもできる40代貴重な男優かもしれない。

父が文学部教授なので、そんな役も多いような~
「ナショナルトレジャー」もそうだし・・学者系も合う。

ローズ・バーンはリメイクされた「アパートメント」に出てたかな?

彼女の行動、他人の息子を車に勝手に乗せ
逃げるなんて~ちょっと変なとこありで、
でもそういう顔してる女優。不可解系顔。

人類滅亡で何人かを救って世界を再生する、というあの男たち、Xファイルだ。

宇宙船のデザインも、これまでにない形でXファイルでもあれは出ない。
時代が古いからもっと普通の円盤だけど、ここでは入り組んでいる
変形球体のよう。
宇宙船もデザイナーズブランドになった。

ケイジは息子とローズの娘を差し出すのだが
本当にあるなら息子を捧げるか?

まあ、ないけど。私ならどうするかと思う。

兎二匹だけど、いろんな動物を連れていったのね、きっと。
象、ライオンなどもかな・・

冒頭は50年代。
ローズの母のおかしな行動から始まるスクールの雰囲気もいい。
ローズは、その娘なので変さがあって当然かと今感じた。

息子は「ベンジャミンバトン」の少年だった。

余談。ピカデリーの隣の男女。ここまで上映中話す男女は
記憶にない。食べながら飲みながら男女とも、こそこそ。

音量が大きくなると声も大きく注意しようと思ったが
映画もよかったし、腰が痛いので対抗できないし、
男は太っていた。
こういうマナーしらない若い男女も増加しているのかな・・

もう1つ。トイレで一生懸命に歯を磨いている女性発見。これも初。

という唖然とする映画、もう一度見たいな~

それでも恋するバルセロナ~スペイン観光は拳銃で幕

2009-07-08 | 2009年鑑賞新作映画
アレンの映画はわりに好きな方。
「マッチポイント」が前作?
これより「マッチ」の方が良かった。

何と言っても92年スペイン「ハモンハモン」から
17年経ち、バルデムとP・クルスが共演。
まして元夫婦役。

これがなければ見なかった。

バルデムのキザさと言ったら
初対面スカーレットとレベッカにまず

「アメリカン?」と聞き
「瞳の色は?」爆笑

これを、あの濃いスペイン顔でやってのける彼は凄い!
17年前はチンピラ役(肉屋かハム屋?)でバイクを乗り回してた
ような・・
「ハモン」はビデオを買ったほど。再見しようかな・・まだ見られるか?

余談だが、彼の役を香川照之にさせたら面白そう。

ここでは、これでお金稼げるのというような
何もしてないような画家(有名か?)
彼、以外スカーレットも自分探しという現実感離れの
20代だし、クルスの元妻も画家らしいが何で食べてるのか?

ハビエルに「スクリャービンを弾かせたら天才」と言われたって
ピアノ弾いてるシーン皆無、どこにピアノあったっけ?

レベッカのみが現実感あるが、後半、彼との1回のSEXで
ああも心が乱れるって・・ヴァージンではないのに・・
ちょっと幼い感じ、でも無事結婚する。

1カット入る映画はヒッチコックのモノクロ
Tライト、Jコットンの「疑惑の影」だと思う。

自転車シーンが2回あるが、まるでトリュフォーみたい。

遊園地でのくるくる綿あめは日本と同じなのね。

ナレーションが多く会話はアレン節だが、ラストの
あれはああしないとつまらないので、したという幕だ。

銃はどこで入手?死にたいなら自殺すればいいのにと思う。

この夫婦って、宇多田ひかるの父母、藤圭子夫妻みたいに
愛と憎しみで何回も別れ、またくっつきを繰り返すタイプなんだ。

スカーレットは「モンタナの風~」の少女から、すっかり成長し
若手大女優になったが、どこか少女のような面を持っている。
ヨーロッパの血が入っているせいか、米映画でも違うムードを
感じさせてくれる人だ。

クルスのオスカー受賞は、どうかな・・

レベッカ・ホールが予想外によかった。

アレン、少し丸くなったけど幼くなったのでは・・

彼が出なかった事はいいかな・・
ファンはあの顔を見たかったかもしれないが。


愛を読む人~ドイツ語だったら、でも傑作

2009-06-28 | 2009年鑑賞新作映画
今年2作目のレイフ君、原作「朗読者」は出てすぐ読んだ。
2時間、日常を忘れてドイツの当時の世界に入れた映画だった。
レイフの代表作になると思う。

原作を超えたかもしれない?
原作では感じなかった疑問を持ったので長くなるが書いてみたい。

原作には当時の評も挟んであり、その後のベルンハルトの短編の記事も
あったので、かなり思いが強かった1冊。

作者は弁護士から作家、今は大学教授。
この映画にはエキストラとして出演している。

15歳の少年(松ケンみたい!)の恋のエネルギー、初めてのSEXへの
思いが前半はつまっている。
SSの21歳の元看守と短い間だが関係を持ってしまった、
この事実は彼にとり、どれほどの衝撃、重さだったろう。

想像できない。

理系へ進めば、であわなかったのにね(^_^)
法学部を選択したがために運命の再会とはそういうものだ。

ケイト(ハンナ)は文盲を隠し生きてきた上、SSの仕事までしていたという
同じような重さを若いころから抱えていた。
家族がいない分、もっと孤独だったはずで波乱の人生だ。

簡単に言えばメロドラマ+ドイツの戦争歴史と言えるが
原作との比較もしてみたい。

95年に出版され、すぐにミンゲラが監督したいと映画化権を取得する。
が、いろいろありS・ダルドリー監督になった。

彼の「リトルダンサー」は絶賛の中、嫌いな映画だったし、
他もそれほど強い印象はない。

ここではホンとミンゲラ、ポラック二人の製作に支えられての
映像化だと思う。
二人が完成前に亡くなり死、と因縁深い映画になってしまった。

クレジットに愛する二人へ捧げる、というようなものがでた。

とくにミンゲラは50代、もっと見たかったな~
レイフの「イングリッシュ~」も大好き。

二人は製作ではこれが遺作になるの?

タイトルは言われているように「朗読者」の方がいいが
仕方がない。誰がつけたの?

見ていないがゲイらしい平井堅のCMソングが使われていると。え!。

キャストの前に主なスタッフ。
監督もイギリスで半分がイギリス人。
ポラックなど3人位が米人のせいか、ヨーロッパ映画の仕上がりだった。

欲を言えばレイフにドイツ語を特訓してもらい
ドイツ人美人女優で製作してほしかった。

でもアンナ・スミスにならなかっただけでもいいか。
マイケルにしたのは×だけど。

キャスト。
レイフ。もう渋すぎで、ちょっと老け過ぎ?哀しく切なくうますぎ!
彼しかできない役。老けて苦悩の顔だが、少年のような純粋さも
感じ、奥深いライトグレーーの瞳に魅せられ、憂いをよぶ。
できすぎキャスティング。

次が「ハリポタ」のあの役とは、役者の変身ぶりってすごい。
ナレーションも抜群の声色。

マイケル役。D・クロスはどこかで見た?
ドイツ映画祭で見た「クラバート」に出ていたんだ。

普通のおぼっちゃんタイプ。「ノルウェイの森」決定の
ドイツの松ケンみたい?
原作では彼の父は哲学者なので、アカデミックな家庭で育った
文系ボンボンが似合い、だからこその苦脳となる。
難しい役を初々しく、のびのびと演じている。
SEXシーンは18歳で撮ったとあった。

ハンナが去り湖で一人で裸で泳ぐシーンでは
「イーストウェスト」での20代で急逝したSボドロフJRの泳ぐシーンを
連想したが、あれもかなり年上人妻(S・ボヌール)との不倫だった。

ケイト。
初めはN・キッドマンだった!まさか~失敗作になっていたよ。
信じられないが、妊娠でケイトに変更で良かった。

オーストラリア女優では、この役は無理だと思う。

ケイトは36から60代までのメイク、4時間もかけ、やったね!

文盲からのストレスか?怒り、イライラの爆発と思われる演技。
その後、急に優しくなる女性らしいふるまいなど「坊や」
という心はレイフ同様、申し分ない演技。

レナ・オリン。
久しぶり、ハルストレム監督の妻、ラスト、レイフとの会話は
凛とした態度で応じる。

B・ガンツ。
「天使」ではなく教授役、意外と出番あり。

若き日のレナ役、Aマリアララはどこかで?
「トンネル」「コッポラの湖蝶の夢」の人だった。

というドイツ人3人、ヨーロッパ人3人。
スタッフともにみると中年が多い映画だ。

映像から細かいところ。
冒頭、ブラジャーにアイロンををかけるハンナ。
初めてみた。かけないよね普通。

マイケルが読む本にドイツの好きな作家、ツバイクが入っているかと
気になったが、あった。

ツバイクでは「昨日の世界1,2」
他は「オデュッセイア」「ハックルベリーフィンの冒険」
「老人と海」「骨董屋」「チャタレイ夫人の恋人」
「変身」「エミーリアガロッティ」「タンタンの冒険旅行」
「アナトール」「ドクトルジバゴ」「たくらみと恋」
「戦争と平和」など。

のちにマイケルが刑務所へ送るテープに、1、2巻の印は
赤い丸がつけてあった。数字も読めなかったのか?
この辺りは後記。

マイケルが朗読ボランティアのように徹夜かで吹き込み
ベッドで疲れて、まるく寝ているカットは、若き日の彼の姿と重なる。

ハンナはチェーホフの「犬を連れた貴婦人」を5つの単語に分け
文字を知ることになる。
THEは多く出る言葉。
だんだんと単語を拾い学ぶ姿は賢いなと思う。
頭は良い人だったのだ。

そして当時のドイツの刑務所の待遇の良さに驚く。
個室に窓、本も読め壁にいろいろ張れる。
テーピレコーダーも使用可なんて、40年前位の自由なこと。
模範囚だったこともあるのか?

ハンナはここで文字を学び一人で静かに生きていこうと
思っていたのだろう。
それが恩赦か?出られることになり再会。

出てしまったら、もう自分の行き場はないと
本を積んでの自殺は皮肉としかいいようがない。

美術。
雨から雪に変わるシーン。ハンナの部屋、湖の光景、路面電車など
当時のドイツが残る「バベル」「アモーレス~」「21グラム」など
ベテランドイツ人の方の仕事がよい。

マイケルの家族は彼の行動に関してうるさくいわない。
家族と言えば「重力ピエロ」を思うが、ひと夏、どれほど
息子を心配しただろうか・・
どちらかと言えば、家族と距離があるマイケルで、誰もいないハンナと
似た感じもあった気もした。

心。
「ボーンアイデンティティ」を再見したが、人は過去の記憶がないと
生きていくのは大変だ。ないと何も語れない、考えられないから。

逆にマイケル、ハンナは過去が重すぎた、ありすぎた。
過酷過ぎた。そういう方もいるだろう。
二人は過去を見て生きていきたかったのか?それとも見ないで?

重い過去のない人生と、重すぎる過去の人生2つを想う。

消し難い記憶の渦に翻弄された二人。マイケルは若すぎた時期、
ハンナは逆にあきらめの境地での裁判だったと思う。

文盲に関して、なぜ、いわないか?命がかかっているのに?
への疑問。
監督の言葉が出ていたが、そうかな?
もし命がかかれば普通ならいうと思う。

ここでは、文盲を隠すというより、すべてにおいて
完結したかった彼女がいた、マイケルとの甘いひと夏も得て
もう人生はこれでもいいという気持ちが強かったのではないか・・

連合赤軍流なら「自己総括」ということだろう。

原作との比較。(ざっと再読)

冒頭、彼はしょう高熱ではなく原作では「黄疸にかかった」とあるが
黄疸は症状だから、訳がおかしい?
あとになると黄疸系の病らしく検査もしていて
1年かかるとあり、映画だと1年では無理になのでしょうこう熱にしたのだろう。

裁判シーンでは映画では目を合わせなかったような・・
原作では1回だけちらっと見つめ合う。

ラストは原作とは少し違う。
原作はドイツの教科書になっている。

傑作としての感想だが、ここからは映像というリアルになった時の疑問を
書きたい。
原作があってもリアルにならない、逆になるケースもあるが。
あえて不自然さを書いておこう。

ハンナの文盲について。

原作に「~ルーマニアで育ち17歳でベルリンに出てきてジーメンス社の
労働者になり21歳で軍隊に勤めたという。戦争が終わってからは、さまざまな仕事をして生計をたててきた。2、3年前から市電の車掌になった~家族はいない」
とある。

よくよく考えてみれば、ルーマニアの森(農業)の妖精(^_^)ではないし
貧しく学校にもいけなかった。だから読めない、書けないはわかるが。

でも17からは街に住み仕事も多々していたわけで、名もかけないというのは
あまりにも不自然すぎる、という事は本を読んだ時には感じなかった。

映像化されれば、買い物や仕事の面接での書類、読めない書けないでは
いくらなんでも疑問が起きる。

一人暮らし、昇進の話が出るとやめてるが、仕事ができるからこそで
市電の仕事だって、駅名、値段は?それも読めないは、ありえないと思う。

最低限自分の名前、よく使う単語くらいは読み書きができていいとは思った。
ずっと農業、単純労働だけならともかく、SSに入る時に何も書類がないなんて考えにくい。

あの裁判での書類はかけなかったとしてもいいが、
その辺りは小説だからこそ違和感無く突破できたと思う。

少なくとも20年位は町で働いていたのだから
耳が聞こえないならわかるが、町にいれば嫌でも覚えると思う。

彼女の人生を少し工夫すれば、原作、不自然にならずにはできたはず。

原作に8、9割は忠実なのでしかたがない。

記憶ではドイツの首相が、かなり前にナチの行いの謝罪を
世界に向けてしたと思うが・・

ドイツ人もナチの犯罪の重大さに気づき、61年にイスラエルで裁判。
ハンナのこれは63~65、フランクフルトでのアウシュビッツ裁判。

歴史のリアルさの割にはハンナの文盲が気になった。

原作では。

二人の旅は1週間で、ベッドにメモをマイケルがおくが
ハンナはない、という、これが読めないということになるが
映画にはない、入れればよかったと思うエピソードだ。

マイケルの父は哲学者で、本を書いていて、それもハンナに読んでいる。

ハンナは映画好きとあり、ドイツ以外も見ているが海外では字幕はないから
可能か?

マイケルはハンナの事実を父に相談しようとするがうまくいかず、
裁判長には会いに行っている。

マイケルが収容所跡を訪問する箇所もある。

マイケルは卒業後弁護士にはならず、法史学の教授のもとで働いていた。

ハンナが刑務所に入り4年目に初めての手紙がくきて
「僕は歓喜にみたされた」とある。

ハンナは18年で恩赦で釈放され、出る前日の午後もマイケルと電話で
話し、それが最後の会話となる。

重すぎる過去を背負った21歳差の男女。
二人の心の音色の余韻が残る。

ターミネーター4

2009-06-21 | 2009年鑑賞新作映画
もっと混んでいると思って見られないか、が、見られた。

初めのクレジットにHBカーターが出て、え!出るの?

冒頭に出てきた彼女は太った。顔は同じだけど。
あと1カットくらいかな?不思議な出番だった。

Cベイルなので1、2、3を録画でざっと見なおして見たが
これ、撮らなくてもよかったのでは・・

悪くはないが同じような戦闘シーンだらけで大音量でも
眠くなったり・・

色彩が同じようもある。

唯一、あの半人間の存在はいいと思う。
彼がいなければ、なくていい4映画。

彼の存在が大きく機械と人の融合さとの葛藤は
よく出ていたし、彼がジョンを助けるあたりもよかった。

そのベイル、彼は子役からだよね?
どちらかというと暗さも持ちマイナー系だと思っていたら
バットマンからこれへ。意外だった。
この路線へ行くのか~

赤い腕章など含めナチのガス室送りを連想し、深く見ればいろいろあるの?
見ない方がいい(^_^)娯楽だけでよし。

やはり「ターミ」は1、2のレトロ感とシュワがいい。
シュワがターミみたいだからこそできた映画だと思った。

BDハワードが、何となくいるジョンの女で出ていた。

ターミネーターだけど、どうやれば殺せるかが不明。
意外と簡単に死んでしまう事もあれば、なかなか死なない、動かないか・・

今回、飛行船みたいなのも棒1本で墜落したり
簡単もあれば、しつこく動くなど、その点は映画の展開次第で
になるのか・・

「トランスフォーマー」も機械、ロボット?だし、あと日本の何か?
こういう機械系が公開多いような・・

おさらい。
ターミ1。84年2029年。Mビーンが出る。

2、91年。DVDでは156分と長い。特典入り?
小生意気なEファーロング。Rパトリック。リンダ、生き延びる。

3、03年。クレア・デーンズ。

知らなかったTVシリーズについても新聞に載った。
「ターミネーター、サラコナークロニクルズ」
シーズン1。9話、シーズン2。22話。

映画、2から5年後を描く。
シーズン1はCSで日本初放映。

重力ピエロ~最弱の家族?

2009-06-07 | 2009年鑑賞新作映画
今年は、まだ日本映画を1本も見ていないので、何かと考え
伊坂の小説、読んだこともないし、映画化のも?で、
知識なくミステリーらしいので見ることにした。

原作に忠実だとしたらリアリティのない家族の映画だ。
どこにもないような感覚と言ってもいい。

邦画をほぼ見ていない私として映画のできは、普通か・・
この内容にしては穏やかでふんわりとまとめていた。

いろいろ考えるところのある映画だったので長くなる。

3分の一くらいで先が読め、後半の音楽が
M・ナイマンに似ていいて、兄弟、一人は創られたで
SF遺伝子系でもある「ガタカ」を連想した。

ある精神科医は「家族とは密着しすぎても、疎遠でもよくない」というような
事を書いていた。
これは家族の絆の映画としてCMしているが・・

100の家族があれば、それぞれ違っていい。正解はないと思う。

この物語、まず夫婦の出会いからしてあるの?という感じ。
役所勤務のどうってことない男性が、
モデルと冬の夕方、雪の道で出会い遭難しかけるという
できごと、普通ないでしょう。

新潟に3年すんで似たような経験を車でしたが、すぐに通りがかった
人が押して助けてくれた。
地元の人なら、ああいう停まり方はしない。
夫、急ブレーキスピンで変だよ。
奇妙な出逢いから始まる「ふつうはない」という物語だ。

モデルの妻(鈴木)だって、なんで車で一人であそこに?謎。

あっと言う間に夫婦になり子供ができベビーカーなので1歳半位。

きゅうり、キュキュキュ、キャベツ、きゃきゃきゃ、と歌いながら
昼間、30人!のレイプ事件も、ちょっと笑ってしまうような数で
妻が一人目ではないとしたら、まず、後ろを注意、カギを閉めたらと思う。

警察も1カット出るだけ。
仙台って警察いないのか(^_^)と感じてしまう。
白昼夢のような・・

妊娠に関して。
当時、町の医師に診てもらい妊娠確定。でも夫の子ではない?
ずっと夫とSEXなし、レイプだけ?
妊娠日には幅がある。

夫がすぐ、まるでレイプの子のように「産もう」というセリフも
普通なら、帰って夫婦で話してからでしょう。
誰の子か?が難しいことはよくある。

夫は後日「神の声がした、産め」という。
このあたりから、夫を中心とした新興宗教のような家族観を
感じてきた。

妻の気持ちをよく聞き、話し納得して産むだろう。
大変な決意が必要なのに、まるで、どうってことのないような
妊娠から出産へ。
夫はニコニコして不気味に思えた。
そういえば、あの出会いの遭難シーンでもニコニコしていた。

そんな不可解な夫婦と家族は普通に生きていくが
弟は学校でレイプから生まれたといわれたり、近所でも
噂になっている様子をみると、まるで村八分のようで
これでも現代なの?
他に29人も被害者がいるのにプライバシーもない世界なのか・・

リアリティがない。
学校の教師も出ないし、絵のコンクールで妻が噂を言う主婦を
殴るシーンもおかしい。

そして突然の妻の事故?自殺?ここで警察が1カット。
もしレイプのトラウマで死ぬなら、子供が小さいうちに3人で心中でしょう。
現に事情は違うが友人の姉がそうだった。

中学生、思春期になった彼らがいるのに何故死を・・
ここは事故と考えたいが自殺をにおわせているのは何故?

母の死後、弟が高校の窓から落下するカットがラストへ繋がる。

この弟に父は、まるで殴れよと言うようなバットをプレゼントする。

兄は、大学院までいき真面目にいるのに、弟は軽いバイトだけ?

裕福でもないのに兄もバイトもしていないような、
理系でお金かかるでしょうに・・
生活感ゼロ。

そんな時期に、父は弟がレイプで生まれたを告白するに唖然!
成人してからと言ったが、真実を言う必要があるのか?

このシーンで多数の著書がある鎌田實医師の生い立ちを想った。

鎌田医師は孤児だが、大事に育ててくれ実父母だとずっと思ってきた。
結婚するとき、彼の妻には本当の事を父がこっそり話す。
医師になりパスポートをとった時、初めて自分の親ではないことを知り
妻に話す。

妻は「父から聞き知っていた。でも、知ったことを父には(母は病死)あえて
言わないでおこうと」彼もそうした。

父は死ぬまで、息子が自分が実の父ではないことを知らずいたこと、
晩年はいっしょに暮らし平穏に亡くなる。
皆が秘密を守って生きた。

凄いなと思う。

この映画では相手の立場を考える光景は全くない。
まだ10代の弟にいきなり言うなんて、どういう頭の父?

父はピエロなのか?

放火事件に関しても警察は出ず兄弟も何も言わないが
真実がわかった時、兄が涙するシーンは気持として、ここは普通か。
でもあの計画は実行できそうもない、失敗しそうな予感がしたが・・

兄は理系の頭を持った普通の男性だと思う。

それに比べ、弟は出生の秘密でのトラウマから
何らかの精神疾患、障害を背負っているからこそ放火への道なのに
誰もそれを見抜けない。
カウンセラーも出ない。

AV雑誌を足でけり落とす行為を見ると
弟は男性の性嫌悪からの女性嫌いか?
兄に「お前、女嫌いなの?」と聞かれるが
弟は、中性的に生きていかざるえない心をあの噂の時期から
背負っているのだろう。
とてつもない重さだ。

ガンジーの難解な言葉を語り写真を張る彼の部屋は
青年の部屋の感じは、あまりしない。

良い子を演じてきた屈折した心があの部屋から見えてくる。
父は何も気がつかないのだろうか。

復讐より、まず彼の治療が必要だった。

ラスト、サーカスのピエロを見る4人の一見楽しそうな家族カット。

父はどういう思いで育てたのだろう?
ピエロのように父を演じていたのだろうか?
笑顔とは裏腹な不可解な家族の姿を見た。

役者。
岡田以外はいい。
特に加瀬亮は、実年齢より10歳下を演じられた。
年齢不詳的俳優だから上手い。
英語の単語解説シーンも、彼が海外生活が長い帰国子女だからか、
似あっていた。

鈴木京香を久々見た。今頃どこかで真田君と?

岡田は甘いマスク、すらっとした容姿で人気?
小賢しいイケメンタイプで好みではないが、この役は合っていた。

加瀬が「ホンを読みこういう兄弟っているのかな?」とあったが
確かに、こういう兄弟、ほぼいないでしょう。

携帯で「なに?」なんて、まるで恋人同士みたい。
ラストの蜂蜜のシーンも。(「みつばちのささやき」を連想)

弟は男性嫌悪からゲイ的な要素を持ち、兄と一緒でないと
生きられないとなったのか。

ある意味では兄弟の相姦のような物語でもある。
兄と妹なら、わかるけれど・・

長くなった。
小説が同じ風なら幼児性、中途半端な感じがある。
ここから、もっと飛んでしまえば、また違うシュールさもでるだろう。
そうはならない。

普通らしさの中の異常さ。そこが魅力なのかもしれない。

いつか立ち読みをしてみよう。

昨日、ガンジーの事が新聞に出ていたし、DNAは足利事件ともかぶり
今、を想う映画となった。


消されたヘッドライン~嫌いなラッセルでも

2009-05-29 | 2009年鑑賞新作映画
ラッセルは嫌いなので彼の映画は原則見ないことにしている。
が、これはH・ミレンとベンアフだし、こういうジャンルは好きなので
ラッセル顔をじっと見ないように見た。

ここでの彼は、意外と自然で、ちょっとヘアも長く
敏腕記者が似合っていた。
あざとくなかったので、まあまあだったし
映画としても、よくある記者対政治家+ある会社だが
テンポ、ノリもよかった。

ラストはちょっともたついた感じはあったが
気軽に見るにはいい。

ヘレン・ミレンは、完全に英の人気TVドラマ「第一容疑者」のノリで
あの警部そっくりだった。ここでは編集長役だけど。

ロビンライトを見ると、この人がこれまた嫌いなショーン・ペンを
落ち着かせた女性か?
もったいないなと思ってしまう。
はかなげなタイプ。
ここでもそう。

子供いなかったみたいで犬も飼ってないんだ。
ペットで慰めを・・

戦争兵士請負会社はNHKスペシャルで放映したような気がする。

米には、こういう社がいろいろあると。

裏がある戦争と政治。

ラストはどちらかが殺害されると思ったが・・

ベンアフについて。雑誌から。
見た初監督の「ゴーンベイビーゴーン」は面白かった。

評論家の評もよかったと。

次回作では監督、脚本、主演も兼ねるそう。
ちょっと楽しみ。
私生活でも、妻J・ガーナーと仲よく育児をしていて
06から出てないけど、それは妻の仕事があったので
主夫をしていたからとあった。
良いパパ、夫なのね。