これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

函館グルメ

2024年05月19日 21時58分07秒 | エッセイ
 函館には美味しいものがたくさんあった。
 まずは海鮮。ホテルでは朝から海鮮丼をチョイスでき、函館名物である朝市に行く必要はない。



 ひつまぶしもなかなかであった。



 お寿司も期待を裏切らない。



 どのネタも甲乙つけがたいが、私のイチオシは「キンキ」。表面をバーナーで炙り、塩味がついている。醤油をつけずにいただくのだが、水気が飛んでふんわりとした身はやや甘く、抜群の塩加減が魚本来の味を引き立てているようだ。折詰寿司ではまず食べられないこともあり、希少価値がプラスされてありがたい。
 イカは別の店で食べてみたが、寿司や海鮮丼のネタに比較すると、明らかに華がない。にぎりは歯応えがあり過ぎて噛み切れず、歯間に挟まり困った。



 イカソーメンもいただいたが……。が、が。



 他の海鮮が充実しているので、イカに関しては呼子(佐賀県)に任せていいんじゃないかと思う。
 ラーメンも美味しい。大沼公園で食べた、カニあんかけ塩ラーメンは絶品だった。



 気をよくして、おみやげにも函館塩ラーメンを購入する。



 昨日は午前中が休みだったので、ランチ用に調理した。麺が硬めでふやけにくく、適度な弾力がある点に感心する。ただし、スープの塩気が強いため、希釈の湯は300ml上限をおススメしたい。



 乳製品も充実している。情報誌に載っていない、ガラガラに空いた店でコーヒーとソフトクリームを注文したら、生乳の味が生きていてきめ細かく、クォリティの高い逸品が出てきてビックリした。



 別の店の、メロンとのミックスもイケる。



 ためしに買ったコーヒー牛乳にも水っぽさがなく、牧場の味が楽しめた。



 ホテルのミルクプリンも濃厚で美味だった。



 まったくノーマークだった美鈴コーヒーには、家族全員が高評価をつけた。濃すぎず薄すぎず、邪魔な酸味はなし、ほどよい苦味に心を奪われた。舌先から喉元を通過する際は、たくさんのコーヒー隊員が四列縦隊を組み、力強く駆け抜けていくような爽快感がある。



 立ち寄るスポットでは、ことごとく美鈴コーヒーが提供されるものだから、いちいち「うーむむむ」と唸っていた。飲み物だけでなく、コーヒーソフトクリームも完成度が高い。



 調べてみたら、わが練馬区にも店舗があるらしい。函館帰りの人は、こうやってファンになっていくのだろうな。
 おみやげで好評だったのが、函館ラスクである。



 口当たりがよく、軽食・おやつにはもちろんのこと、「酒のつまみにピッタリでした」と喜ばれ、幅広い用途に対応できる。
 食べまくった割に、最終日になっても「肉がまだだった」と気づき、フライト前に函館空港内のレストランでローストビーフ丼をいただいた。



 危なかった。すべり込みセーフのタイミングで、ギリギリ間に合い安堵する。
 この食い意地を、新たなエネルギーに変換できれば、もっと世のため人のために役立てるかも?

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コメント (8)
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