たけぞうのしっぽ

あまえんぼうゴールデンたけちゃんとおかあさんの日々…それから

大正?

2011-11-26 | 日記
この前からプチ断捨離?決行ちうのワタシ。

と言っても大した片付けは出来ていないけど

まず手始めは着なくなった洋服から。

「三年着なかったらもう着ることはないから捨てなさい。」みたいなことを

何かの番組で片付けのプロ?みたいな人が言っていた。

三年どころかウン十年まえのものあるけど

いや、いや、そんなものよりもっともっと他に

捨てるべき物が我が家にはたくさんあるのはわかっている。

大好きなマンガや、(ワタシにとって大事な)本がどうしても捨てられない。

今やネットでなんでも検索出来るから滅多に買わなくなった

NHK「きょうの料理」もそれも結構古いのがとってある。

これなぞ…



見えづらいけど日付が平成元年11月1日。

ねぇねの生まれた年だから…22年前か。そんなに古くないか。



改めて見ても充分今でも美味しい料理が作れる。

早速「白菜鍋」を作る我が家であった。


ほんとうは断捨離しないといけないのはわかっているけれど

新しい物好きなくせに、なぜか古い物も大好きなワタシ。

とにかくもったいない!もったいない!

片付けが生き甲斐の母に「そんな使えもせん古いもん、置いてどうする?」

と度々叱られるけどめげずに「それら」は捨られずに置いてある。

母方の祖父にもらった手回しの蓄音機や、足踏みミシンや、

百年そこそこ経つような桐の箪笥や。

(これに至ってはとうちゃんに「夜中に貞子が出てくるぞ」と脅される)

貞子は井戸かテレビから出てくるんぢゃないのか、ふんっ!

で、その箪笥の中にある・・・

これ!



たとえばこの

「婦女界新年号」の付録『家庭療病寳鑑』は



日付が大正十五年十二月十日(ざっと85年前か…)

当時の婦人雑誌の新年号の付録であるけど

なんというか、その頃の家庭の医学書?的な内容ではないかと思う。

まっ、簡単に言えば民間療法。





「その名さへ病気と云へば半分は

気でなおほせかし病める人々」







で、目次はと言うと

「イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、ト・・・」です。



あぁぁぁ・・・

とても興味深い。

できるものなら全部お見せしたい。

項目・インフルエンザ



喘息



(7,ナメクジを濡れた半紙に包み、炭の中に入れて黒焼きとし朝食前飲む。軽いのは一週間で治る。)

これは何に効くんだっけ?



(8,ナメクジと黒砂糖とを共に練りつぶしドロドロなのを貼る。)・・・←いやぢゃ~~~~!!!

トゲがたったら、

「カマキリの黒焼きを飯粒で練りまぜてはる」といいらしい。

カマキリって・・・

黒焼きって・・・(-_-)

冬はどこでカマキリを捕まえるんだ?

そもそも虫が苦手やし~。

グロテスクすぎるじゃろーーーーーっ!!

肥えすぎの項目



よく読めば当たり前なことが書かれている訳だが。

真逆のことをやっているワタシ…。


それから特殊薬の項目

百足の油の作り方



百の足と書いて…はい。ムカデと読みますな。

ワタシはなによりもムカデが苦手ですな。

そんな油、死んでも塗れないっつうの。

「醤油番茶」は毎日飲めば胃腸、貧血などに良いらしく

誰が飲んでも悪くなくて「医者殺し」と言われるほど

健康になって医者に用がなくなる、とまで書かれてある。

番茶に醤油を注ぎ込むと臭みが残って飲みにくいので

必ず醤油に番茶を注ぐこと、が大事らしい。

なんか…支離滅裂な感じになってきた。

大正から昭和の初めの時代、このような民間療法で病気をそこそこ治していたんだろう。

でもさながち間違っているとも言えない療法もある。

昔の人の言うことは的を得ていて結構正しいのだ。

更にオマケの「家庭百科千首」の項目の禮法は

現代社会においてもバッチグーに通用する、人としての礼儀が書かれている。


はい。

長くなりました。

(あっ…。今日はね、たけちゃんは登場しませんm(_ _)m)

これにて。