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「あずみ2 Death or Love」の話

2005年09月27日 15時38分13秒 | 邦画
先週「あずみ2 Death or Love」を購入、観ました。

あずみ2 Death or Love(初回生産分のみ限定仕様) ASBY-3128
あずみ2 Death or Love(初回生産分のみ限定仕様) ASBY-3128

あらすじ
戦国の終り、徳川に異を唱える浅野長政、加藤清正を倒した”あずみ”(上戸彩)と”ながら”(石垣佑磨)は最後の標的である真田昌幸を狙うべく旅を続けていた。”あずみ”は敵の追っ手に傷を負った”ながら”を残し食料を調達に行った先でかつての仲間で自分が手にかけた”なち”そっくりの夜盗銀角(小栗旬)と出会う。


のメインスタッフほぼ入替でのあずみ2です。監督に金子修介氏を迎え新たな「あずみ」を観られるのだろうと期待しておりました。
結果から言えばパッとしないという評価になります。何が悪いと言う訳でも無く、どうしても1と比べてしまうんですね。
あずみの殺陣は1の動きを踏襲しています。ですが、どうもキレみたいなものがなくなっているように感じます。これは殺陣のせいではなく、カットのせいなのかな。
ストーリーの方もどうもワクワクしません。脚本家は1の水島力也氏(この方は良く知りません)と新たに加わった川尻善昭氏(この方の脚本なら問題ないと思うのですが・・・)。演出なのかなぁ。
1が非情だったのに対して2は愛情が根底に流れていると感じます。そのせいで”あずみ”、”ながら”、銀角の性格設定がへんなっています。
いまいち批評が良くないのもうなずける内容でした。
ただ、この映画はエンタテイメントです。アクションを観る分には充分です。

上戸彩ちゃんの殺陣は上達していますね。動きに違和感が無かった。
石垣佑磨くんは色んな役が出来ますね、感心します。
小栗旬くんは本人が特典で言っていたとおり役に迷いがあったようで強烈なインパクトみたいなものは残せずに終わってしまったね。小栗くんは(石垣くんも)運動神経が良いようなのでもっと派手なアクションをやらせてあげればよかったのに…。
小栗くんは特典の中で「僕は愛があればイッツオーライなので…」とかほざいておった。元モー娘の矢口ファンから石投げられるぞ!!
”こずえ”役の栗山千明さん(何か、ちゃんずけするのは違うような気がして)は「キル・ビル」のイメージも強く、顔の造形も濃く、存在自体違和感を感じてしまいます。

上野甲賀衆の3人ですが、空如役の高島礼子さんはやはりベテランです。あずみの世界に溶け込んでおりました。
土蜘蛛役の坂口拓さんは1に引き続きの出演です。1を観ているとちょっと戸惑うのですが、前もって聞いていたのでまったく別の配役ということで納得しました。
六波役の謙吾さんは存在感がありました。手持ちの武器をブーメランのように投げ、なぎ払っていくさまはとてもかっこ良かった。ただ、あんたは本業の方をがんばりなさいって…!
坂口拓氏と同様、1の演技が認められ2の出演となった金角役の遠藤憲一さんは今回”あずみ”の味方役で味のある演技を見せてくれています。(千代役の前田愛ちゃんもかわいかった!)

ネタバレもっとも不満だったのは”ながら”を殺してしまった事!しかも作り手としては”こずえ”によって討たれ、”あずみ”の事を心配しながら死んでゆく、太陽にほえろの刑事の殉職シーンのようにしたかったのだろう!どうせ殺すなら、無駄死にでもいいから、きちんと戦いの中で殺して欲しかった!
それと最後の終わり方ですね。これもカムイじゃないんだから!使命を終え1人残った”あずみ”がどこに行こうとそんなもんいいだろう!何かかっこ良く終わらせようとしてダサダサになっている。水の流れが赤に染まるより”あずみ”の歩みの方が若干早いのもちゃんとやれよって感じで・・・。


評価(80点):  かなり甘めです。

上戸彩 in あずみ2 Death or Love メイキングDVD ASBY-2936
上戸彩 in あずみ2 Death or Love メイキングDVD ASBY-2936

追記:まだ、井上勘兵衛が生き残っているので3もあるやもしれん!
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