MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

600万ドル

2008-04-30 06:33:59 | Weblog

鬼籍のマイミク(WIRED VISION) - goo ニュース

 mixiとは何の縁もない私がこの記事を選んだのは記事の最後に書かれていた

“600万ドル”という言葉に目が留まったからである。記憶が定かではないのだが、

確か昔「600万ドルの男」というアメリカのテレビ番組があったはずである。地球へ

無事に生還することに失敗した宇宙飛行士が手術を受けて片目、片腕と両足を

600万ドルかけて“サイボーグ化”して活躍するという話だったと思うが、世紀が

変わってもサイボーグは存在せず、600万ドルはこのように老後のケア専門の

コミュニティサイト立ち上げのために使われるのだなという現実の厳しさを思い

知ったのである。当然1人に600万ドルも掛ける余裕などないのだ。


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十分条件

2008-04-29 07:44:45 | Weblog

デキルヤツノ条件 8:本は五冊同時に、ただし30ページずつ読む (日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

 私は本など読む暇もないし、興味もないので、この記事に関して語る資格はない

のではあるが、書かれているように本を読めば“デキルヤツ”になるのかは甚だ

怪しい。そもそも“本の読み方”などというものが存在するのだろうか? 自分が

読みたいと思った本を読めばいいだけのことではないのか? 25歳を過ぎると

脳は知識を吸収できなくなる......わけがない それだけ本を読んでいるのならば

その根拠を示してもらいたいものだ。本を読めば“デキルヤツ”になるのではなくて

“デキルヤツ”が本を読むのだと思うが、それが十分条件ではないらしい。


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能天気な幹事長

2008-04-28 07:23:01 | Weblog

公明、「なぜ負け戦をするのか」=自民への不満噴出-衆院山口2区補選(時事通信) - goo ニュース

 「言えば切りがないわけで、過去の選挙に比べて、自民党はよくやったのでは

ないか」と公明党の北側一雄は語ったそうだ。過去のどの選挙と比べてよくやったと

言っているのか分からないが、与党がよくやるべきことは選挙運動ではなく政策で

あるはずだ。特に公明党に期待されていることは後期高齢者医療制度などの福祉

に関することではなかったのか? 活躍する絶好のチャンスをふいにしたような

ものである。最近の公明党は全く存在感がない。たとえ親亀(自民党)が転んだと

しても小亀(公明党)が引っ張るくらいの気概がなければ党として存在価値はない。


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真意

2008-04-27 00:04:11 | Weblog

キム兄、辺見えみり離婚…電撃入籍からわずか2年3カ月(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 先日木村は後輩芸人の堤下が彼女と別れたことに関して、「女性タレントに軽々

しく『あの人のファンなんです』なんていってほしくないですね。『楽屋でやっとけ、

ボケ!』って話ですね」と言っていたが、今回その真意が分かった。木村は土岐田

にではなく自分の妻に向かって言っていたということが。しかし木村は堤下と違って

2度も離婚経験があり十分痛い目には遭っているのだからファンと言われてすぐに

その気になる木村に非があるのは明らかである。せめて妻の喜びが自分の喜び

であるということくらいは学ばなければ結婚において幸せにはなれないだろう。


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確信犯の末路

2008-04-26 00:01:06 | Weblog

ライブドア控訴審が結審 ホリエモン、上申書で謝罪(朝日新聞) - goo ニュース

 堀江前社長は「日本ではお金のことを口にすることが悪いこととされていたが、

これからの時代はお金の運用に関心を持つべきだ」「きちんと説明しなかったため

に、『拝金主義』とのフレーズが独り歩きしてしまった」と述べたそうだ。明らかに

論調が後退している。彼は自分が執筆した自著を読み直すべきだろう。儲けた

人間が勝ちであるときちんと説明されているし、“拝金主義”の何が悪いのかと

いつも疑問を呈していたはずである。結局強気のフリをしていたが根が臆病だから

ボロが出てしまうのだ。このような中途半端な謝罪では却って信用を失うだろう。


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被害対策

2008-04-25 07:01:33 | Weblog

本の万引き、年間40億円…小学生も犯行、とがめぬ親も(読売新聞) - goo ニュース

 本の万引き被害が増えている要因は色々あるだろう。一番万引きしやすく換金率

が高い上に、新古書店の増加により換金もし易くなった。図書館の存在も大きいと

思う。新刊を無料で借りられるのだから、購買することと盗むことの間のハードルが

他の商品に比べて低いことになる。しかし一番深刻なのは万引き慣れしている人が

親になっていることなのかもしれない。あるいは逆の意味で親が万引きを“指導”

している可能性も十分にある。一番良い対策は出版から1年以内の商品は古書店

が買取を控えるという協定を作るか、あるいは法律の制定だと思う。


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誰がボロ儲けしているのか?

2008-04-24 19:10:06 | Weblog

ジャスラック立ち入り検査 著作権めぐり他社排除容疑(朝日新聞) - goo ニュース

 恐らくというか間違いなく楽曲の放送使用料というのは“どんぶり勘定”なのだろう

けれど、そのような「包括契約」をされてしまうと同業他社は入り込む余地がなくなる

だろうし、当然その1社はやりたい放題になる。しかし今後は地上デジタル放送など

で使用楽曲の放送時間や回数も正確に記録できるだろうから、ごまかしはきかなく

なるだろう。勿論怪しいのはジャスラックだけではなくて、オリコンも怪しいと思うが、

今回のオリコンの勝訴は“証拠不十分”的なものだと思う。こんなことがまかり通る

のは国内だけで異常に市場が大きいからだろうが、だったらどうすればいいのかと

考えるとどうしようもないというのが現状である。


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キャラクターの作り方

2008-04-23 06:14:12 | Weblog

母子殺害に死刑 「不当判決で厳罰化加速」弁護団が批判(朝日新聞) - goo ニュース

 今回の判決について被告福田孝行(仮名)の弁護団は不当判決としたうえで、この

判決をきっかけに厳罰化が加速するとの考えを示したそうだ。しかし問題なのは

むしろこのような判決を誘導させるような理論で弁論を展開してしまった弁護団に

責任はあるだろう。明らかに福田孝行の“キャラクター”の作り方を間違えている。

以下のような手紙を書く人間がドラえもんの存在など信じているわけがないのだ。

弁護団は理論構築は得意なのだろうが全体的に高齢のためかセンスが悪すぎる。

http://blogs.yahoo.co.jp/q_951/18624245.html


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めんどくさい大人たち

2008-04-22 00:01:03 | Weblog

面白いと思わへん?「沢尻対アッコ」(スポーツニッポン) - goo ニュース

 私には意味がわからないのだが、「どっちが先にキレるか」というガチンコ勝負

なるものは、先にキレた方が勝ちなのか負けなのかどちらなのだろうか? どちら

にしても全く面白いとは思わない。以前にも言ったと思うが和田アキ子は強い者に

弱くて、弱い者に強い人だから彼女が自分より強いと思う者に対しては絶対に

喧嘩を売るようなバカな真似はしない。こんな事を言う人が『おとなの叱り方』という

本を執筆しているのだから片腹痛い。勿論沢尻エリカは十分大人であるだろうから、

このような挑発は報道陣と同様に無視するだけだろう。


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『ノーカントリー』 100点

2008-04-21 22:40:08 | goo映画レビュー

ノーカントリー

2007年/アメリカ

ネタバレ

「『ノーカントリー』に失笑する」に失笑する

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 慶応大学の教授で文芸評論家の肩書きを持つ福田和也という人がいるのだが、彼が週刊新潮4月3日号の「福田和也の闘う時評」という欄に「『ノーカントリー』に失笑する」(P.140-P.141)というタイトルの文章を載せている。その時評のあまりの酷さに失笑してしまった。彼の文章を介して、オープニングで久しぶりにアメリカの広大さを確認させてくれた傑作『ノーカントリー』を論じてみたい。
 まずは福田氏の文章を一部引用してみる。
「助演男優賞を受賞したハビエル・バルデム演じる殺人鬼シガーはたしかに迫力があります。キャスティングはもちろん、特殊な髪型から台詞回しにいたるまで、強烈な存在感を示していることは事実なのですが、それが余りに強烈であるがゆえに、あらゆるドラマツゥルギーが破綻している。(・・・)もちろん、コーエン兄弟は『ターミネーター』のようなSF映画を撮りたかったわけではないでしょう。理解不能な悪や暴力を描こうとしたのでしょうが、シガーの人物像は極端にすぎる。理解できないという無力さは、理解しようとする努力があってこそもたらされるものなのですが、コーエン兄弟の演出はその努力をはじめから拒んでいるのです。(・・・)保安官が自分自身のなかに、そうした暴力性なり、狂気なりを見いだしたならば、ある種の拮抗関係が生まれるだけでなく、その血なまぐささは観客にとっても他人事ではないものとして迫ってくるのでしょうが ― たとえばサム・ペキンパーの作品は、そうした双方向性こそを、つまり正義とされる側も悪と断罪される、止むに止まれぬ衝動として描いています ― ここでは悪はひたすら凶悪であり、その対岸に居る者は嘆息するだけなのです。トミー・リー・ジョーンズが、ここまで大根に見える作品も珍しいのではないでしょうか。缶コーヒーのCMが懐かしくなるほど、抑制を欠いた平板な存在です。ですから、麻薬密輸団の金を奪って逃げたジョシュ・グローリン演じるベトナム帰還兵の最期や、幕切れの交通事故など、往年のコーエン兄弟を彷彿とさせるシャープな演出も、その場かぎりの衝撃しか残さない。(・・・)ついに引退した保安官がテス・ハーパー扮する妻に、昨夜見た夢の話をする場面は、その意味あいがいかなるものなのか、アメリカでも議論を呼んでいるようですが、演出の破綻が露呈しただけではないでしょうか」
 恐らくコーエン兄弟の作品の全てを観ている福田氏に対して、ほとんど観ていない私が批判するのは心苦しいかぎりなのだが、一読してもらえば分かるように残念ながら可愛そうなくらいに福田氏は『ノーカントリー』を全く理解できていない。
 殺人鬼シガーの人物像が極端すぎてドラマツゥルギーが破綻しているというが、自分に抵抗する人物は必ず殺していくシガーほど分かりやすい人物像もないのではないのだろうか。たまに気まぐれにコイントスをして、運良く相手が当てれば見逃すくらいである。そのようなシガーの極端な‘合理性’がラストの交通事故のシーンに効果的な‘ドラマツゥルギー’をもたらすのである。車に乗っているシガーは青信号を確認して当然のように交差点を通行しようとする。そこで信号を無視して猛スピードで侵入してきた車に突っ込まれ、無敵のシガーの‘合理性’は崩壊するのである。
 「保安官はつねに後手にまわり、理解不能な相手の徹底した残虐さを前にして立ちすくむばかりで、何のスリルも生まない」と福田氏は書くが、『ノーカントリー』という作品は、まさに世界は理解不能で立ちすくむしかなく、世界を牛耳っているのは大金を拾ったり、交通事故に遭遇したりする偶然だということを描いているのであり、原題「No Country for Old Men」の意味は、そのような偶然が跋扈する土地は若者たちはその偶然に対して俊敏に対処することもできるだろうが年老いた者たちのための土地にはならないということになる。因って破綻しているのは『ノーカントリー』ではなく福田氏の時評の方であることは間違いない。「分析的な基準を統一的にもうけることはできない」とかつて言っていたのは福田氏本人のはずなのだが。


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