ザウルスの法則

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超音波で自閉症?(1)なぜ今まで「原因不明」だったのか?

2022-07-03 10:42:12 | 電磁波

超音波で自閉症?(1)なぜ今まで「原因不明」だったのか?

 

先月の「スマートでオシャレなアップル」4部作の(3)で、以下のように書いた。

------------------------- 引 用 ---------------------------

さて、電磁放射線を照射して体内を透視する検査機器 というものがある。

X 線検査、マンモグラフィー検査、CT 検査、MRI検査 

------------------- 引 用 終 わ り ----------------------

 

執筆途上で、電磁放射線を用いた医療検査をリサーチした。その際、「超音波検査/エコー検査」はどうなのかと調べた。日本語のサイト、英語のサイトでざっと見たところ、「X 線のような放射線を使っていないので、無害、安全」と、判で押したような説明が出てくる。少なくとも電磁放射線を使った検査ではないことは明らかであったので、上のリストには入れなかった。

しかし、いくら電磁放射線ではなくても、人体を透過、透視するのであるから、影響がないわけはないと思った。4部作のテーマから逸れはしたが、さらに英語系サイトでリサーチを続けると、「自閉症との関係」が出てきたのである。

自閉症については今まで何度かリサーチしていて、原因としては「電磁波」と「ワクチン」が有力であると考えてきた。そしてここにきて、さらに「超音波」が出てきたわけだ。これらは互いに矛盾するものではなく、ゆうに並立しうる。これらの関係については、またあらためて別記事で論ずる。

 

 

1)自閉症の原因: 

自閉症の原因についてリサーチしたところ、「遺伝的要素と環境的要素の両方が複雑に絡み合っている」というのが、ここ10年以上、日本での「定説」となっている。この、すべてをカバーしたような、いかにも「教科書的」な、けっきょくは「原因不明」と言っているような原因論に「うさん臭さ」を感じるのはザウルスだけであろうか。(^-^; 

このような、新たにどんな説が出てきても矛盾せず、すべてをカバーするかのような「無難な定説」は、もはや科学ではなく、単なる、「医療体制の自己防衛」のためのプロパガンダと思っていい。日本に限らず、どこの国の医療体制でも、自閉症であれ、何か他の病気であれ、その原因(責任)が医師、病院、医療制度の側にあるとするような「原因論」、たとえば、「自閉症:ワクチン原因説」は絶対にタブーなのである。医者たちはスクラムを組んで、そういった「医原病の可能性」を頭から否定しようとする。「医原病」とは、医療行為が原因となって起きる病気のことである。

医者は原因をできるだけ「遺伝のせい」や、「患者のせい」、たとえば、「生活習慣病」(^-^)にしたがる。「自閉症」に関しては、これだけ年々増加しているとなると、さすがに「遺伝」だけでは説明がつかないので、「環境」という漠然とした用語で原因の1つに入れているということだ。

自閉症の場合、「原因不明」のまま何十年も増加しているというのは、けっきょく、本当の原因が目の前にありながら放置されていると考えるべきである。

しかも、自閉症の原因になるわけがない、と専門家に思われているものである公算が限りなく高い。

 

どの医者も患者に「超音波検査は、X 線とは違って、放射線を使いませんので、無害で安全です。」という「金科玉条のお題目」を唱える。しかし、その「無害で安全」は、科学的には一度も証明されていないのである。「保身」と「自分の属する医療体制の防衛」に汲々とする医者の言葉を額面通りに受け取ってはならないだろう。

医者には、「自分たちは知的エリートで、無知な患者や一般大衆とは別格だ」と思っている人間が多い。そうした「お医者様」「先生」に進んでひれ伏す無知な大衆が彼らをのさばらせている。そして、その当の大衆こそは、いちばん食い物にされる被害者でありながらも、せっせと金を運ぶネギカモなのだから、世話が無い。(^-^)騙される人間は永遠に騙されるという、ワクチン騒動でも明らかになった「システム」だ。

抽象的で当たり障りのない原因説一辺倒の日本とは違って、海外では自閉症の原因としては具体的に 「ワクチン説」、「電磁波説」、「特定の遺伝子欠損説」 等々もあり、中でも、自閉症の「本場」であるアメリカでは、10数年前から「超音波検査/エコー検査」が自閉症の主たる原因ではないかという説 が根強くあり、しかも、かなりの証拠と裏付けがある。

 

 

2)「超音波が自閉症の主な原因」説

 

「自閉症、超音波」の2つの日本語のキーワードでネット検索すると、「お腹の赤ちゃんが自閉症になるかどうかが超音波検査でわかるかどうか」という記事ばかりが出てくる。「自閉症の原因、超音波」で検索しても検索結果はほとんど変わらない。「超音波」が原因で自閉症になるかどうか、という記事は、1週間探しても皆無であった。これが日本の現実である。

まったくの門外漢のザウルスが英語で検索して、ものの20分ほどで見つけた「超音波検査が自閉症の原因かもしれない」という米国の説(以下に訳出)を、少なくとも日本の一部の専門家たちが知らないはずはない。しかし、ネット上には決して表面化しないのだ。知っている人間は、口をつぐんでいるのだ。ここには「医者の世界の共謀的隠蔽」があると考えられる。

実は、医者の世界では、「超音波検査機」は「第2の聴診器」と言われており、「もはや、無しではやっていけない商売道具」になっているという現実がある。

医者が、自閉症についての「超音波検査原因説」を紹介したり、展開したりすれば、医者の世界ではその説の信憑性は論外で、「空前の営業妨害」と受け止められ、その医者は「裏切者」、「医者の風上にも置けない不届き者」とみなされるだろう。日本は内部告発者を許さない陰湿な風土があるので、医者の中から「超音波検査」を問題視する人間は非常に出にくいだろう。たしかに「オウンゴール」の側面があるので、「退場」を覚悟でないと内部告発はできないだろう。医者でなくても、いくらでも専門家がいるであろうが、やはり医者の世界に忖度して口をつぐむのだ。

 

さて、医者でも大学のセンセイでもなく、ほとんど縛りのないザウルスが注目した 、2011年公開の、2人の米国人によるの短い記事がある。11年前の記事ではあるが、基本的な問題点を押さえてあり、要点がよく整理されているので、「入門編」として、以下にその2つを訳出した。 太字 と画像と(注)は、ザウルス。

 

------------------------------------- 記事(1)-------------------------------------

FOR IMMEDIATE RELEASE: October 10, 2011
CONTACTS: Parrish Hirasaki, 281-337-6121, parrish@alumni.duke.edu

Nancy Evans, 415-285-7267, nancywrite@comcast.net

Autism and ultrasound: Is there a connection?

 

自閉症と超音波:関係はあるか? 


この疑問は、出生前の超音波曝露が劇的に増加しているため、すぐに答える必要があります。 2011年7月、研究者たちが、自閉症の原因として多くの人々が明らかに疑わしい原因であると言っているものについに医学界の目を向けさせるべき結果を発表しました。その疑わしい原因とは、出生前超音波検査です。双子の研究は、妊娠中またはその直後の環境的な何かが自閉症の主な原因であることを示しています。研究は、超音波が細胞および組織に損傷を与える可能性を示しています。 

超音波を3回照射された100人の赤ちゃんのうちの1人が自閉症を発症した場合、理論的には300回の超音波照射につき1回が損傷を引き起こすことになります。大規模な研究が干し草の山の中のこの針を見つけるのを待っている間、一般大衆に対し警鐘を鳴らす必要があります。


胎児の超音波検査については2つの主要な説があります。 


1)胎児の脳の発達には、超音波によって害を受ける可能性のある非常に特定の期間があります。
2)損傷は過剰曝露、欠陥のある検査機、検査技師の過誤のいずれかによって引き起こされます。

これらの説に関連する30以上の研究論文や記事が、添付の要約と証拠及びウェブサイト www.ultrasound-autism.org でアクセスできます。


出生前の超音波曝露に関する FDA の安全ガイドラインは、曝露時間と強度の点で「合理的に達成可能な低さ(ALARA)」の基本的な指示を指定しています。しかし、一部の妊婦は毎月超音波検査を受けており、一部の超音波曝露は1時間以上にわたります。FDAは警告を発していますが、公衆および専門家の注意を喚起すべき 「自閉症と脳損傷」という用語を使っていません。


このトピックに焦点を当てた最初の米国の研究では、妊娠中期に複数回の超音波照射を受けた女児と自閉症との関連性が報告されています。この超音波検査はカイザーパーマネンテの診療所と病院で行われました。そのため、より広いコミュニティ、特に「ショッピングモールの店舗で行われる非医療的超音波照射」よりも過剰暴露の確率は、おそらく低いです。このデータのさらなる分析が進行中ですが、その範囲は限られています。(注:米国ではずいぶん以前から「胎児エコー撮影スタジオ」がどこの都市のショッピングモールにもある。家族や親族を呼んでの実況撮影パーティーで盛り上がる「医療診断なしの娯楽」である)


自閉症の継続的な増加は、発達中の胎児の脳に対する超音波による有害作用の可能性について信頼性のある調査を必要とします。自閉スペクトラム症研究のための既存のデータベースは、その研究の範囲が遺伝学、化学物質または他の狭い領域です。そのため、研究者が分析しなかった、または分析する予定がない超音波曝露に関する貴重なデータを擁しています。


これらのデータベースは、自閉症の予防につながる可能性のある潜在的な証拠であるゆえに掘り起こされなければなりません。 何よりも、メディアは国民に向けて警鐘を鳴らす必要があります。添付のものをお読みになれば、将来の親たちが潜在的な危険について助言を与えられるべきであることが十分ご理解頂けるものと確信します。


リソース:
Hirasaki と Evans は、自閉症との個人的なつながりはありません。出生前超音波が自閉症の劇的な上昇の主な原因であると、科学的証拠に基づいて独自に結論づけた、憂慮する2人の人間です。エンジニアの Hirasaki は www.ultrasound-autism.org で紹介されています。サイエンスライターの Evans の詳細については、ハフィントンポストのこのインタビューをお読みください。(注:Parrish HIRASAKI  と Nancy EVANS は二人とも女性である。しかし、特に HIRASAKI 氏は只者ではない。彼女は NASA のアポロミッションに起用された、機械工学(熱遮断工学)の専門家である)

1969                                                                                     2019

 

 

------------------------------------- 記事(2)-------------------------------------

October 2011 - Parrish Hirasaki (parrish@alumni.duke.edu), Nancy Evans (nancywrite@comcast.net)

The Ultrasound-Autism Connection

 

超音波と自閉症の関係
 http://www.ultrasound-autism.org 

 

自閉症スペクトラム障害
「自閉症」は、1)さまざまな発達障害と、2)最も馴染みのある、他者とのコミュニケーション能力の障害と、3)反復衝動を包含するために、「自閉症スペクトラム障害(ASD)」として最も正確に知られています。自閉症には、症状の重症度と症状の組み合わせの異なるレベルがあります。ごく一部の症例が遺伝的要因と関連している可能性がありますが、双子に関する最近の主要な研究は、妊娠中または妊娠直後の環境曝露が自閉症症例の大部分を引き起こすと結論付けた以前の研究を支持しています。

 

神経学的作用
脳の発達中に細胞は形成され、大脳皮質に移動します。多くの自閉症の症例では、細胞と細胞のミニコラムの数の増加が、脳スキャンによって明らかになっています。余分なミニコラムと細胞は、細胞間のコミュニケーションのための脳全体の接続パターンに影響を与え、それによって脳機能を変化させる可能性があります。最近の研究では、自閉症の子供たちは脳の両側間の接続性を低下させています。


超音波技術
超音波画像化は、海中の物体を「見る」ために使用されるソナーから開発されました。胎児画像化のための超音波装置は、高周波音波の短いパルスを胎児に照射します。胎児の組織から反射する「戻りエコー」が画像に変換されます。振動に加えて、超音波は胎児の組織と骨の加熱を引き起こす可能性があります。治療用超音波装置は、成人の治癒のためにこれらの作用を利用します。(注:超音波の温熱作用や機械的微振動が治療効果をもたらすとされ、日本でも多様な超音波治療器が売られている)


証拠
最近の研究において、妊娠中期における、女児への複数回の超音波曝露と、産後の自閉症との間に明らかな関連性が見出されました。動物実験では、超音波が細胞に損傷を与え、その移動を変化させ、自閉症脳で観察されるパターンを作り出す可能性があることが示されています。胎児の頭蓋骨は成人の頭蓋骨よりもはるかに薄く、加熱損傷に対してより脆弱であるため、胎児の温度の上昇は正常な脳の発達を妨げる可能性があります。いくつかの曝露条件について、FDA承認の出力表示規格で使用されているように、熱指数 (TI) は、超音波誘発性の頭蓋内温度上昇の程度を過小評価しています。骨折した骨における新しい細胞の形成速度を加速させるための超音波装置は、画像化超音波よりも低強度のパルス波を使用します(注:超音波治療器の出力は 30mW/cm であるが、胎児の画像化のための超音波検査機の出力は 100mW/cm である。妊婦の子宮という、侵すべからざる聖域で刻々と成長している胎児のデリケートな脳に曝露される超音波は、サッカー選手の骨折治療に使われる超音波の3倍以上のエネルギーである)。超音波にこうした生物学的影響を及ぼす力があることは、胎児の発育に対する非意図的な影響の可能性を支持します(注:軽率、無責任ゆえに先進国の医師が超音波を使って長年にわたり胎児の脳や身体に損傷を与えている可能性がある)

 

タイムラインの一致
自閉症はかつてはまれな診断でした。今日(2011)では、米国の子供の110人に1人(2021: 45人に1人)、米国の男の子の70人に1人が罹患しています。出生前超音波検査は、かつてはまれな医療処置であり、高リスク妊娠の女性のためのものでした。出生前超音波検査は現在、先進国のほとんどの妊婦にとって日常的です。20年前、FDAは画像を改善するために出生前超音波の許容強度を8倍に増やしました。すると、自閉症率はそれ以来劇的に上昇しました。現在、音響ビームを胚に近づける超音波経腟プローブが一般的に使用されています。

毎年、より多くの女性が出生前超音波検査を受け、妊娠中により頻繁に超音波検査を受けています。自閉症の発症率は上昇し続けています。

 

 

 

超音波の安全性
FDAによって設定されたレベルは、安全性研究ではなく、相対リスクに基づいています。出生前の超音波が胎児に損傷を与えないという証拠は本質的にありません注:しかし、米国でも日本でも、医者は「超音波はX線のような放射線ではないので、まったく無害で安全です」と判で押したように言っては、妊婦を不当に安心させている)数少ない研究プロジェクトのうちの2つで指摘されている出生前超音波の影響は、出生時のサイズ値が低いことと、左利きの増加です。このトピックに触れた研究者は、胎児に対する超音波の影響のより詳細な調査を異口同音に求めています。他の2つの安全上の問題は、多くの古い検査機の調整メンテナンスの必要性と、超音波オペレータの間で安全ガイドラインについて広まっている誤解です。オペレータのトレーニングのための連邦要件がないだけでなく、急速に成長している商業ビジネスは、胎児の記念超音波写真です。同ビジネスのフランチャイズ業者は、医学的資格や認定は不要であると謳っています。(注:日本では今日そうした「胎児エコー撮影ビジネス」は、病院自身が金儲けのために独占してやっている)

 


行動の要請
国民は、胎児の超音波検査のもたらす危害の証拠があることを直ちに知らされるべきです。超音波が発達中の赤ちゃんに何らかのリスクをもたらすことを女性が知っていたら、すべてではないにしても、ほとんどが後悔する結果よりもむしろ無事な結果になるでしょう。一方、出生前超音波に曝露されていない小児の自閉症率の迅速な分析は、超音波データが収集された既存の調査研究を用いて完了することができるでしょう。科学者がより確定的な答えを求める一方で、公衆衛生と国民の常識は、超音波の出生前使用に最大限の注意を求めます。

 

------------------------------------- 訳 終わり -------------------------------------

 

「超音波で自閉症?(2)トムクルーズの大誤算?」 に続く

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2 コメント

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増川いづみ博士が書いていました。 (サザエ)
2022-07-06 23:26:35
 かなり昔(10~15年くらい前)、「月刊フナイ」の増川博士の連載記事で、胎児のエコー検査の危険性について、読みました。うろ覚えですが、下記の通りです。

 世界的な産婦人科学会で胎児のエコー検査の危険性が発表され、出席者の間に大きな衝撃が走りました。
 その後は欧米だったか米国だったか、妊婦にリスクの説明をして検査を選ばせる仕組みになりました。
 しかし、我が国は何も説明せず、検査が当たり前になっていました。

 健診機関で働いていたので、同僚の放射線技師にその話をすると、奥様のエコー検査で「胎児が動いたのは嫌がっていたのでは?」と言っていたのを思い出しました。
 私は40年近く前に大学病院に通院し、エコー検査①逆子が判り、②正常位置に戻った、③また逆子に戻った、と、3回は記憶にあります。お陰様で子供は正常です。
 若い同僚の検査技師は、通院するたびに医師が検査するのを受け入れていました。「やめた方が良いよ」と言いましたが、若いからか危機感を持たないようでした。
 当時で医療機関に入る検査料は5500円でした。
Unknown (ラルフ.マキシム)
2022-08-31 20:17:28
超音波検査器ですか?始めて聞きました。けっこう昔からやっているそうですね。我々もアウトです。闇勢力は、とんでもなく狡猾ですよね。とくに日本人に覚醒される事を彼らは、恐れているそうです。情報のお礼ですが、輸血をしてはいけません。血液は人間の指紋が一人一人違うようにみんな違う訳で、A.B.O.AB型と言うような単純な物ではないです。違う血液型を輸血したら死ぬのはあっているようですが?

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