おしるこは冬の味

今日は極めてパーソナルな話を。


医者から食事制限を告げられた。
六角精児氏の歌ではない。
健康診断の結果だ。

思い切って、昼食を抜いた。
どこかの雑誌にも12時間何も食わないことのすすめ、なんてあった。

……意外に抜けるものだ。
昼食を食べなくても空腹感やひもじさなんてなかった。
休憩時間に飲み物飲んでいるし。


食事制限をしてつくづく思った。
松重豊氏主演のあの「孤独のグルメ」は、
食いたいものを豪快に無制限に食う井之頭五郎は
中年になった男にとっては「ファンタジー」なのだ。
チャンバラ映画みたいに豪快に食う姿はやっぱり気持ちがいい。

とあるインタビューで当の松重さんが
「あのドラマのどこがおもしろいのかわからない」とも言っていたが、
その豪快さが良いのだよ。
わかってないなぁ(笑)。　


しかし、終業時間、喉は乾く。
そこで、駅に向かう道で自販機を見比べながら歩く。
100円ならば買うのも悪くない。

おっ。　缶入りのお汁粉だ。
それも100円。
さっそく買う。

……甘い。　美味いなあ。
缶飲料のお汁粉の販売期間は、思いのほか短い。
3月に入る前には消えてしまう、「冬」の飲み物だ。


昼を抜いているんだ、
冬ならではの味覚を楽しみたいじゃないか。

あくまでも、缶飲料は100円で楽しもう。
今や美味いコーヒーはコンビニでも買えるようになった。
甘ったるいかブラックしか選べない缶コーヒー、
しかもきちんと指定のゴミ箱に入れない途端に街を汚す缶は
130円以上も払う価値はない。