shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

「駅」(1987・竹内まりや)/ヨーロッパのヒューマン映画が好きだ

2018-03-04 | 音楽
イラストサイト「pixiv」でこの絵を観て、かの名曲を思い出した。
(“ツインテールの風” 2018. 2. 28.  イラスト:Duffyさん)




“見覚えのあるレインコート
黄昏の駅で 胸が震えた”

そう、竹内まりやの名曲「駅」だ。
作詞・作曲:竹内まりや
リズムセクション編曲:山下達郎
ストリングス編曲:服部克久
(1987、セルフカバーアルバム『Request』、ベストアルバム『Expressions』に収録)

駅 - 竹内まりや


 ヨーロッパ映画の音楽のように哀感あふれるストリングスが特に気に入っている。

----------------------------------------------------------------------------

で、自分はヨーロッパの「人間ドラマ」の映画が大好きだ。
報われない不運ながらもひたむきに生きる人間の物語が好きだ。

例えば、イタリアの「鉄道員(Il Ferroviere)」(1956)


幼い末っ子サンドロが崇拝する機関士の父アンドレア。
既に大人になった長男や長女には口やかましく、彼らからは疎まれる存在ではあったが、
優しい母のおかげで一家は平穏を保っていた。
しかし、長女ジュリアが予期せぬ妊娠~結婚の末に流産。
おまけにアンドレアも運転中に事故を起こしてしまい、家族の歯車が徐々に軋んでいく・・・。
戦後イタリアを舞台に庶民の家族愛を少年の視点から描き、哀切極まりないテーマ曲と共に、
多くの映画ファンを涙させた永遠の名作。


例えば、フランスの「シェルブールの雨傘」。
音楽:Michel Legrand ミッシェル・ルグラン
映画「シェルブールの雨傘」(Les Parapluies de Cherbourg, 1964)
Je t'attendrai toute me vie...

ウィキペディア解説は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E9%9B%A8%E5%82%98

そして、イタリアの「ひまわり I girasoli」(1970)。
音楽:Henry Mancini ヘンリー・マンシーニ

戦争によって引き裂かれた男女の悲劇を物語る名作中の名作。

そして、イギリスの「ブラス! Brassed Off!」(1996)。
閉鎖騒動の持ち上がる小さな炭坑の町を舞台に、ブラスバンドを通じて、「音楽」と「生きること」の素晴らしさを、人間模様と社会風刺を織り交ぜて描いた作品。

ウィキペディア解説は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B9!

その中から、指揮者のダニーが倒れたのを楽団員が見舞って「ダニー・ボーイ」を演奏したシーンを。
これと決勝大会で演奏した「ウィリアム・テル序曲/スイス軍の行進」には泣けましたね。

Danny Boy / Londonderry Air (Brassed off!)(Trad.)


-------------------------------------------------------------------------

悲しいことだが、
夢も恋も報われないもののほうがはるかに多いと自分は思っている。
それに比べて、学園祭ノリの歌ばかりの昨今のJ-POPや、エンターテインメント(娯楽)色の強調された昨今の邦画に
苛立ちを感じずにいられないのは自分だけじゃないはずだ。


2018年3月4日付訪問者数:190名様
(ぎえ~~!)
お付き合いいただきありがとうございました。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 追悼・左とん平さん/「とん... | TOP | イオンシネマ調布で再び「こ... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 音楽