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コロナ対応 国会開かぬ政権の怠慢 (東京新聞2021年8月19日付社説)

2021-08-20 | 日記
東京新聞 2021年8月19日付社説
「コロナ対応 国会開かぬ政権の怠慢」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/125368?rct=editorial


菅義偉政権は憲法に基づく野党の要求を無視し、臨時国会召集にいまだ応じていない。
この間、新型コロナウイルスの新規感染者が激増する一方、政府の対策は迷走が続く。

なぜ国会を開き、これまでの対策を検証し、新たな法整備や予算を措置しないのか。
政権の怠慢と断ぜざるを得ない。

野党4党が憲法53条に基づく臨時国会召集の要求書を
大島理森衆院議長に提出したのが7月16日。
それから1カ月以上が経過して、野党側はあらためて召集を求めたにもかかわらず、
菅政権はかたくなに拒んでいる。

そもそも憲法違反であることに加え、今はデルタ株による感染が急増している非常時だ。

1カ月前には全国の新規感染者数は1日当たり3,000人余りだったが、
きのう8月18日には23,000人を超え、過去最多を更新した。

この間、政府は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域を拡大し、
適用期間を延長したものの、感染拡大を止める有効策を講じるには至っていない。

感染者急増に医療態勢の整備や立て直しが追いつかず、医療崩壊が懸念される状況だ。

国会は首相が覚悟を示す場ではないが、
召集されれば政府の対策のどこに不備があり、何が感染防止に効果的なのか、
経済的に苦境に立つ業者や生活者を支援するにはどうすればいいのか、
審議を通じて明らかになり、必要な立法や予算措置を講じることができる。
閉会中審査ではそれが不可能だ。

菅政権は衆院選や自民党総裁選を念頭に、野党側に追及の場を与えたくないのだろうが、
「戦後最大級の危機」(枝野幸男立憲民主党代表)を前にして、逃げているようにしか見えない。

内に閉じこもっては打開策も浮かぶまい。
国会審議を避け、一片の政府通達で国民を従わせようとするから、
閣僚から酒販売業者や金融機関を通じて圧力をかける発想が出てくる。
猛省すべきだ。

召集拒否を追認する与党も同罪である。
国権の最高機関が無策でいいはずがない。
最優先すべきは国民の命と暮らしを守ることであり、党利党略ではないはずだ。


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毎日2万人がコロナにかかり、自宅待機者が次々と容態急変して死んでゆく非常時だというのに、
なに逃げ回るのか。
五輪どころではないのに。
そんな与党など、さっさと下野してもらいたい。

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