shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

首相秘書官更迭・おごれる自公政権に鉄槌を(東京新聞社説)

2023-06-05 | 日記
東京新聞 2023年5月31日付社説
「首相秘書官更迭 「公私混同」を猛省せよ」
  https://www.tokyo-np.co.jp/article/253535?rct=editorial

岸田文雄首相が長男で政務担当秘書官の翔太郎氏を6月1日付で更迭する。

昨年末、首相公邸に親族を招いた忘年会での不適切行為が理由だが、
猛省すべきは長男を政府要職に就けるなど首相自身の公私混同だ。

翔太郎氏は昨年12月30日、親族ら十人以上を集めた忘年会の際、
公邸の公的スペースで組閣や記者会見を模した記念撮影をしていた、
と週刊文春が報じた。
 
公邸は官邸に隣接し、首相職務の能率化や危機管理、賓客の接遇を目的とする。
「税金で維持管理される国民の資産」であり、
首相や家族の居住スペースであっても大規模な私的宴会は望ましくない。
ましてや「公的スペース」での悪ふざけは私物化であり言語道断だ。
 

首相は参院予算委員会で私的スペースでの親族との会食は「特段問題はない」と述べ、
忘年会に自ら顔を出してあいさつしたことも認めたが、
私用で多数の身内を「公的空間」に招き入れたことに問題を感じないことが深刻極まりない。

翔太郎氏は今年1月の首相訪欧に同行した際、
公用車で観光名所巡りや土産購入をしていたと週刊新潮に報じられたこともある。
 
更迭は内閣支持率への影響や野党の追及を避けるためだろうが、
遅きに失した感は否めない。
 
首相が昨年10月、
秘書経験2年半だった翔太郎氏を秘書官に起用したこと自体が誤りではなかったのか。
自らの議員としての地位を「世襲」させるために経験を積ませる狙いだったのだろうが、
「岸田家」のために公的な地位を利用したとの批判は免れまい。
 
首相は長男の処遇に限らず、
首相の公務と議員としての政務を峻別(しゅんべつ)できているとは言い難い。

 
自民党の歴代首相は、自ら率いる派閥への利益誘導を疑われないよう、
形式的であれ派閥会長を退いてきたが、
岸田首相はそうした長年の慣例をも無視し、今も岸田派会長にとどまり続ける。
 
いくら言い繕ったとしても、政権の緩みや驕(おご)りは国民に見透かされる。
首相はこれを機に、公私の峻別ができているか自らを厳しく省みて、
改めるべきは改めて政権運営に当たるよう求めたい。

---------------------- ------

「首相公邸は私邸ではありません。
 年間1億円以上の管理者維持費を国民の税金で賄っており、
 首相といえど従わなくてはならない規則がきちんと決まっています。」



  ゆみさな No.2 さん♪(シンガーソングGAGライター)のツイートより。

「公邸ってのは公の邸と書く
 そこに親族呼んでどんちゃん騒ぎしていいかどうか、
 そんな常識もこの国はなくなったのか?
 どんちゃん騒ぎは外でやればいい
 権力の私物化です。」

  hiromi 1961 さんのツイートより。


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2023春期アニメ予想外の収穫... | TOP | 入管法改正案 立法根拠に残... »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 日記