ここ連日、さだまさしさんが歌でテレビ出演している。
・「2014長崎から東北へ・チャリティ-コンサート」(NHK-BSプレミアム)
・「地球劇場~100年後の君に聴かせたい歌」(BS日テレ)
・「LIVE MONSTER」(日テレ系) などなど。
ここんとこNHK深夜の「生さだ」やラジオで突然聞いたサントリー健康食品のCMなど、おおよそシンガーソングライターとはかけ離れた仕事が目立っている中、やっと本業を観る機会が出てきたのが嬉しい。
そんな中、ニューアルバム『第二楽章』収録の「君は歌うことが出来る」がすごくカッコイイ。
アレンジがTHE ALFEEの高見沢俊彦と聞いて「なるほど!」と納得した。
常々コラボレーションしたいと言っていたが、ここでやっとそれが実現したそうな。
アルバム『恋文』(2004)収録の「遥かなるクリスマス」以来のアグレッシブな歌だが、
アレンジは今までのものより格段にプログレしている。
Eテレの「ミュージック・ポートレイト」出演時に言っていたのだが、
デビュー時のコンビ「グレープ」は元来アメリカのジャズロックバンド「The Flock」のような音楽を目指していたのだが……
The Flock - Clown (1970)
うわあ~、全然違うじゃないかぁー!
フォークソング・ブームだった当時ではとても実現できず、
「精霊流し」「無縁坂」に代表されるあの路線になってしまったそうだ。
(もしこの路線を貫きたいのであれば、それこそ故・内田裕也氏の扉を叩く必要があっただろうし、
それであれば服部克久先生とは縁が生まれなかったかもしれないが……)
もし当時インストゥルメンタル枠を1曲もらって、そこで「The Flock」調ナンバーをやっていたら
違った結果もあったかもしれない。
今思えば、2nd アルバム『せせらぎ』収録のインストゥルメンタル曲「ラウドネス」が
ほんとうにやりたかった事なのかも・・・
Loudness(1975・グレープ) (DSD Mastering)
↑
ここからの著名曲は「ほおずき」「交響楽(シンフォニー)」「追伸」ですね。
さださんの体調不良で「1年休みたい」の願いを
当時の事務所(バード・コーポレーション=赤い鳥&ハイファイセットの事務所でした)が受け入れていたなら、
「グレープ」は続いていたのかもしれない。
解散を決定して臨んだライブアルバム『三年坂』収録の「第一印象」「バンコ」がやっとだったのだろう。
今作『第二楽章』のジャケットは20代のさださんに似ているけどまったく別の青年が写っている。
おそらくデビュー時出来なかったプログレロックの世界に、もう失うものはない今こそ近づこうとの意思があるのだろうか。
そうだとしたら僕は、大歓迎だ。
弾き語り&渡辺俊幸氏の過剰なオーケストレーションの世界に凝り固まっていた
イメージにはうんざりしていたんだ。
今度のさださんは期待大だ。
「君は歌うことが出来る」(2014・MV フルサイズ)/さだまさし
歌詞:J-Lyric.net
https://j-lyric.net/artist/a0004ab/l032b75.html
・「2014長崎から東北へ・チャリティ-コンサート」(NHK-BSプレミアム)
・「地球劇場~100年後の君に聴かせたい歌」(BS日テレ)
・「LIVE MONSTER」(日テレ系) などなど。
ここんとこNHK深夜の「生さだ」やラジオで突然聞いたサントリー健康食品のCMなど、おおよそシンガーソングライターとはかけ離れた仕事が目立っている中、やっと本業を観る機会が出てきたのが嬉しい。
そんな中、ニューアルバム『第二楽章』収録の「君は歌うことが出来る」がすごくカッコイイ。
アレンジがTHE ALFEEの高見沢俊彦と聞いて「なるほど!」と納得した。
常々コラボレーションしたいと言っていたが、ここでやっとそれが実現したそうな。
アルバム『恋文』(2004)収録の「遥かなるクリスマス」以来のアグレッシブな歌だが、
アレンジは今までのものより格段にプログレしている。
Eテレの「ミュージック・ポートレイト」出演時に言っていたのだが、
デビュー時のコンビ「グレープ」は元来アメリカのジャズロックバンド「The Flock」のような音楽を目指していたのだが……
The Flock - Clown (1970)
うわあ~、全然違うじゃないかぁー!
フォークソング・ブームだった当時ではとても実現できず、
「精霊流し」「無縁坂」に代表されるあの路線になってしまったそうだ。
(もしこの路線を貫きたいのであれば、それこそ故・内田裕也氏の扉を叩く必要があっただろうし、
それであれば服部克久先生とは縁が生まれなかったかもしれないが……)
もし当時インストゥルメンタル枠を1曲もらって、そこで「The Flock」調ナンバーをやっていたら
違った結果もあったかもしれない。
今思えば、2nd アルバム『せせらぎ』収録のインストゥルメンタル曲「ラウドネス」が
ほんとうにやりたかった事なのかも・・・
Loudness(1975・グレープ) (DSD Mastering)
↑
ここからの著名曲は「ほおずき」「交響楽(シンフォニー)」「追伸」ですね。
さださんの体調不良で「1年休みたい」の願いを
当時の事務所(バード・コーポレーション=赤い鳥&ハイファイセットの事務所でした)が受け入れていたなら、
「グレープ」は続いていたのかもしれない。
解散を決定して臨んだライブアルバム『三年坂』収録の「第一印象」「バンコ」がやっとだったのだろう。
今作『第二楽章』のジャケットは20代のさださんに似ているけどまったく別の青年が写っている。
おそらくデビュー時出来なかったプログレロックの世界に、もう失うものはない今こそ近づこうとの意思があるのだろうか。
そうだとしたら僕は、大歓迎だ。
弾き語り&渡辺俊幸氏の過剰なオーケストレーションの世界に凝り固まっていた
イメージにはうんざりしていたんだ。
今度のさださんは期待大だ。
「君は歌うことが出来る」(2014・MV フルサイズ)/さだまさし
歌詞:J-Lyric.net
https://j-lyric.net/artist/a0004ab/l032b75.html