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音楽大好き男の徒然なる日記

小山田圭吾特集

2021-07-18 | 音楽
東スポWeb 2021年7月16日付記事
「いじめ炎上 小山田圭吾が謝罪『自分自身でも長らく嫌悪感を抱いていた』」
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/3428103/

東京五輪の開会式で楽曲を担当する「コーネリアス」の小山田圭吾(52)が16日、
過去のいじめ問題について
「多くの方々を大変不快なお気持ちにさせることとなり、誠に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます」
と謝罪した。

小山田は、1990年代に音楽雑誌でのインタビュで、
障がい者への差別行為や人種差別、プロレス技での暴力など、
同級生へのいじめ話を得意げに語っていた。

ネット上では五輪に関わることに対して
「ふさわしくない」
「25年間何の謝罪もケジメもなくずっと放置し続けた」 など批判が殺到。

小山田氏は
「過去の言動に対して、自分自身でも長らく嫌悪感を抱いていたにもかかわらず、
これまで自らの言葉で経緯の説明や謝罪をしてこなかったことにつきましても、
とても愚かな自己保身であったと思います」
と振り返った上で
「学生当時、私が傷付けてしまったご本人に対しましては、大変今更ではありますが、
連絡を取れる手段を探し、受け入れてもらえるのであれば、直接謝罪をしたいと思っております」
とコメントした。

その後も長文のメッセージで今の思いを伝え、最後には
「音楽家としてどう在るべきか、
自分は世の中や周囲の人々に対して、どういった形で貢献していくことができるのか、
常に自問自答し、より最善の判断をしていけるよう、一層の努力をして参りたいと思います」
と再起を誓った。

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いじめ。
同類として、パワーハラスメント。
それは、受けた人間でないと決してわからないトラウマ。

自分も受けた人間だから、加害者のことは今でも決して忘れないし、
少なくとも自分は、今でも奴らを赦す気はさらさらない。

小学校の同窓会に終生不参加を誓った。
男性社員参加必須だったゴルフコンペに「自由参加」を提案して村八分にされ追われた、
頭の旧い田舎者集団の某零細企業なんて、さっさと潰れてしまえと、今でも思っている。
土下座して謝罪するのなら時間は作ってもいいが・・・


アニメ「ホリミヤ」で少なからず心がざわついたのは、
主人公の宮村君もいじめられっ子で、名札のピンで自分を傷つけたりタトゥーを入れたのは
その反動だったのだ。

でも、幸いその後彼は変われた。
高校2年に進学後、堀京子と親しくなり「恋人」となり、
友達も大勢できて陽の当たる道に出て来られた。
生きていれば、必ず救われるチャンスはある。
良かったと思っているし、良いアニメだった。


今回、この記事が出てきたから、
小山田氏がきちんと反省しているからこそ、
話しておきたいと思ったことがある。

自分も、当初の元ネタとなった本のことは知っていた。

それもあって、渋谷系の騎手として気を吐き、混沌としたポリスター・レーベル時代の「コーネリアス」作品には
正直、不快感を感じていた。

その頃の代表的な作品を貼っておく。
Cornelius - Rock/96


その影響もあって、以前さくらももこ さんの訃報記事に際して一度は選んだ
アニメ「ちびまる子ちゃん」エンディングテーマを、上記エピソードで差し替えた経緯があった。

冷静になった今、
ここでセレクトさせていただきます。

じゃがバタコーンさん / MANAKANA(マナカナ) 【高音質】(1998)


今聴いても日曜夕方6時の「お茶の間」には向かない、パンクなサウンド。
さくらももこ作詞。
考えてみると、日本アニメーションって「お子様向け名作劇場群」の面(ツラ)して
実はこういう音楽を採用するパンクな一面もある。
その最たるものが「家庭教師のトライ」CM(あざといハイジ&クララ)ではないだろうか。
そのうち「ポプテピピック」みたいな作品を出してきたり・・・
知らねーぞ、アニメ界が山火事になっても。

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小山田氏への評価が変わったのは、YMOのライブに参加した2009年頃だった。

交わる人によって、また高い志によって、人は変われる。


1000 knives - ymo (07/07/2012)


教授(=坂本龍一氏)によるオリジナルバージョンやアルバム『BGM』のバージョンが狂気に満ちた感があるのに比べると
バンドサウンドということもあり、かなり聴きやすくなっている。
いかがでしょう。


technopolis - ymo (12/08/2012)


誰もがYMOを知るきっかけになった一曲でしょう。


 東京電力福島第一原発事故の翌年2012年、
 千葉・幕張メッセで開催された、脱原発をテーマとした音楽イベント「NO NUKES 2012」に出演した時のライブ音源。 
 映像作品は残念ながらありませんが、CD(廃盤)はあります。



  このDVDは2011年のサンフランシスコでのもので、上記の映像とは異なりますが、
  雰囲気は近いものと思われます。


この流れで、高橋幸宏氏が結成するバンド「METAFIVE」にも参加。

METAFIVE生出演SP (2016年11月18日「スッキリ!!」出演)



METAFIVE - 環境と心理 -


METAFIVE(高橋幸宏 × 小山田圭吾 × 砂原良徳 × TOWA TEI × ゴンドウトモヒコ × LEO今井)
「環境と心理 」
Director 中村勇吾 ( tha ltd.)


最新アルバム『METAATEM』2021年8月11日リリース 。

2016年にアルバム「META」を発表。
同年冬に初の全国ツアー “WINTER LIVE 2016"を開催して以来、
沈黙を続けてきたMETAFIVE(高橋幸宏×小山田圭吾×砂原良徳×TOWA TEI ×ゴンドウトモヒコ×LEO今井)が
遂に2ndアルバムを発売!
2020年7月に発売されたデジタル・シングル「環境と心理」は、
iTunesオルタナティブ・チャートで1位を獲得するなど、
活動再開を待ち望んでいたファンをはじめとした各所で大絶賛を受けた。
レジェンド・アーティストの集合体であるMETAFIVEの新たな活動が始まる。


そして、もっとポップな歌もあります。
2019年のアニメで、自分も好きだった「キャロル&チューズデイ Carol & Tuesday」の2期オープニングテーマだった
「Polly Jean」は作詞がLEO今井氏という、「METAFIVE」繋がりになってます。
Carole & Tuesday OP 2 / Opening 2 HD



  フルバージョンはこちらで。
  配信もアナログ盤もあります。

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小山田氏がしっかり過去と向き合って、被害者に対して「申し訳ない」とはっきり謝罪された今、
当ブログでもYMO参加以降の作品はしっかり評価しようと思いました。

すっかり手垢だらけになってしまったTOKYO 2020 ということもあり、
自分も用事が出来てしまったため、
小山田氏が手掛けるセレモニーは観ることはないでしょう。

でも、彼の作品によって
少しでも今回の五輪の評価が上がれば
「文化人」として再評価されることでしょう。


後日、お手並み拝見いたします。
頑張っていただきたいと思っています。

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