shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

ちょっといい話

2022-12-02 | 日記
TNT さんという、
「高校地歴公民 問いと格闘する授業を実施中。」の教員の方のツイッターに
目が留まりました。


以前、机の上には何も出さず手はブラーンとしながら、
でも絶対に寝ないで授業を聞く生徒がいた。

他人の学習権を侵害はしてないので
呼びかけだけして放っておいた。

3年生の最後の懇談で予感がしたので
「どうや大学で学んでみるか?」って聞いたら、

「今日それ先生に言おうと思って来た。
勉強するってなんやろって3年間ずっと考えてた。
今大学行きたいって思う。」

って言って親はびっくり。

でも今から受験勉強して行けるところはないかも知れない。
と伝えると浪人してもいいかと親に尋ね、
親がokしてくれて
浪人予備校に行く金はなく宅浪。

時々高校に来て元教科担に質問。
「あの、ノート一切取らなかったあいつが・・・」
学校ではちょっとした騒ぎに。

結局一浪で希望の大学に合格。
学ぶことが楽しいと便りが届いた。


生徒の今の姿だけを見て全評価をしてはいけない。

扉が開く瞬間や目覚める瞬間がいつ来るのかは本人にすらわからない。
少なくとも教員は今の姿だけを理由に生徒を潰してはいけないなと思う。


ちなみにその生徒は
高校時代各教科欠点スレスレで切り抜けて来た。

もしあの時、
ノートを提出してないという理由で
成績1をつける教員がいたら
彼は進級すらできなかっただろう。



これに対しありがたい言葉をいただいているが、
これは結果がラッキーなだけで、
本人や親(+周囲の教員)が「何も指導してくれなかった」
と言って終わるパターンもある。

何もせず授業を聞いていた彼の目を
どう解釈するかは賭けだったと思う。


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ちょっとツイッターで見た良い話を
皆さんと共有したいと思いました。

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