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音楽大好き男の徒然なる日記

一生聴ける歌/「PRIDE」(1989) CHAGE and ASKA /「手紙」(1995)THE BOOM

2019-02-12 | 音楽
つくづく思う、
人の生き様に不可欠な歌がなかなかメインストリームに乗らないで
どうでもいい「アゲアゲソング」ばかりがもてはやされる昨今を。

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1995年発売で、今でも大好きなTHE BOOMのメッセージソング「手紙」にこんな一節がある。

The Boom- 「手紙 Tegami」

On July 10th 1997,
Japanese group The Boom performed on the Miles Davis Stage at the Montreux Jazz Festival.
This was the opening song, Tegami.
歌詞リンク:「プチリリ」
https://petitlyrics.com/lyrics/2450567


ベストアルバム『89-09 THE BOOM COLLECTION 1989-2009』 に収録。

”それにしても、お気楽な音楽が蔓延していて、まるで公害のようだね。”
CMソングのために学生が気持ち良い歌詞とサビメロだけで作られた、二束三文の歌。

あの時代での音楽は、おそらく“ビーイング・タイアップソング”や“小室哲哉ソング”のことを指していたと思われる。
時代は変わり、それらはB'z以外は消え失せ、今では古本屋で1枚50円も値が付かない。

しかし、もてはやされるのはやっぱり学生層向けのお祭り時のための「アゲアゲソング」で、
AKB48、乃木坂46、そんな流れのアイドルが目立つ。
否定はしないが、自分は買ってまで聴きたいとは思っていない。
でも、これらが「売れる」と思われて、独りで自分の生き様に向かい合う歌を“作り手・送り手”が二の足を踏むのは
絶対に見直されなければいけない。

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では、自分が「聴くに値する歌」は何か。

例えば、CHAGE and ASKA の「PRIDE」(1989)。

自分に冷静に向き合う。
自分の弱さ・もろさを受け止め、それでも前に向かう。
そのための歌。

10代だけじゃない、
30代でも、50代でも、
いや年金生活世代になろうと、
自分の力で大切なものを守りたいものがあるだろう ?!


一時歌手生命が危険にさらされたASKAが見事に復活を遂げ、
今月からバンドでツアーを廻る。
嬉しいことだ。

自分は残念ながら別用のため首都圏でのライブに参加できないが、
この歌のイントロを生で聴いたら、きっと号泣してしまうだろう。
武道館、行きたいなぁ。

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この歌に救われた人々がどんなに多いことか。
「YouTube」コメントから抜粋します。

Alpaca Pastureさん
「自分が小・中学生の時、一番よく聴いていたのがこの曲です。
虐められていて、死にたくなることがありました。
曲や詩から勇気をもらい当時ものすごく救われました。

命を救われた一曲といっても過言ではないと思います。
本当に感謝しています。


ASKAに限らず、アーティストによって作られた曲に罪はないというのが自論です。
いつか表舞台に戻ってもう一度聴かせてもらいたいです。」

井上正也さん
「彼らの史上最大の作戦というライブに、当時の妻と行きました。

その数ヶ月前、色々と困難な事があり、
いつも家に帰る車の中で涙を流しながら聞いていたのが、まさにこの曲、
そしてライブの佳境にこれを歌ってくれました、

汗だくになり、目の前の手すりに捕まり、涙しながら一緒に歌ったのを思い出します。

時を経ても、困難に立ち向かわなければならないことは、やはりあります。
そんな時、やはり僕の背中を押してくれる曲の一つです。
色んな汚点があっても、作品や歌唱力の素晴らしさは否めません。
いつもありがとう。彼らに感謝です。」


大橋しの さん
「いろいろ言われてるが
どん底だった私を救ったのは
間違いなく
この曲

それだけは今もこれからも変わらない……」

素子bb さん
『生きているのが辛い。自分が生きている事に意味なんてない。消えてしまいたい』
と思っている人が居たら、一度だけでも良いので聴いてもらいたい曲No.1です。

心がボロボロになって呼吸することが苦しくなって立っている事が出来なくなっても、
この曲を聴いて、生き続けるだけでも良い。


いつかは嬉しい気持ちや幸せを感じる日が来るんだと知りました。
C&Aの音楽と出会う前、子供だった私は罪を犯していました。
警察沙汰にならなかっただけでも罪は罪。
彼らの音楽に出会い、胸を張って彼らのライブに行く為にスッパリ悪い事を止めて25年。

清いファンでなくて申し訳ない!
でも生まれてから死ぬまで悪い事を一つもしない人って、そんなに居ないと思うのです。

辛くても痛くても、涙が出るならまだ間に合う。
貴方に生きていて欲しいと思います。」


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[MV] PRIDE / CHAGE and ASKA


作詞:飛鳥涼
作曲:飛鳥涼

思うようには いかないもんだな
呟きながら 階段を登る

夜明けのドァへ たどり着いたら
昨日のニュースと手紙があった

折れたからだを ベッドに投げ込んで
君の別れを 何度も見つめてた

伝えられない事ばかりが
悲しみの顔で 駆けぬけてく

心の鍵を壊されても
失くせないものがある プライド

光りの糸は レースの向こうに
誰かの影を 運んで来たよ

やさしい気持ちで 目を細めたとき
手を差しのべる マリアが見えた

何が真実か わからない時がある
夢にのり込んで 傷ついて知ること

誰も知らない 涙の跡
抱きしめそこねた 恋や夢や

思い上がりと 笑われても
譲れないものがある プライド

僕は歩く 穏やかな愛で
白い窓辺に 両手を広げた

伝えられない事ばかりが
悲しみ顔で 駆けぬけてく

心の鍵を壊されても
失くせないものがある

誰も知らない 涙の跡
抱きしめそこねた 恋や夢や

思い上がりと 笑われても
譲れないものがある
プライド

 
             同名オリジナルアルバム・タイトル曲。


 ベストアルバム『VERY BEST ROLL OVER 20TH』 にも収録。

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2019年3月追記:
遅ればせながらBSフジで放送されたASKAの「SYMPHONIC CONCERT 2018 - THE PRIDE-」(短縮版)を観た。
この「PRIDE」もオーケストラを使った豪華なアレンジになったが、
ピアノや曲構成などの「屋台骨」はまったく変わっていなかった。
それが嬉しかった。




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お付き合いいただきありがとうございました。
怖い数字やねぇ…
でも、それだけ時代を超えて求められてる歌なんだと思います。

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