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音楽大好き男の徒然なる日記

愛しい女性(ひと)へ「丘の上の愛」(1980・浜田省吾)/「Woman」(1980・John Lennon)

2020-05-17 | 音楽
さて、今回は政治から距離を置いて女の子と女性に2曲をお届けしたいと思います。
ただ、やはり「コロナウィルス」の問題からは切り離せない問題なんですが。
決してヘヴィに考えないで欲しいです。


東京新聞 2020年5月11日付記事
「ナイナイ岡村「風俗発言」 改めて女性差別考える 過度な「制裁」疑問の声も」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020051102100053.html?ref=dP%1b^%7f%1b^%7f

お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さん(49)が深夜のニッポン放送「オールナイトニッポン(ANN)」で、
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で困窮する女性を蔑視したととれる発言をしたことが、波紋を広げている。
女性を見下した差別的発言だという批判が収まらない一方、過度な制裁を疑問視する声もある。
(文章執筆:佐藤直子 氏)

岡村さんは4月23日深夜の生放送で、
「コロナが終息したら絶対面白いことあるんですよ。美人さんがお嬢(風俗嬢)やります。
短時間でお金を稼がないと苦しいですから」 などと発言。
これに対し「性的搾取を待ちわびている」 「女性蔑視だ」 などと批判が集中した。

岡村さんは同30日のANNで、
「たくさんの人たち、特に女性の皆さんに不快感を与えたことについて、心から謝罪させていただきます」と謝罪。
所属の吉本興業はホームページで岡村さんの謝罪文を掲載した。

だが、インターネット上では、
岡村さんが出演中のNHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」の降板と謝罪を求める署名などの呼びかけが展開され、
批判は収まっていない。

この署名とは別に、俳優・アクティビストの石川優実さんは、
「チコちゃん―」で、岡村さん出演の上で
女性の貧困問題やフェミニズムについて学べる番組の放送を求めるネット署名を呼び掛けた。
石川さんは
「セックスワークに行き着くにもいろんな理由があるが、
岡村さんは、貧困が原因で選択肢がなく選ぶ人を自分の楽しみに結びつけて語った。
貧困からセックスワークを選ぶのは男性よりも女性が圧倒的に多いことも分かっているはず。
失言ではすまされない」 と批判。
その上で、 「降板だけでは責任を取ったと言えない。
降板できないなら、『チコちゃん』の番組で女性差別の問題をしっかり学んでほしい」と訴えた。

一方で、番組降板などを求める声に異論を唱える声もある。
性産業従事者の労働環境問題に取り組む民間団体「SWASH(スウォッシュ)」の要友紀子代表は
「岡村氏の発言は不快感を与えるものだったとは私も思う」とした一方で、
「差別は岡村さんだけの問題ではない。
貧困によって風俗で働く人たちを『かわいそう』と語る人たちのまなざしには職業差別の意識がある。
男性も風俗で働いており、女性差別問題と矮小化しないでほしい。
岡村さんは素直に謝罪した。 これ以上、追い詰めるのはいじめと同じ」 と指摘した。

ラジオリポーター出身の放送作家山田美保子氏は
「私は芸人さんには甘いかも」と前置きし
「岡村さんを擁護はできないが、深夜ラジオという内輪感覚のある場で、つい言ってしまったのかな」とみる。
「番組の放送中に『今の発言はいけない』と制作スタッフのだれかが止めたり、CMの後でも仕切り直したりできなかったことが驚き。
見逃されたのは残念だ」と語る。

4月30日のANNには、岡村さんの謝罪後に、コンビを組む矢部浩之さん(48)も出演。
「電波に乗せてそういうことを言ったのは大問題。
致命的や。 性格変えろ」 などと相方を厳しく諭した。

山田氏は
「矢部さんがきちんとフォローしたのはよかった」と評価しつつ、
岡村氏発言を巡り、建設的な議論や意見表明の署名などだけでなく、
ストレス解消目的のような投稿があふれることが気になるという。
「岡村さんの発言を不快に思った人がたくさんいるのは事実だろうが、
発言に乗じてたたきつぶせといわんばかりの熱狂。 ゆがんだ正義のようで怖い」

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ある意味「寝た子を起こす」話題で申し訳ありません。
ただ、自分のみならず「深夜放送が好きで、長い間モテなかった男」を代表して
ある程度落ち着いた今、改めて自分の私見を話してみたいと思います。

確かに岡村氏の当初の放送での話では「サカナが釣れるのを待っている」卑屈な見解があったのは事実でしょう。
それは猛省すべきことです。
ただ、先の報道の通り、彼はそのコメントは誤りだったとわかり、謝罪をしました。
だから、今後はその言葉のみならず、彼のラジオやテレビ出演をしっかり見つめて
更生しようと努力されているのなら再評価してもいいのかな、と思います。
例えば、松竹&よしもとの「新喜劇」などで「芸」を磨き直して、
藤山寛美氏や明石家さんま氏みたいに「器の大きな芸人や役者」に大成できれば良し、としませんか。


自分が育った1970~’80年代の深夜放送において、「下ネタ」はこんなもんじゃなかったのも事実です。
大好きだった谷村新司さんの「セイ!ヤング」内の「天才秀才バカ」の素晴らしさ、
もといスゴさ(笑)は、ここではお話しできないほどでした。
また人気の高かった中島みゆきさんの「オールナイト・ニッポン」でも決して「下ネタ」とは決して無縁ではなかったです。
でも、それらは失敗談としててあって、キチンとフォローや尊厳はありました。
何より多くの深夜放送では「人の弱さ」をしっかり受け止めて、
朝になったらまた学校や職場に出かけるリスナーの背中を押してくれる頼もしい存在でもありましたし、
今現在やこれからのパーソナリティもそういう人であって欲しいと思います。

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あと、モテない男は徹底してモテないものでもあります。
共学学校や職場で出会うきっかけはあっても、「つきあい」に発展するかというとそれは大間違いです。
ひどい場合だと女子は群れて、自分より仕事や勉強などができない異性に対しては
徹底的に叩きのめす傾向を見てきましたし、最悪職を追われた人だっています。
それで、女性を嫌いになってしまう男性もいる筈です。

また、「結婚したい」と思ってはいても、非正規雇用ゆえに諦めてしまう男性だっている筈です。
また、「出会い系サイト」に登録してみても、
「つきあいたいのなら、まず3万円出してくださいよ~」と若さをタテに高額をせびる女性はザラだし、
「結婚情報サービス」などのお見合いでも、
「はじめまして、それで年収いくらですか」と、人柄より先にカネを求める女性も事実います。
そういう女性には「一生探してろ!」と言いたくもなります。

そんな絶望的気分から救われたのが、風俗の女の子だった、ということもあります。
(注意:情報誌や公式ホームページをご確認のうえ、お相手をして下さる方へ丁寧な対応をお願いします。
 また、路上の呼び込みに引っかかって、膨大な金額をたかられないよう、くれぐれも注意してください。 )

たしかに「60分から75分だけの恋人」であるのは事実でしょうし、お客と奉仕者の「一線」を守らなければいけません。
でも、その繊細なプロポーションや優しい仕草に触れて心が救われて、
「よぉし、負けるもんか、男性であることと特定の女性を幸せにする事を諦めないぞおー!!」
と思い直した男性がいるのも事実なのです。

事実、ツイッターで親しくして頂いた方から「風俗業は究極の接客業です」 と教えてくださり、納得がいきました。
彼女はお店にもお客さんにも恵まれたほうだからなのかもしれませんが、
風俗で働く方すべてが卑屈になっているわけではないでしょうし、
働く彼女たちにも働いて得た喜びや充実感はあるのだと信じたいです。

また、客を舐めた態度をとる風俗嬢やお店は、絶対に淘汰されます。
(もし、職場や家庭に脅迫や搾取などがあるのなら、ためらわず警察や「駆け込み寺」へ救いを求めるべきです。
 公益社団法人 日本駆け込み寺
 http://nippon-kakekomidera.jp/  )


参考までに、風俗で働く女の子の姿を描いたコミックもあります。
「デリバリー・シンデレラ」といいます。
賛否両論あるのはわかりますが、あくまでも参考までに。
(集英社・ヤングジャンプコミックス、NON・著作、全11巻)


あと、これは大事な話ですが。
接客業なだけに、健康(特に感染症)にはくれぐれもお気を付けください。
心身ともに不健康な男性も少なからずいる筈です。
また、多くのアイドルたちが現れては駆け抜けていったように、
この仕事はいつまでも留まってはいけない世界、だと思います。
だからこそ、常に「次」の世界を見据えて、信じられるものを見つけ出して欲しいです。
そして、彼女たちには、最後には必ず「幸せ」を手にして欲しいです。

そこで、敬愛する浜省の歌をどうぞ。

  ↑
本当は名盤『Sand Castle』(1983・全曲新録音バージョン)ので紹介したかったのですが、
ガードが固くて音源がupされてもすぐ消去されてしまいますので (本当に良いアルバムなので買って聴いてください)、
YouTube で味わいある「弾き語り」映像を紹介いたします。

丘の上の愛 浜田省吾 弾き語り 20180406


歌詞:J-Lyric.net
http://j-lyric.net/artist/a0011b4/l007254.html


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あと、もう一曲。

自分を大切にしてくれた家族や親せき、
親しくしてくれた人々、 まだ見ぬ「パートナー」となってくれる人に
この歌も。

ジョン・レノンの名曲 「Woman」 (1980)。
Woman - John Lennon (official music video HD)


歌詞&訳詞:「りりっくりすと」
https://lyriclist.mrshll129.com/johnlennon-woman/



 ↑
残念ながら生前最後のオリジナルアルバムとなってしまった
『ダブル・ファンタジー Double Fantasy』 (1980) に収録。

すっかり長くなってしまったぁー。

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