(ブログ初出:2023年8月10日付)
今回はまた「音楽」に徹してみました。
とにかく暑すぎる――
そんなさ中に雨が降った。
――まだまだ「焼け石に水」状態だが
降らないよりは格段に良い。
すべてを冷やせ夏の雨―――
Summer Rain (1980・増尾好秋)
作曲・編曲・指揮:横倉裕
Acoustic Guitar:増尾好秋
Electoric Piano , Oberheim:横倉裕
Electric Bass:Neil Jason
Drums:Buddy Williams
N.Y. Strings Section
Recorded at Electric Lady Studio , N.Y.C. September ,1980
オリジナルアルバム『Song is You and Me』(1980)に収録。
なんかアイドルみたいなジャケットですねぇ(笑)。
自分も師と仰ぐDave Grusin氏主宰の「GRPレーベル」からアルバムをリリースして
アメリカで活躍したミュージシャン・横倉裕 氏を起用し、
当時人気の高かったギタリスト:アール・クルー Earl Klughを意識してアコースティックギターで演奏した、
なんとも「雅」(みやび)な一曲。
楽曲のレベルはとにかく高かった。
だが今思うと、琴を使った横倉裕氏自身の音楽は
良くも悪くも「アメリカが求める日本」のイメージであり
(上を向いて歩こう=SUKIYAKIでお分かりのように)、
それが“まんま”日本で評価されるかと言うと「話は別」だったのかもしれないし、
彼自身のアルバムリリース数も決して多いとは言えない。
あなたが欧米に旅行に行って、
「日本の音楽を教えてくれないか」と言われたら、
どう応えますか――?
・・・どう考えても「上を向いて歩こう=SUKIYAKI」ではない。
("Are you from Japan ?
Oh , I know SUKIYAKI , SAMURAI , GEISHA ! " と言われて嬉しいか?)
「アニソン」だって知名度はたかが知れてる。
自分だったら滝廉太郎の「花」だろうか・・・
小椋佳&布施明の「シクラメンのかほり」、
山口百恵&さだまさし「秋桜 コスモス」も良いかもしれない。
このアルバムリリース後、時代も音楽シーンも大きく変化した。
キングレコードElectric Birdレーベルは大きく後退し
所属ミュージシャンが大幅に減る。
コンピュータ&シーケンサーの普及は音楽環境をも激変させ、
バンドアンサンブルが魅力の「ジャズ・フュージョン」も激変し
優れたミュージシャン達もリリース機会や居場所を失ってしまうのが辛い。
増尾氏は1982年、当時アリスの事務所が設立した新進レーベル「ポリスター」に移籍したが
結果的にリリースできたのは『メロー・フォーカス』の一枚だけで、CD化もされておらず、
Epicからのその次作『MASUO』も1989年リリースの「一人打ち込み」アルバムとなった。
・・・もったいない。
----------------------------
なお、その後Yutakaと改名した横倉裕氏も
1990年リリースのアルバム『Brazasia』にてセルフカバーをした。
Chuva(1990・Yutaka)
(どう見ても日本人じゃない・・・ご本人もアイデンティティーに苦労してるのかも.
ちなみに、"Chuva"とはポルトガル語で「雨」のこと)
Producer, Associated Performer, Recording Arranger, Keyboards, Koto, Piano, Vocals: Yutaka
Associated Performer, Acoustic Guitar: Oscar Castro Neves
Associated Performer, Alto Saxophone: Kim Hutchcroft
Associated Performer, Bass: Abraham Laboriel
Associated Performer, Bass: Artur Maia
Associated Performer, Bass: Jerry Watts
Associated Performer, Drums: Carlos Vega
Associated Performer, Drums: Teo Lima
Associated Performer, Electric Guitar: Ricardo Silveira
Associated Performer, Ewi: Gary Meek
Associated Performer, Percussion: Luis Conte
Associated Performer, Percussion: Mike Shapiro
Associated Performer, Berimbau: Paulinho Da Costa
Associated Performer, Trombone: Bill Reichenbach
Associated Performer, Trumpet: Gary Grant
Associated Performer, Trumpet: Jerry Hey
Studio Personnel, Mixer: Geoff Gillette
Composer: Yutaka
2023年8月10日付訪問者数:166名様
2024年7月23日付訪問者数:244名様
お付き合いいただき、ありがとうございました。
また、「いいね!」など応援してくださった方に感謝申し上げます。
今回はまた「音楽」に徹してみました。
とにかく暑すぎる――
そんなさ中に雨が降った。
――まだまだ「焼け石に水」状態だが
降らないよりは格段に良い。
すべてを冷やせ夏の雨―――
Summer Rain (1980・増尾好秋)
作曲・編曲・指揮:横倉裕
Acoustic Guitar:増尾好秋
Electoric Piano , Oberheim:横倉裕
Electric Bass:Neil Jason
Drums:Buddy Williams
N.Y. Strings Section
Recorded at Electric Lady Studio , N.Y.C. September ,1980
オリジナルアルバム『Song is You and Me』(1980)に収録。
なんかアイドルみたいなジャケットですねぇ(笑)。
自分も師と仰ぐDave Grusin氏主宰の「GRPレーベル」からアルバムをリリースして
アメリカで活躍したミュージシャン・横倉裕 氏を起用し、
当時人気の高かったギタリスト:アール・クルー Earl Klughを意識してアコースティックギターで演奏した、
なんとも「雅」(みやび)な一曲。
楽曲のレベルはとにかく高かった。
だが今思うと、琴を使った横倉裕氏自身の音楽は
良くも悪くも「アメリカが求める日本」のイメージであり
(上を向いて歩こう=SUKIYAKIでお分かりのように)、
それが“まんま”日本で評価されるかと言うと「話は別」だったのかもしれないし、
彼自身のアルバムリリース数も決して多いとは言えない。
あなたが欧米に旅行に行って、
「日本の音楽を教えてくれないか」と言われたら、
どう応えますか――?
・・・どう考えても「上を向いて歩こう=SUKIYAKI」ではない。
("Are you from Japan ?
Oh , I know SUKIYAKI , SAMURAI , GEISHA ! " と言われて嬉しいか?)
「アニソン」だって知名度はたかが知れてる。
自分だったら滝廉太郎の「花」だろうか・・・
小椋佳&布施明の「シクラメンのかほり」、
山口百恵&さだまさし「秋桜 コスモス」も良いかもしれない。
このアルバムリリース後、時代も音楽シーンも大きく変化した。
キングレコードElectric Birdレーベルは大きく後退し
所属ミュージシャンが大幅に減る。
コンピュータ&シーケンサーの普及は音楽環境をも激変させ、
バンドアンサンブルが魅力の「ジャズ・フュージョン」も激変し
優れたミュージシャン達もリリース機会や居場所を失ってしまうのが辛い。
増尾氏は1982年、当時アリスの事務所が設立した新進レーベル「ポリスター」に移籍したが
結果的にリリースできたのは『メロー・フォーカス』の一枚だけで、CD化もされておらず、
Epicからのその次作『MASUO』も1989年リリースの「一人打ち込み」アルバムとなった。
・・・もったいない。
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なお、その後Yutakaと改名した横倉裕氏も
1990年リリースのアルバム『Brazasia』にてセルフカバーをした。
Chuva(1990・Yutaka)
(どう見ても日本人じゃない・・・ご本人もアイデンティティーに苦労してるのかも.
ちなみに、"Chuva"とはポルトガル語で「雨」のこと)
Producer, Associated Performer, Recording Arranger, Keyboards, Koto, Piano, Vocals: Yutaka
Associated Performer, Acoustic Guitar: Oscar Castro Neves
Associated Performer, Alto Saxophone: Kim Hutchcroft
Associated Performer, Bass: Abraham Laboriel
Associated Performer, Bass: Artur Maia
Associated Performer, Bass: Jerry Watts
Associated Performer, Drums: Carlos Vega
Associated Performer, Drums: Teo Lima
Associated Performer, Electric Guitar: Ricardo Silveira
Associated Performer, Ewi: Gary Meek
Associated Performer, Percussion: Luis Conte
Associated Performer, Percussion: Mike Shapiro
Associated Performer, Berimbau: Paulinho Da Costa
Associated Performer, Trombone: Bill Reichenbach
Associated Performer, Trumpet: Gary Grant
Associated Performer, Trumpet: Jerry Hey
Studio Personnel, Mixer: Geoff Gillette
Composer: Yutaka
2023年8月10日付訪問者数:166名様
2024年7月23日付訪問者数:244名様
お付き合いいただき、ありがとうございました。
また、「いいね!」など応援してくださった方に感謝申し上げます。