庭に種も蒔いたし・・・ところでおじいさんはどうして一人なの?と少年の一人が聞いた。
「怖い話しだよ、それでも聞くかい?」おじいさんは戦争に行った先のジャングルで島民の女性を撃ったことををボソボソと話しだした。なぜなら見つかって敵兵に知らされるのが恐ろしかった。しかもその人はお腹に赤ちゃんがいる人だった。
その後復員してもその事を責め続け家族の元に帰ることはしなかった、自分だけが幸せになっては申し訳ないと。
その話を聞いて少年達は何とかしておばあさんを探そうと走り回った。
いたっ! おばあさんは老人ホームにいたのだが、過去の事は全部忘れ去っていた。そこで種屋のおばあさんを身代わりに立てたが、おばささんは少年達の気持ちを正直におじいさんに打ち明けた。
(ここが一番いいところで写真を撮るのを忘れてしまった。)
いつものように外から家の中を見ていた少年が「あれっ・・・おじいさんが見えない!」
おじいさんは安らかに眠るように死んでいたのだ。
少年達・・・・・・これが死というものか、悲しみがこみ上げてくる。
秋になり・・・夏に蒔いたコスモスの種が満開になり、少年達の胸におじいさんの笑顔が浮かんだ
春には無事卒業式を終えた少年達の晴れ晴れしい姿を見ることが出来た。
大まかな粗筋ですが、私の思い込みで違った部分があるかもしれませんがお許しください。