それさえもおそらくは平穏な日々 byガーランド

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レザークラフト 「縫い」

2012年10月27日 | レザークラフト
えー、まず針と糸・・・はこんな感じにしました。


「縫い」にはいります。
縫う物体はこれ


端革から3cm四方くらいに切ったもの。

まずは縫う部分に目印になるラインを入れます。
方法は何個かあるんですが、今回はモデラという道具を使ってみます。

まっすぐ入れるために、本当は定規を使うといいですw
画像のようなフリーハンドで入れると、必ず曲がります(ノ∀`)ペチョン


ねw

今度はそれに沿って、菱目打ちを打ち込んでいきます。
が、その前に、この菱目打ちは間隔がキモでして、どの穴も等間隔でないと、不恰好ですよね。
なので、いきなり打ち込まず、軽く押さえつけて跡が残るので、それにあわせて目安をつけていきます。
カーブやコーナーのとこは2本や1本で感覚を均等に調整します。


ほんで打ち込みます。

今回は袋状のものを作るので、この革を半分に折りたたんだ状態で縫うので、底面と側面片方だけの2辺だけを縫います。


縫う前に、ドレッサーという、ハンドルつきのヤスリで表面を荒らします。

切り出したときに、この裏面(トコといいます)の毛羽立ちを抑えるため、「トコフィニッシュ」という液体を塗って磨いているので、それをはがし、接着剤を塗るためです。

接着剤は、今回はG17ボンド系のクリアのものを使ってます。
専用品として「サイビノール」というものもありますので、水で薄めて使うといいようですね。


ローラーを使って圧着します。

まぁ、なにかで押さえて固定できればそれでもいいですw


こんなかんじでクリップでとめるのもアリです♪

さて、片面だけ菱目打ちで穴を空けて、もう反対側はどうするの? ってことになるワケですがw
菱目打ちで貫通させてもOKですが、穴が広がりすぎるのを嫌って、今回は菱錐(ひしぎり)というのを使います。


こんなふうに、空けた穴に挿して、押さえ込んで貫通させます。

「ブツッ」という感触があればOK


穴が貫通しました。

いよいよ「縫い」ます。

レーシングポニーという器具を使い、縫う革を挟んで固定するものですね。

ちなみに自作品ですがw
買うと高いんで^^;
まぁ、挟んで使う分にはじゅうぶんなので♪

これがあることによって、針2本を使う縫い方が快適になります^-^b

縫い方は「平縫い」という手法で縫っていきます。
両側の糸が、交差するように縫うんですが、1箇所でも縫う順番や上下を間違えると、見栄えが悪いのでお気をつけてw

ちなみに、この糸は、麻ものもあればナイロンのものもあります。
で、糸には専用のロウが塗ってあり、空けた穴をスルスル~っと通すことができるんですね。

んで2偏を縫い終わったとこ。


大小、2個作りました。

縫い終わりは、玉止め?はせず、端末を少し残して切り、ライターの火で溶かしてつぶすだけですw
革の表面ギリギリまで切って、サイビノールを注すという方法もあります。


で、この裁断面(コバといいます)は、そのままだと毛羽立ったり荒れてくるので、処理をします。

トコフィニッシュでもいいんですが、今回はコバスリックという品を使いました。


ついでに合わせ目の段差をなくすためにカッターでそろえて、角を落とします。


で、コバスリックを塗ります。

塗ったらヘラなどを使ってこすります。
磨くとも言います。

磨くとその面がツルツルになって、いいツヤを放ちます♪
このコバの処置が一番重要でして、これをサボると作品が台無しですw

革製品を見ることがあったら、ぜひこのコバの面を観察してみてください。
綺麗な作品は、必ずここが綺麗に磨かれてます^-^b

で、完成。

菱目打ち用の、刃先のカバーでした^-^b

収納した状態。


一番上の黒いのは、カービングで使う「スーベルナイフ」、そのケースも作りました。



さて、次はs-ベルナイフや刻印を使った「カービング」を紹介します^-^v

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