久々に部屋でCD鑑賞。朝比奈の同曲録音は映像を含め数種あるようだが、容易に入手できるのがこの82年盤だ。朝比奈は年明けの最初のコンサートでは大抵この曲を取り上げていたようだ。
1982年ライヴなので、まだ朝比奈のテンポに緩みはないようだが、第２楽章は13分ほどかかる。しっとりと聴かせてくれる。なお、氏がNHKのFM番組に出演した際に、この演奏録音を気に入っていたことを話していた。
朝比奈はこのコンサートが販売目的で録音されることを知らなかったようだ。演奏後、「え？今日の録音していたの？と驚きましたよ。」とか話していた（普通、許可を得てからの録音だと思うのだが...。）。
っということはステージ上等にマイク等は無かったのだろう。
「録音となると、どうしても身構えますな。それを知らないで振っていた。だから非常に自然な演奏。」
そんなことも言っていた。終楽章、最後の盛り上がりはティパニの強打からして凄い！金管の咆哮！ワーグナーのような世界！！
私は朝比奈のベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーはもとよりハイドン、モーツァルト、シューマン、チャイコフスキー、グラズノフ、マーラー、フルトヴェングラー..等、いろいろな演奏に接したが、
ドヴォルザークは聴けなかった。
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