高橋のブログ

不定期に..

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のカデンツァ

2012-07-22 21:43:16 | 日記

今日の飯守・新交響楽団の定期演奏会で松山冴花さんが弾いたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のカデンツァは、サン=サーンス版だったと思います。
若干、不安になってきた(^^;。


それだけ滅多に取りあげられないカデンツァです。

なぜ、今回のがサン=サーンス版だと確信したのは、数年前にルッジェーロ・リッチ盤をFMで聞いて録音して何回か聞き直したことがあるからです。
帰宅後、テープを捜したのですが、見つからず。でも多分、サン=サーンス版です。


一般にこの曲のカデンツァというとヨアヒム版、クライスラー版が有名ですね。
庄司さんを始め自作する方もいますけど。


その中でクレーメルはシュニトケ版を使っています。あのシュニトケです。

シュニトケ版は、カデンツァでベートーヴェンの交響曲第7番、ブラームスのヴァイオリン協奏曲の第1楽章、更にはベルクのヴァイオリン協奏曲等を引用しています。
ちょっとありえないカデンツァではあるのですが、なぜか説得力があります。



だいぶ前に、秋山・N響、そしてクレーメルの独奏でベートーヴェンを聴いたことがあります。この時、クレーメルはシュニトケ版に更に自作を書き連ね、
確か第1楽章は30分を超えた記憶があります。第1楽章が終わるや拍手が一部起きたり、場内がザワザワしたり...(^^;。


私は、もしや今回の松山さんはこのシュニトケ版を使うかも!!と期待していました。
それが意表に出て?サン=サーンスとは驚きました。



今日の新響の感想は明日以降に。昨日の真珠さんのVnといい、今日の松山さんのVn、そしてマーラー、素敵な週末を過ごせました。
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